吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/14 ●「次にも繋がらない」(カープ2018)

オリックスバファローズ8-2広島東洋カープ

3回戦(カープ3敗)

京セラドーム大阪(大阪ドーム)

 

勝利投手 金子千尋3勝5敗

敗戦投手 フランスア2敗

 

本塁打

(C)松山6号①新井3号①

(Bs)大城4号①

 

先発、フランスアは3回まで1安打投球も4回に捕まり5回1/3を自責点4。

打線は繋がりに欠け2得点で松山、新井の連続本塁打も空砲に終わる。

連夜の投手陣の崩壊による大敗でカード3連敗。

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昨年、薮田和樹と息詰まる投手戦を繰り広げた相手チームのエースである金子千尋に対して、こちらは先発不足から再びのチャンスを得たヘロニモ・フランスア

実績的にも状況的にも明らかに不利な組み合わせでしたので結果として予想を裏切らないものだったかと思います。

フランスアも3回までは良かったのですが、4回に四球絡みで自滅する辺りはこの投手も出来る仕事はせいぜいビハンドでのミドルリリーフ程度のものだったという事でしょうか?

ただ、それでもまだ3失点であり球数も80にも満たない状態でベンチが見切りをつけて一岡竜司を投入したのは近視眼的な判断だったと言わざるを得ません。

大体、今の一岡レベルでは到底抑えられないという事は勿論、あそこで一岡が抑えたとしても今の先発不足の状況からすると次に繋がるとも思えないからです。

ポコポコとホームランを浴びてQSを達成出来なかった福井優也のような投手ですらまともなレベルになってしまうのが今のカープの投手陣の現実。

ならば、未知数の投手を投げさせるのなら取り敢えずイニング完了までは我慢すべきだったでしょう。

7回表の武田健吾の種も仕掛けもない普通のファインプレーに難癖つけた挙げ句、相手ファンのラッキーセブンの応援を妨害した恥ずべき行為と合わせて、非常に割り切れないところです。

 

それにしても、このカード。

スイープを食らったばかりか、トータルスコアは24-8と投手陣が完膚なきまでにボコボコにされてしまいました。

しかも、さほど好調とは言えず打順も固定しきれていなかった相手打線の状況を考えると投手陣の酷さは極めて深刻です。

しかも、そんな状況でも2軍から呼べる若手はおらず、呼んだのが7回以降に登場した「終わった投手の展覧会」とも表現できるような投手ばかり…。

試合結果なんかよりそちらの現実の方にため息が出てしまいます。

6/13 ●「『あちらが立てばこちらが立たず』の典型」(カープ2018)

 

オリックスバファローズ12-5広島東洋カープ

2回戦(カープ2敗)

京セラドーム大阪(大阪ドーム)

 

勝利投手 近藤2勝1敗

敗戦投手 岡田5勝2敗

 

本塁打

(C)鈴木7号③

(Bs)T-岡田7号③8号③吉田正10号①小田2号①

 

先発、岡田は再三のリードを守れず4回1/3 8失点で試合を壊す。

打線は初回に鈴木誠也本塁打で先制するも中盤以降は沈黙。

先発始め、投手陣が悉く打ち込まれた末の大敗で2連敗。

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相手先発が広島出身の山岡泰輔なら、こちらは大阪出身大阪育ちの岡田明丈が凱旋登板…となる筈でしたが、これ以上にない恥知らずな投球であっさりと試合をぶち壊してしまいました。

今季、ここまで鳴りを潜めていた筈の一度崩れたら止まらない、例の「突発性メッタ打ち症候群」とも呼べる事象が再発した形です。

クリス・ジョンソンが復帰し、九里亜蓮福井優也という低迷していた投手もまずまずの内容を残したという流れをまるでぶった切るような愚行としか言いようがありません。

まるで「あちらが立てばこちらが立たず」の典型のようで、何とも難しいものです。

しかも、それを受けて明日、先発するのは、実績が一番薄く頼りないヘロニモ・フランスアというのですから尚更です。

 

