吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/29(水) ○「今さらな完封勝ち」(カープ2020)

広島東洋カープ2-0中日ドラゴンズ

8回戦(カープ5勝3敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 野村1勝

敗戦投手 松葉2勝1敗

セーブ投手 フランスア1敗1セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠9号②

(D)-

 

打点

(C)鈴木誠

(D)-

 

投手

※数字は自責点

(C)野村-フランスア

(D)松葉②-谷元

 

先発、野村は5回までパーフェクト投球で8イニング無失点の好投。

打線は4回まで無安打に抑えられ6回に鈴木誠也本塁打で先制も追加点なく2得点。

最終回をフランスアが3者連続三振で切って今季初の完封勝利。

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前回登板で勝敗が付かなかったものの6イニング1失点に抑えた野村祐輔に対して思った感想は「次は普通に打たれるだろう」でした。

しかし、予想に反して彼は前回首位を独走し早々と優勝を手中にしかけている読売相手に無失点だった好投手・松葉貴大との投げあいに勝ったばかりか8イニングを無失点という昨日の九里亜連以上に意外過ぎる結果と内容。

主戦投手であったのは遥か昔の「くたびれ果てたロートル」に過ぎなかった彼に未だにこんな力が残されていたとは思えなかったので素直に驚きです。

とはいえ、点差は僅かに2点という事もありましたから彼が降板した後の注目は「今日は誰が投げて逆転されるのだろうか?」という事だったかと思います。

来場したファンに気を使って球団は8回が終わった時点で帰宅を促すアナウンスを流すべきとすら思えるほど信頼感の欠片もないブルペンから出てきたのはヘロニモ・フランスア

恐らくは場内にいた多くのファンはため息を付いたでしょうし、私も試合の視聴を取り止めましたが…これまた3者連続三振という拍子抜けするぐらいの意外過ぎる結果となり、たった一晩で彼は「チームのセーブ王」になりました。

恐らく彼はあまりにも試合の進み具合が早すぎたから自分が投げるイニングが最終回である事を上手い具合に忘れていたのかもしれません。

とはいえ、1番の驚きはこの試合が今季、あまりの投手陣の惨状からもはや見ることはないだろうと思えたチーム初の完封勝利となった事でしょう。

上本崇司がプロ生活で7年ぶりに二塁打を打った事が霞んでしまうぐらいに…。

相手チームの選手やファンにはこんな事を言っては申し訳ありませんが、正直これだけ酷い投手しかいないチームから1点も取れないプロ野球チームがこの世界に存在するなんて思いませんでした。

もっとも、こんな今季の順位がほぼ確定したような状況で今さらそれを見せて一体に何になるのかという疑問もあります。

これが巻き返しのきっかけになると思えるぐらいの期待や機会は既にとっくの昔に通り過ぎたのですから。

まあ、大量得点で負けまくるのが日常のシーズンにあってこんな徒花もあるのでしょう。

07/28(火)●「リクエスト以前の問題」(カープ2020)

広島東洋カープ2-3中日ドラゴンズ

7回戦(カープ4勝3敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 岡田1勝2敗

敗戦投手 塹江1勝1敗

セーブ投手 R・マルティネス1勝4セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)阿部

 

打点

(C)松山①會澤①

(D)阿部①ビシエド①A・マルティネス①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①塹江②菊池保-一岡

(D)福谷-佐藤②-岡田-祖父江-R・マルティネス

 

先発、九里は序盤に安定した投球を見せると以降も凌いで7イニング1失点。

打線は7回に松山と會澤の連続適時打で逆転に成功も2得点に留まる。

逆転直後の8回に塹江と菊池保則が逆転を許して惨敗。

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投手陣が完全崩壊して久しいカープのファンとしては先発が試合を作れない試合というのはもはや見慣れた景色でしかない訳ですが…今日に関しては九里亜連が良く投げてくれました。

開幕1試合目以降はまったく試合を作れず、本来なら先発ローテーション剥奪はおろか、由宇での生活をスタートさせていた筈が投手不足により、惰性で先発を続けているレベルの投手がこれほどの投球を今更見せるのは何とも不可解であり不条理ではあります。

