吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

9/13(金)●「残り少ない日々へ」(カープ2019)

読売ジャイアンツ5-1広島東洋カープ

24回戦(カープ13勝11敗)

東京ドーム

 

勝利投手 山口14勝4敗

敗戦投手 九里8勝8敗

 

本塁打

(C)-

(G)-

 

打点

(C)松山①

(G)岡本①小林①阿部①田中俊①

 

投手

※数字は失点

(C)九里③-塹江-遠藤②-中田-今村

(G)山口①-中川

 

先発、九里は安定を欠いて4回3失点で降板し3番手遠藤も2失点。

打線は松山の適時打で1点を返すのみで散発4安打の沈黙。

攻守で力の差を見せつけられる惨敗でカード初戦を落とす。

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残り2試合となった首位チームとの対戦カード。

相手チームの優勝マジックは「7」。

これは即ち、私達のカープが3年に渡って守り続けた「ディフェンディングチャンピオン」の名を名乗れる日々も残りあと僅かという事でもあります。

大変寂しい事です。

しかし、その残り少ない日々を惨敗でわざわざ短くしてしまった事はもっと寂しい事かと思えます。

 

ここまで苦しい先発事情を支えたばかりでなくキャリア初の二桁勝利まであと少しだった九里亜蓮でしたが、今日は制球が定まらない不安定な投球で早々に3失点。

残念ながらその望みは今日をもって事実上絶たれました。

もっとも、九里が前回同様の好投を見せたところで勝ち星を挙げられたかは疑問符がつきます。

何故なら、前回のカードから続く打線の低迷ぶりに歯止めが掛からないからです。

相手が今季リーグトップクラスの好成績を誇る山口俊が相手とはいえ3回終わって無安打で最終的には散発4安打の体たらく。

改めて「逆転のカープ」なる言葉は完全なる死語となってしまった事を実感します。

「残り少ない日々」

それはかつて精強を誇ったチームが衰えて力尽きる様を見つめるという事でもありますが…せめてどこかで意地は見せて欲しいものでもあります。

まあ、今のモチベーションが完全に消えたチームからしたら贅沢な願いでしょうが。

9/12(木)○「終わった人の冒険」(カープ2019)

広島東洋カープ3×-2中日ドラゴンズ

23回戦(カープ14勝9敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 フランスア7勝6敗12セーブ

敗戦投手 藤嶋2敗

 

本塁打

(C)長野4号①

(D)-

 

打点

(C)長野①松山①堂林①

(D)堂上②

 

投手

※数字は失点

(C)野村②-中村恭-菊池保-フランスア

(D)阿知羅②-又吉-福-ロドリゲス-藤嶋①

 

先発、野村は6回に力尽きるも2失点で試合を作りリリーフ陣は無失点。

打線は4回に長野本塁打で先制も以降は松山の適時打以外で追加点を奪えず。

9回裏に堂林の今季初の適時打がサヨナラ打となり、今季11度目となるサヨナラ勝ちでカード勝ち越し。

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先発とリリーフ陣が奮闘したにも関わらず、やる気のない打線が勝ち越せずあっさりと延長で敗れた昨日。

正直、今日もそれと同じような匂いが随所で感じられるぐらいに低調極まりない試合でした。

唯一違うところは今日の先発の野村祐輔には昨日先発した床田寛樹と異なり、援護のなさにさほど同情する必要性がない事ぐらいでしょうか。

特に3回裏無死1塁2塁という好機で菊池涼介鈴木誠也が披露したやる気の欠片も見られない打撃を見せられた時は心底呆れましたし、敗北を早々に悟って視聴を取りやめてしまいました。

で、思い直して終盤から視聴再開した途端にこの結末。

今季のカープは野球というスポーツが、どういうものなのか分からなくなるような試合が多々ありましたが、今日もその最たる例の一つでしょう。

 