今日はそれだけでなくリリーフ人も軒並み打ち込まれました。

岡田が走者を放置した状態でマウンドに上がったアドゥワ誠はともかく、永川勝浩、藤井皓哉はいずれもあっさりと失点。

特に藤井は簡単に走者を背負った後で痛打という以上は、リリーバーとして致命的と言わざるを得ません。

 

一方、打線は岡田が完全に試合をぶち壊すまでは5得点と得点を重ねました。

何より、9番1塁スタメンでどう考えても明らかに打線の繋がりの妨げでしかない安部友裕のような打者を置くという不可解極まりない起用をものともしなかったのですから上々の出来と言って良いでしょう。

明日の対戦は昨年も薮田和樹と凄まじい投手戦を繰り広げた好投手の金子千尋ですから、簡単に得点出来ないでしょうが…。

上記の通り、明日の先発が未知数のフランスアである以上は今日と同じくらい得点しないと勝てない以上はどうにかしてもらうしかありません。

6/12 ◯「悪くはないが…。」(カープ2018)

オリックスバファローズ4-1広島東洋カープ

1回戦(カープ1敗)

大阪ドーム(京セラドーム大阪)

 

勝利投手 アルバース8勝1敗

セーブ投手 増井1勝17セーブ

敗戦投手 福井1敗

 

本塁打

(C)新井2号①

(Bs)大城3号②ロメロ9号①

 

今季初先発の福井は6回4失点で試合を作れず。

打線はアルバースの前に新井の本塁打以外に見せ場なく散発2安打。

先発の差を見せつけられて同カード4年ぶりの敗戦で連勝を3で止める。

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ここまで何だかよく分からないうちに3年越しの9連勝。

つまり丸3年一度も負けた事がなかったバファローズに惨敗となりました。

そのカードでの勝利の中核を成したばかりか、更にはその時に発した言葉が流行語大賞を獲得すらした鈴木誠也が最後の打者というのも何とも象徴的な話です。

 

さてこの試合。

先発は福井優也で途中リリーフに登場したのが永川勝浩…。

言い方は悪いですがまるで「OB戦」のようなリーグ2連覇という快挙の中で、すっかり忘れられてしまった…というかお荷物でしかなかった投手たちが投げた試合。

しかし、実際はさほど両者ともさほど悪くはありませんでした。

福井はQSに届かなかった以上は、最低限試合を作れたとまでは言えませんが、期待するに値しなかった今の彼の実力ぶりから考えると5回終わって4安打1与四球3失点はむしろ、上出来の部類に入るでしょう。

もっとも、それはこれまで火曜日に先発してきた中村裕太の5回まですら保たない悲惨極まりない投球を見てきたから感覚が麻痺しているのかもしれませんが…。

また、内容的には悪くないのに結果的に失点を重ねてしまう辺りも何とも今の彼らしいもの…。

そうである以上は、この内容と結果をもって「次に期待」とまでは到底思えませんが、一応次回の登板の余地を残しただけでも今は良しとするしかありません。

何しろ、漸くクリス・ジョンソンが帰ってきたとしてもこのチームの先発は12球団最低レベルを漂っている事に変わりはないのですから。

 

勝負事に「たられば」はあり得ない言い訳に過ぎませんが、福井の投球を見ると、序盤に十分な援護を得られればと思うのは人情として仕方ないこと。

しかし、今日はセ・リーグの完全上位互換たるパ・リーグで最多の白星を誇るアンドリュー・アルバースとはさすがに相手が悪すぎました。

完封完投されなかっただけでも良しとするしかありません。

 

結局のところ全てにおいて「悪くはないけど」と言った言葉で終わってしまう試合。

しかし、そういう試合の後に落とし穴があるのも往々にしてある事です。

ちなみにこのカード。

3年越しに9連勝する前の年は全敗したり、それ以前は1イニング連続被安打の世界ワースト記録を達成されるなど散々でした。

それを考えると、この後がますます怖くもなりますが果たして?