まあ、だからといって、今までが今までですから今日の投球をきっかけに彼が次回以降完全に立ち直ってくれるなんて毛ほども思えないのもまた確かですが…。

 

しかし、これほどの驚きがあったにも関わらず、試合はあっさり落として最下位転落と相成りました。

やはり、珍しく先発が試合を作っている状況で打線が1年ぶりに先発している投手を打てないとこうなる…ともっともらしく言いたいところですが、例えあと1、2得点程度できたとしても打撃投手以上に「相手打者に気分良く打って貰う事が仕事」と化しているプロ野球史上最低最悪の呼び声高いリリーフ陣を前にしては8回以降でやはり大逆転負けが待っていた事は想像に難くありません。

また、8回表には完全にセーフのタイミングであったにも関わらずリクエストで判定が覆るという悲運もありましたが、それもこの試合の結末に関する全てではないでしょう。

微妙な判定にはなりましたが、あれは1塁から生還した大島洋平の走塁の見事さと會澤翼の腰が引けたプレーによるものに過ぎませんし、そもそも2死1塁で不用意に長打を打たれる投手が悪いとしか言いようがありません。

更にいえば、その辺のアマチュアチームにも劣るこのチームの9回に投げる投手のレベルを考えれば9回に逆転される予定が少し早まった程度にしか思えないでしょう。

 

もっとも、打たれた塹江敦哉に関しては今季、大方の予想に反して良く頑張ってはくれた投手ですから必要以上に責められるものではありません。

しかし、みるみる悪化していく防御率をはじめとする諸数値を見るともはやその頑張りも限界かと思えます。

開幕前は「左腕でボールが投げられる事」と「英検2級を取得している事」ぐらいしかこれといった特長がなかったこの塹江のような投手が頑張ってくれているうちに実績ある投手たちが調子を取り戻すどころかほぼ全員消えた事が今季最下位に終わった最大の原因なのは言うまでもありません。

 

あ、シーズンは、まだ90試合近く残っているのでしたっけ…?

まあ、6位に関してはもう順位が変わる事はないかと思えるので別に良いでしょう。

07/26(日) ○「開始40分で試合終了の筈が…」(カープ2020)

横浜DeNAベイスターズ6-10広島東洋カープ

8回戦(カープ4勝4敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 菊池保1勝1セーブ

敗戦投手 山崎3敗6セーブ

 

本塁打

(C)堂林6号②會澤1号①2号④

(De)梶谷6号③オースティン4号①

 

打点

(C)安倍①松山①堂林②會澤⑤鈴木誠

(De)ソト③梶谷③

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤⑤-島内-中田①-薮田-DJ・ジョンソン-一岡

(De)平良③-石田-パットン②-三嶋-山崎⑤

 

先発遠藤は2回に集中打を浴び5失点でそのまま降板も以降はリリーフ陣は1失点のみ。

打線は8回に反撃を開始し、會澤の2打席連続本塁打などで逆転に成功。

残り2イニングで6点差を逆転する劇的な展開で連敗を止める。

大盛がプロ初安打を記録。

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ここ2試合お世辞にも試合を作っているとは言わなくとも一応試合を台無しにはしない程度の投球を見せていた遠藤淳志があっさり5失点を喫するまでの40分。

初回と2回に得点圏に走者を進めておきながら鈴木誠也や、會澤翼がやる気の欠片も見られない打撃を見せていた事もあり、このサッカーの試合で言うところの前半にも満たない時間が経過した時点で試合の結末は既に決まったかに思えました。

その後も、島内颯太郎が2イニングを無失点で抑えた事ぐらいしかポジティブな部分がさほど見当たらず、ただただチーム全体のやる気の無さを露呈しているだけの試合でした。

8回までは…。

ですが、8回以降の2イニングに3本の本塁打を含めて一気に10得点ももぎ取るという考えられないような展開を見せて6点差をひっくり返すという劇的な展開。

特に終盤2イニングだけで今季初本塁打を含める2打席連続本塁打で5打点を挙げた會澤翼の活躍は序盤の適当な打撃を見せていた選手と同一人物なのかどうかすら、疑わしいと思えるレベルです。