分からないと言えば、劇的なサヨナラ打を決めた堂林翔太

かつての「未来の主軸」も内野と外野、一軍と二軍と行ったり来たりを繰り返す半端な立ち位置の冴えない中堅選手に成り下がってもう何年も経ちます。

その間にチームはリーグ3連覇を果たしましたが、彼はその中で脇役ですらないほとんど存在しない選手も同然でした。

それどころか今季は、年齢的に考えれば戦力外の可能性の方が高いぐらいです。

内野に再挑戦したにも関わらず、田中広輔の不振や西川竜馬のコンバートなどでチームの体をなさないぐらいに内野の層が危機的状況に陥った時期でもまったく一軍に呼ばれなかったという事実がそれを物語っています。

未だに彼の活躍を信じる熱心なファンには申し訳ありませんが、私にとっては彼は言わば完全に「終わった人」。

そんな訳ですから、その「終わった人」が一打サヨナラの場面で打席に立った時、私は正直、まったく期待しませんでしたし「何故、代打を出さないんだ!」としか思いませんでした。

それだけに、彼の見事なライナーが相手外野手のミットをすり抜けて外野フェンスを転々とした瞬間は目を疑いました。

しかも、この一打で相手チームの自力CSが消滅し、2位チームとのゲーム差が0となる結果ももたらした訳ですから尚更です。

 

とはいえ、昨日のショボい単打が無ければ荷物をまとめて一軍から去っていた筈の選手ですからチームに居場所がないという事実がこれで改善されたとも思えません。

そう思うには彼は無為な時間をあまりに長く過ごしすぎました。

従って、今日の奇跡も夏の終りの徒花とでも考えた方が普通なのでしょうが…。

それでも期待し続ける人がいる限りこの「終わった人の冒険」が良き結末を迎えるならばまたそれはそれで面白い事だとは思えてきます。

まあ、ないでしょうけれど…。

9/11(水)●「投げる不幸」(カープ2019)

広島東洋カープ2-3中日ドラゴンズ

22回戦(カープ13勝9敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 岡田3勝2敗11セーブ

敗戦投手 レグナルト6勝3敗

セーブ投手 祖父江3勝4敗1セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)京田3号①

 

打点

(C)鈴木①會澤①

(D)大島①福田①京田①

 

投手

※数字は失点

(C)床田①-中村恭-菊池保-フランスア-レグナルト①

(D)小笠原②-三ツ間-藤嶋-福-R・マルティネス-岡田-祖父江

 

先発、床田は5回に連打で2失点を喫し6回で降板。

打線は序盤に野選と適時打で2点を先行も以降は繋がらず。

延長10回にレグナルトが被弾し逆転負け。

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あれだけ敵地でコテンパンにされていたにも関わらず昨日の試合で年間勝ち越しを決めていたこのカード。

要因は、こちら以上に相手チームが敵地で弱い…というより1勝も出来ていないという事にありました。

今日も今日で相手がバッテリーミスを連発して「相性の良さ」を発揮するかに思われましたがそうはなりませんでした。

 

逆転負けではあります。

しかし、こちらは特に大きなミスはありませんでしたし、むしろ長野久義の好捕など随所で好プレーがありました。

追いつかれてしまったとはいえ先発投手はしっかりと試合を作りました。

しかし、それでもあっさり逆転負けを喫したという事実はもはや「相性」などというオカルトが介在し得ない今の両チームの戦力の差、実力の差という事かと思います。

主に繋がりも迫力もない打線と、質も層もどん底ブルペンという意味で。

特に昨日は3得点で今日は2得点ともうシーズン何度目か数えるのもバカバカしいぐらいの失速を見せている打線。

はっきり言ってやる気の欠片も見られないような打棒ばかりで、心穏やかにカープを応援したいと思うファンは是非こちらの攻撃の時間だけチャンネルを変える事をオススメしたいぐらいです。

残り10試合を切ってしまった訳ですからもう少しやる気を見せて欲しいと思えます。

 