6/10 ◯「『天才』と『伝説』」(カープ2018)

広島東洋カープ3-0東北楽天ゴールデンイーグルス

3回戦(カープ3勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 今村 2勝

セーブ投手 中崎17セーブ

敗戦投手 美馬6敗

 

本塁打

(C)西川1号③

 

先発、九里は5四球を与えながらも6回無失点で凌ぐ。

打線は美馬の前に沈黙も7回に西川の今季初本塁打で3得点。

連日の投手戦を制して、同一カード3連勝。

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前回、再三の援護を味方から貰いながら、無様極まりない投球で試合をぶち壊した九里亜蓮はこの試合での結果次第では中村裕太の後を追って一軍から去る事も考えられました。

しかし、結果的には4回まで無安打の6回無失点で予想外の好投で先発ローテーションに踏みとどまる事に成功しました。

もっとも、与四球は5と無意味に走者を出し続け内容的にはさほどの物でもなく、はっきり言って今季貧打に苦しむ相手チームの拙攻と、再三に渡る田中広輔のファインプレーに助けてもらったような形ではあります。

また、前回の反省からか無得点であっても100球間際になった6回の時点でさっさとマウンドから降ろしたベンチの判断の賜物とも言えるでしょう。

それにしても、前回の登板で無四球でありながらアレですから…何ともどう考えて良いのかよく分からない投手です。

そういうところを含めて次回以降も先発ローテーションもしくは一軍に踏みとどまれるかはまだまだ余談を許さない状況と思えます。

 

一方、その九里が対峙したのは昨年の対決で打線が為す術なく惨敗した美馬学

今季は未だに未勝利で苦しい状況の投手ではあるのですが、やはり苦手意識があるせいか打線はなかなか得点出来ず、7回に入ってからの西川龍馬の一撃まで待たねばなりませんでした。

その西川の一撃。

あれは完全にボール球で正直、初球から打ちに行くような球とは思えず、まさに「天才」らしい一発でした。

今季は、不振を極めた挙げ句、チームが12球団屈指の低レベルな三塁争いを繰り広げてしまっている最大の要因となっていた西川ですが今日は自身への過大な期待に多少なりとも応えてはくれました。

これまた上記の九里同様に余談を許さない状況ですが、次回以降に期待したいところです。

 

ところでこの3連戦はカープファンにとって大変感慨深い人物が帰ってきた試合でもありました。

その人物の名は栗原健太

退団以来では初のカープ以外のユニフォームを着ての来広でもあります。

現在、イーグルスの指導者として1軍打撃コーチである彼と前田智徳氏が談笑している時に丸佳浩松山竜平鈴木誠也らが集まって来た試合前の場面は本当に感動的でした。

残念ながら、主力としてカープの優勝に貢献するという事は出来ませんでしたが、あの試合前の光景は、旧市民球場時代から現在の球場に至る時代を股にかけて活躍してくれた4番であった彼の名が決して色褪せる事がない証左でしょう。

いまや観客動員数では国内スポーツ屈指の隆盛を誇るカープ

その根本には彼のようなスタンドで閑古鳥が鳴いた頃が最盛期だった「伝説」の存在があるということを上記の選手たち同様に私達も決して忘れてはいけないという事です。

6/9 ◯「不可欠な存在」(カープ2018)

広島東洋カープ2-1東北楽天ゴールデンイーグルス

2回戦(カープ2勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 ジョンソン4勝2敗

セーブ投手 中崎 16セーブ

敗戦投手 則本 4勝6敗

 

本塁打

(C)松山5号②

 

復帰後初先発のジョンソンは最後に先制を許すも7回1失点。

打線は則本の6回まで3安打と沈黙も松山の起死回生の逆転弾が飛び出す。

息詰まる投手戦を制して2連勝で、6カードぶりのカード勝ち越しを決める。

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夫人の出産に立ち会うために帰国していたクリス・ジョンソン。