ビジターでの大逆転劇としては正直、2017年の神宮球場でのいわゆる「七夕の奇跡」に匹敵するような試合と呼べるでしょう。

 

しかし、その割には劇的勝利の高揚感や前途への期待がさほど感じられません。

それは、チームがこれだけ負けを重ねているという状況もありますがその裏に見せた一岡竜司の無様極まりない例え10点差あっても足りないと思えるぐらいの投球のせいでしょう。

結果的には無失点でしたが、1死1・2塁の時点で塹江敦哉を投入するべきだったように思えますし、會澤の9回での当たりが本塁打でなく単なる適時打だった場合は間違いなく一昨日と同じ結末が待っていた事は分かりきった事実です。

正直、次回最終回で登板する投手が彼でない事を祈りたいとしか思えません。

8回に関しては菊池保則が「最終回に登板さえしなければ優秀な投手」である事を改めて証明してくれたという僅かなりとも前進はありましたが…。

どういう状況でも9回には4点差以上をつけないと勝つ見込みがないというのは大変重たい事実です。

それが、恐らくこの劇的な勝利の余韻がさほどでもない理由である事にまず間違いはないでしょう。

07/25(土) ●「打率は稼いでも」(カープ2020)

横浜DeNAベイスターズ6-2広島東洋カープ

7回戦(カープ3勝4敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 今永3勝2敗

敗戦投手 床田1勝3敗

 

本塁打

(C)

(De)乙坂1号③

 

打点

(C)田中広①

(De)佐野①宮崎①ロペス①乙坂③

 

投手

※数字は自責点

(C)床田③-薮田③-中田-島内

(De)今永①-エスコバー-山崎

 

先発、床田は初回から失点を重ね5イニング3失点で降板。

打線は田中広輔の内野ゴロと敵失による2得点に留まる。

攻守ともに拙い試合の末に惨敗し2連敗でカード負け越し。

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昨日の衝撃的な逆転サヨナラ負けに加えて主戦投手である大瀬良大地の登録抹消…と事実上の終戦を迎えたチームにあって不調とはいえエース格との対戦でしたが…当たり障りのない普通の惨敗でした。

今日の先発は防御率6点台というローテーション投手としては到底考えられない数字を誇る床田寛樹。

初回にいきなり失点を喫して早々と試合の趨勢を決してしまいましたが、一般的なプロ野球の投手としてはともかく、今の彼の実力を考えると5回3失点は上々の結果と呼べるかと思えます。

また、とっくの昔に完全崩壊しているブルペンにしても2番手薮田和樹があっさり無様に3失点した事もまあ、予想の範疇でしょう。

しょせん彼らは無様に負ける為に試合をしているに等しい程度の試合しか出来ないのですから。

 

そうなると、今日の問題と興味は田中広輔のショボい内野ゴロと相手のエラーによる2得点しか出来ない打線になります。

今日もチーム打率こそリーグトップではありますが、得点はリーグ3位に留まる「こけおどし打線」らしい上辺だけの攻撃を披露。

7回には無死満塁という好機で連続三振含める拙攻で得点出来なかったのは重大です。

はっきり言って、昨日の事で糸の切れた凧のように選手全体がやる気を完全に失ったとしか思えません。

特に得点圏でやる気の欠片も見られない適当な打撃を見せ続ける田中広輔に代打を送れない現実は大変重たいものがあります。

何故か、ここに来て1軍に中村奨成を呼びましたが、本当に呼ばれるべきは内野手なのではないかと思えるぐらいです。

まあ、呼べるレベルの選手が皆無というのもあるのは勿論承知はしていますが…。

 

打率3割超えを4人も要するチームでありながら、攻守ともに勝利に拘る気概が一切感じられない試合。

すでに私自身このチームの上位は諦めはしましたが…選手からも率先してそれ以上にやる気がない様を見せられるのにはさすがに困惑します。

 

07/24(金)●「事実上の終戦へ」(カープ2020)

横浜DeNA9×-6広島東洋カープ

6回戦(カープ3勝3敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 国吉1勝1敗

敗戦投手 一岡1敗1セーブ

 