それにしても、そのやる気のない奴らからの雀の涙程度の援護で投げ続けた先発の床田寛樹。

2点のリードを追いつかれてしまったとはいえ、あまりの不幸ぶりに責めるどころか可哀想になってきてしまいます。

残り試合を考えれば、悲願の二ケタ勝利の可能性は完全に潰えましたし、それどころか序盤の堂林のとんでもない送球を捕球した際に足を捻った可能性もあります。

伝統的に左腕の育成が下手くそなチームにあって積み上げたQSが15と歴代でもトップクラスの活躍を見せながら打線とリリーフ陣に自らのそれを消され続けて7勝…。

もはや「投げる不幸」と形容してもいいぐらいの悲惨さです。

こういう不運極まりないかわいそうな投手を作ってしまったのが今季このチームが失敗に終わった最大の要因と言えるのかもしれません。

9/10(火)○「The Catchと新記録」(カープ2019)

広島東洋カープ3-0中日ドラゴンズ

21回戦(カープ13勝8敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良11勝8敗

敗戦投手 梅津3勝1敗

セーブ投手 フランスア6勝6敗12セーブ

 

本塁打

(C)西川16号①小園4号②

(D)-

 

打点

(C)西川①小園②

(D)-

 

投手

※数字は失点

(C)大瀬良-フランスア

(D)梅津③-R・マルティネス

 

先発、大瀬良は3回以降は毎回安打を許すも抑えて8回無失点の好投。

打線は西川と小園の本塁打による得点に留まり3得点のみ。

守備でも要所で好プレーが出て守り勝ち2連勝で同カード年間勝ち越しを決める。

小園は高卒新人として本塁打数球団記録を更新。

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シーズン最後の長期連戦となる7連戦。

その初戦が読売、ベイスターズと「今をときめく優勝候補チーム」相手に脅威の6連勝を飾り文字通り破竹の快進撃を続けるドラゴンズ。

更に言えば、プロ初先発から3戦全勝とこれまた今もっとも勢いのある投手の一人、梅津晃大。

こちらの先発が8月16日に見事な完投勝利を掲げて以来、不振が続いていた大瀬良大地であった事もあり大変苦しい試合展開が予想されました。

試合が始まると残念ながら予想は半分は的中しましたが、残りの半分は大外れであった為に何とか勝利をものにすることが出来た形。

まず、まったく打てていない訳ではありませんが要所で勝負弱さと繋がりの無さが垣間見える打線は相手先発の俊英相手にまったく手も足も出ない展開。

西川竜馬の荒々しい一発と後述する小園海斗による驚異的な一発で、何とか3得点は出来ましたが、相手投手がプロ入りしてから7イニング以上を投げた経験がない事を考えるとどう考えても勝利に値するものではありませんでした。

特に1番から5番にかけては上記の西川の一発以外は安打は一切なしというお寒い内容は投手力の大きく劣るチーム事情を考えると改めて不安になってしまいます。

 

それらを振り払ったのが粘りの投球で8回無失点の好投を見せた大瀬良大地だったことは言うまでもありません。

相手先発にプロ初安打をあっさり許すなど内容的には決して完全復活と呼べるものではありませんでしたが、最小のリードだけしかない状況でよく耐えてくれたと思います。

「打線がまったく打てない」「先発も完璧とは言えない」という今日のような試合を守り勝てたのは勿論、守備での野手の貢献も大きいでしょう。

特に8回の西川の好捕は抜ければ失点するだけでなく、勢いを相手に完全に与えるほどのものでしたからまさに「The Catch」と呼んでも良いぐらいの好プレーでした。

とはいえ、やはりあれだけ1ヶ月近く低迷していた投手なのですから既に100球を超えていた7回で大瀬良は降板させるべきだったかと思えます。

非常に難しい場面でしたが今のこの「弱きチーム」がプレーオフを目指す為には、こういう勝てそうな試合にリソースを集中的に振り分ける事も必要かと思えます。

 

まあ、上記でグダグダと書きましたが…

この試合のハイライトは何と言ってもやはり小園の本塁打でしょう。

試合数を重ねる度に驚きを提供してくれるこの「麒麟児」は、遂に球団初年度の1950年以来破られていなかった高卒新人としての本塁打数を更新という快挙を成し遂げました。

この記録がどれだけ凄いかと言うと前の記録保持者である「紺田周三」の名前の記事がWikipediaに存在しないぐらいに古く破られ難い記録を更新してのけたという事に尽きると思います。