ジョンソン夫人といえば、来日当初からジョンソンの慣れない異国での暮らしをバックアップして好成績に貢献したばかりか、ブログを通じてファンと夫を繋いでくれた「広報部長」でもありました。

そんな賢夫人の出産ですから、カープファン全員が祝福したのは言うまでもありませんが、

今日は自身の素晴らしい投球で生まれた子へ最大限の祝福を捧げる事にもなりました。

しかも、相手は4年連続の奪三振王にも輝いた球界屈指の右腕・則本昴大。

今季の成績こそ精細を欠いてはいるものの、長期欠場を経て最初の対戦相手としては大変分が悪い相手としか思えませんでした。

案の定、會澤翼を起用出来ない事に加えて恐らく西川龍馬の守備への懸念からか庄司隼人が起用された「7番以降は無条件アウトも同然」な打線では繋がらず…。

従って「6回まで持てば打線が何とかする筈」という約束事が通用せず、自身もほぼ毎回出塁を許すという苦しい展開ではありましたが…ジョンソンはしっかりと要所を抑えてくれました。

 

イニング毎に好不調の落差が激しい投手ばかりのこのチームにあって、こういう「さほど良くはなくてもイニングを消化できる」という投球は本当に貴重だと改めて実感します。

決して美しいとは言い難い最短距離で着弾した松山竜平の文字通り起死回生の本塁打は、こういう頑張りに対する天からのご褒美なのかもしれません。

もっとも、こういうスコアだと途端に客を楽しませ始めるジェイ・ジャクソンと中崎翔太の投球内容は逆にさらなる試練だったのかもしれませんが…。

 

6/8 ◯「小休止」(カープ2018)

広島東洋カープ7-0東北楽天ゴールデンイーグルス

1回戦(カープ1勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 大瀬良9勝2敗

敗戦投手 辛島3勝5敗

 

本塁打

(C)會澤6号①丸7号①

 

先発、大瀬良は不安定な初回を切り抜けると7回113球を無失点。

打線は、序盤に丸の2打点の活躍などで先行し終盤にダメ押しして7得点。

先発が久しぶりに試合を作る試合で勝利。

丸は史上492人目の1000試合出場達成。

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交流戦では12球団中ぶっちぎりで最悪の防御率を記録するなど、とにかく先発がまったくお話にならないのが今のカープ

そんな中で今日の先発で初の月間MVPに輝いた「一番まとも」な投手である大瀬良大地まで崩れると文字通り総崩れとなるところでしたが、結果的には先発が抑え打線が序盤から援護するという理想的な展開に持ち込む事に成功しました。

もっとも、初回からいきなり打ち込まれてピンチを招くなど序盤は冴えない投球で打線の援護と3回の丸佳浩の好捕がなければ打ち込まれた可能性もありましたが…。

依然として苦しい状態が続く先発陣でしたが、何とか小休止はできたようです。

しかし、こういう展開の試合でもジェイ・ジャクソンと中崎翔太を投入してしまう辺りはなかなか勝てそうな展開の試合を中盤まで作れそうにないという首脳陣の自信のなさの現れにも思えてきますね…。

 

打線に関しては、菊池涼介と「誰が何を投げても打てそうにない」と思えるぐらいに絶望的なぐらいに打てない美間優槻を除けば全体的に打ててはいましたが、今日は何と言っても丸佳浩という事に異論はありません。

先制打と本塁打含む2打点に加えて先述の好捕と、攻守両面で勝利に大きく貢献して自身の1000試合出場に華を添えた形です。

あれは2010年頃でしたか。

背番号63をつけた丸の打席を東京ドームかどこかで見たときは平凡な選手に見えて正直、周囲が彼に期待する理由が良くわからなかったのを記憶しています。

あれからチームを2連覇に導いたうえにリーグMVPという素晴らしい成績を経て1000試合出場とは…。

やはり、自身の見る目の無さを改めて実感する次第です。

 

また、絶好調の上記の美間とは正反対に野間峻祥も左投手をまったく問題にしない形で猛打賞。

得点圏でも打てるようになりましたし、どこまで続くか注目したいところです。

 