一軍初出場直後は消極的なプレーの挙げ句エラーを連発した守備も大胆さが出てきて返って安定してきた印象で、「プロのメンタルではない」「今季に関しては1軍での活躍を求めるのは酷」などと評した当時の私のような近視眼的で短絡的な人間をあざ笑ってくれているような姿も頼もしい限りです。

勿論、その影には三好匠のような良きライバルがいる事もありますから、このまま最後まで驚きを提供して欲しいものです。

9/8(日)●「クリス・ジョンソンは山」(カープ2019)

広島東洋カープ3-2阪神タイガース

24回戦(カープ12勝12敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 ジョンソン11勝7敗

敗戦投手 岩貞2勝4敗

セーブ投手 フランスア6勝6敗11セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)長野②松山①

(T)マルテ①糸原①

 

投手

※数字は失点

(C)ジョンソン-菊池保-中村恭②-フランスア

(T)岩貞②-ドリス①-島本-岩崎-ジョンソン

 

先発、ジョンソンは6回無失点の好投も3番手中村恭が2失点。

打線は長野の適時打で3回に先制し5回には松山の適時打で追加点も以降は沈黙。

8回途中から登板のフランスアの活躍で辛くも逃げ切り2カード連続の勝ち越し。

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残りの試合数を考えれば、この試合に敗れた場合3位以上は大変苦しいという状況に陥る可能性があったこの試合。

質・量とものボロボロの先発陣の窮状を象徴するかのようにクリス・ジョンソンが中4日でマウンドに上げるというなりふり構わずの起用をベンチは見せました。

前回が8回無失点とはいえ111球を投げただけに大変苦しい投球となるのではと危惧しましたが、まったくの杞憂でした。

6回を73球無失点でまとめるという期待以上の働きで逆転Aクラスを目指す相手チームに立ちふさがった形。

昨日、先発した薮田和樹に代表されるようにもはやまともな投手でローテーションを組む事すら難しい現状のチームにあって、この山の如く盤石な左腕の活躍はまさに救いの神であり砂漠の水でした。

正直、今の先発ローテーションで来週の7連戦を乗り越えられるとは到底思えませんが、このジョンソンの投球が呼び水になって試合を作れる場面が増える事に期待したいものです。

 

一方、打線は珍しく4番打者らしい仕事を果たした長野久義の適時打が飛び出すなどしましたが、3得点はかなり冴えないものだったかと思います。

今日のように試合を作れる投手が限られている以上は序盤からの加点は必須である筈なのですが…やはり11安打放ちながら僅か3得点に終わった昨日同様に繋がりに欠けるきらいがあります。

 

こうして今月最初の危機を乗り越えることには成功しましたが、攻守共に問題しか見当たらない現状を考えるとまだまだ厳しい試合は続くかと思われます。

9/6(金)○「嫌な予感が漂うも…」(カープ2019)

広島東洋カープ6-3阪神タイガース

22回戦(カープ11勝11敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里8勝7敗

敗戦投手 高橋遥3勝7敗

セーブ投手 フランスア6勝6敗10セーブ

 

本塁打

(C)會澤11号①

(T)-

 

打点

(C)會澤③菊池①スズキ①メヒア①

(T)糸原①

 

投手

※数字は失点

(C)九里③-菊池保-フランスア

(T)高橋遥⑥-守屋-望月

 

先発、九里は6回に一挙失策絡みで3失点も7回を自責点1の好投。

打線は2回に會澤の本塁打で先制すると3回には打者一巡の猛攻で5得点。

序盤の大量得点で逃げ切り勝利し15試合ぶりの連勝。

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8月以降の低迷でリリーフ陣が完全崩壊したカープ

そんな状況試合前に長らくカープブルペンを支え続けた永川勝浩が現役引退を発表というニュース。

今のカープの状況を考えると何とも象徴的でもあり皮肉でもあります。

そういう訳ですからこのチームが勝利するには序盤から出来るだけ多くの得点を入れる事が必須事項。

何しろ僅差のリードを継投で凌ぐなんて事は絶対に無理なのですから…。

 

その点で考えると序盤から打線が繋がり思った以上に得点が出来たのは理想的な展開ではありました。

 

また、理想的といえば今日の先発の九里亜蓮

ここまで非常に粘り強い投球を見せてはくれていましたが、今日もその本領を上手く発揮してくれました。

6回には適時打で失点した直後に三好匠の考えられないような落球より更に2失点を喫し、どう考えても「嫌な予感」しかしませんでしたが…。

その後も7回もマウンドに上がって100球を超えても集中力を切らさず7回で自責点1と素晴らしい結果を見せてくれました。

上記のとおり、僅差のリードを守りきれるリリーフなど皆無なチームにあってこれだけ長くマウンドを守りきった事は大きな価値がありました。

また、8回に登板した「現状のリリーフ陣で一番まともな投手」こと菊池保則も5試合連続無失点で、最終回のヘロニモ・フランスアへ繋ぐ事が出来たのも大きかったかと思います。

中盤以降はいつ逆転されてもおかしくない危うさしか感じられないチームにあって、こういう試合が出来れば良い結果も出るというものです。

もっとも、明日以降はそうはいかないでしょう。

前回のカードで最下位のチーム相手に遮二無二勝ち越す為に表ローテを使い切っている状況で明日以降の2線級の先発が今日の九里のような投球が出来る筈がないからです。

勝利の喜び以上に大変厳しい現実を感じます。

9/4(水)●「約束事がない弱さ」(カープ2019)

東京ヤクルトスワローズ11×-7広島東洋カープ

22回戦(カープ12勝10敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 マクガフ6勝3敗8セーブ

敗戦投手 6勝6敗9セーブ

 

本塁打

(C)鈴木26号①長野3号①安部8号①

(S)中村5号①村上32号③山田哲33号④

 

打点

(C)松山②長野③鈴木①安部①

(S)中村①村上④山田哲⑤バレンティン

 

投手

※数字は失点

(C)大瀬良②-島内④-中村恭①-菊池保-フランスア

(S)小川⑤-大下-平井②-ハフ-梅野-マクガフ

 

先発、大瀬良は不安定な投球で、5回2失点で降板し2番手島内が4失点。

打線は鈴木、長野、安部の一発攻勢で序盤から得点を重ね逆転直後にも追いつく。

最終回にフランスアがサヨナラ満塁弾を浴び最大4点差を逆転される惨敗。

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試合前に昨シーズンで退団したブラッド・エルドレッドの引退セレモニー実施と球団駐米スカウトへの就任が発表されて盛り上がったカープファン。

それにひっぱられるように低調だった打線は初回から得点を重ね、長野久義安部友裕の連続本塁打などで一気に試合を決めると思われましたが…。

その後は昨日、クリス・ジョンソンが素晴らしい投球を繰り広げて雨天中断にも関わらず試合をあっさり幕引きしたのとは逆に今日はチンタラと失点を重ねた末の大逆転負けという無様極まりない結果に終わりました。

その要因は勿論、先発の大瀬良大地の不調。

前回の中5日登板を経ての10失点ですっかり調子を崩してしまったかのようで思った以上に重篤にすら見えます。

正直、残りの登板数を考えると立ち直るのは困難にすら思えます。

また、2番手で登板した島内颯太朗は明らかな実力不足を露呈した形です。

はっきり言ってどう考えても3点差でマウンドに上げて良いレベルの投手ではないのですが、それでもこんな投手を起用しないといけないのはそれ以上に適材がいないという現実ゆえです。

以降も、菊池保則以外はまったくお話にならない投球で5回以降だけでなんと9失点という結果。

ブルペンが完全崩壊し、試合を勝ちきる為の約束事が何一つないチームの無残さをただただ見せつけるだけでした。

正直、こういう展開で勝てないチームが得られるものなどあろう筈もありません。

この残骸の向こうにはかつての「住処」だったリーグ下位が広がっていると言えるでしょう。

やはり今週も…というか今シーズン最後まで苦しい試合だらけになると改めて想像できます。