6/7 ◯「先発さえ忘れれば…」(カープ2018)

広島東洋カープ4-8北海道日本ハムファイターズ

2回戦(カープ1勝1敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 マルティネス 6勝4敗

敗戦投手 中村裕 3勝4敗

 

本塁打

(C)野間3号②

(F)レアード12号③

 

先発、中村裕太は3回に打者一巡の猛攻を浴びて2回1/3 7失点でKO。

打線は中盤以降に反撃し4得点も及ばず。

先発が早々に試合を壊して大敗を喫する。

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昨日の逆転サヨナラ打に続いて野間峻祥が本塁打を放ち、ヘロニモ・フランスアが4回2/3を自責点0という好投。

と、これだけ書くと何だか今日は好ゲームであったように見えます。

しかし、実際は上記の出来事がある前に先発投手が早々に試合をぶち壊してくれたのでその前に「先発の事さえ考えなければ」という文言が付随しなければなりません。

 

先発、中村裕太はここ最近の投球を振り返ると結果は勿論、内容でも到底先発はおろか、一軍で投げさせるべきではない投球しか見せてきませんでしたが、今日も案の定でした。

制球がまったく定まらず、苦し紛れに投げた棒球を痛打されるの繰り返しで7失点という無様に無様を塗り重ねる恥ずべき投球。

彼の投げた後に登板したフランスアが好投を見せたので「もっと交代が早ければ」という意見もあったかもしれませんが、私に言わせればそれ以前にこのような投手はとっくに登録抹消されているべきとしか思えませんでしたので、そちらの方の判断が遅きに失した事の方が納得いきません。

結局、薮田和樹同様にたいして改善の予兆なんてなかったにも関わらず、ダラダラ投げさせ続けて全てがダメになってしまった印象すら受けます。

彼は年間通じての活躍を期待するのは難しい1ヶ月程度の活躍がせいぜいなパートタイマーでしたのでこの結果はたいして驚きませんがむしろ、問題はそんな投手をいつまでも引っ張り続けざるを得ないチーム状況にあるのは言うまでもありません。

 

一方、上記で何度か書いた通りこの散々な試合での収穫といえばなんと言ってもフランスアでしょう。

投げれば投げるほどみるみる防御率が悪化していく高橋昴也などとは異なり、しっかり結果を残してくれました。

「捨てる神あれば拾う神あり」などという事ではないでしょうが、明日にでも登録抹消すべき中村裕太の後釜を考えるうえで良い材料になったかと思います。

もう一度先発にチャレンジさせるという点では勿論、今日の彼の投球を見る限り、ミドルリリーフにも耐え得る投球が続けられればアドゥワ誠を先発にチャレンジさせる事もできる可能性も出てくるという点でも有意義な結果だったかと思います。

まあ、大量ビハンドでしたから、今のところは絵に描いた餅なのは勿論ですが…。

 

もう一つのハイライトは2年前に横浜スタジアムで自身の500試合登板記念の試合で大炎上した挙げ句、記念の花束を貰って場内からの失笑と共に姿を消した永川の久しぶりの登板。

「永川の復活なくして優勝なし」と頑なに信じた私の何年か前の思いは見事に単なる勘違いでしかなかった事が証明された以上正直、今日が事実上の引退登板だとしか私には思えませんでしたが…。

「フォークが決まらない時の永川は自滅して打たれるだけ」というのは、一昔前は広島では幼稚園児ですら知っている事実でしたが、今日に関してはフォークはさほど投げておらず代わりにスライダー主体の投球。

それでいて無四球無失点で抑えた姿はまるで「死んだ筈の親戚が何だか小奇麗な格好で家の玄関に立っていた」かのようです。

低迷期のブルペンを支え続けた最年長投手が、ここから這い上がれればまた面白いし感動的すらあるのでしょうが…。

さてこの「帰ってきた親戚」はどうなるでしょうか…?