本塁打

(C)ピレラ5号②

(De)ロペス4号①佐野3号④

 

打点

(C)鈴木誠①松山①ピレラ②西川①堂林①

(De)ロペス③宮崎①梶谷①佐野④

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-ケムナ①-薮田-フランスア-塹江①-一岡⑤

(De)上茶谷④-石田-パットン②-国吉

 

先発、大瀬良は2回終了後に緊急降板も、ケムナが3イニング1失点に抑える。

打線は6回にピレラの2試合連続逆転弾が飛び出し以降も加点し6得点。

2点差で迎えた9回に土壇場で一岡が試合を壊してサヨナラ負け。

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今季は冴えない試合が続いたカープでしたが、今日の試合で遂に決定的な「糸」が切れた…そう考えたのは私だけではないでしょう。

 

大瀬良大地が2回で緊急降板するというアクシデントが発生したものの、緊急登板のケムナ誠が3イニング1失点とそのショックを最小限に抑える好投を見せてくれました。

また、その後の継投も最近疲れが見え始めた塹江敦哉が不用意にも一発を浴びるも良く抑えてくれたとは思います。

打線にしても16安打で6得点という相変わらずの効率の悪さは目立ちますが、勝ち越された直後にホセ・ピレラが逆転弾を放ち以降も追加点を上げるなど投手陣の奮闘に最低限応えてくれていたとは思います。

こうして、主戦投手に起こった不足のアクシデントをチーム全体でフォローして勝利するというキレイで美しいシナリオで試合は推移していたのですが…最後の最後で一人の愚か者が全てをぶち壊してしまいました。

とはいえ、前任者のテイラー・スコットや菊池保則ですら軽く凌ぐ程の酷い投球を見せた一岡竜司については、所詮はクローザーが務まるような器ではない事は勿論、前回のセーブも単なるまぐれである事は分かりきった事実でしたからさほど驚くに値はしないでしょう。

それにしても、大変な事態になりました。

先発ローテーションで唯一のまともな投手であった筈の大瀬良は病院で診察を受ける事になりました。

軽傷である事を祈りたいですがどこが故障したかの詳しい発表がない為、登録抹消の可能性も十分あります。

また、一岡の大失態によりクローザーについても今一度のブルペン全体でシャッフルをする必要も出てきました。

すなわち、先発・リリーフ全てのあらゆる面でカープの投手陣は完全に崩壊し、まともなシーズンに戻る為の芽が完全に消えたという事を意味します。

 

また、今季に関してはプレーオフもない事ですし、チームがこうなった以上は、誠に残念ながら個人的には早々と「終戦」を宣言したいと思います。

残り3ヶ月にも渡る消化試合が明日からは始まる訳ですが…それは個々の選手の活躍を眺める機会として捉える事と考えましょう。

また、同時に球団の補強の失敗に加えて監督・コーチの力量不足など、この愚かで不愉快な事態を引き起こした「戦犯探し」については折に触れて考えて行きたいと思います。

07/23(木)○「ようやく2セーブ目…」(カープ2020)

阪神タイガース2-4広島東洋カープ

5回戦(カープ1勝3敗1分)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 森下2勝1敗

敗戦投手 藤浪1敗

セーブ投手 一岡1セーブ

 

本塁打

(C)ピレラ4号④

(T)大山6号②

 

打点

(C)ピレラ④

(T)大山②

 

投手

※数字は自責点

(C)森下②-フランスア-塹江-一岡

(T)藤浪④-望月-藤川-伊藤和

 

先発、森下は初回に2失点も以降は抑え6イニング10奪三振2失点で試合を作る。

打線は5回まで無得点の拙攻も6回にピレラの満塁弾が飛び出し逆転に成功。

7回以降はリリーフ陣が無失点で抑え逃げ切り今季阪神戦初勝利。

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コンディション不良で2軍で調整していたルーキー森下暢仁が苦しみながらも試合を作ったうえで、20打席連続無安打が続き、開幕当初の輝きが完全に失われていたホセ・ピレラの意外過ぎる劇的な本塁打で逆転に成功した後、私を含めて多くのファンはこういう考えが去来した事でしょう。

「素晴らしい!見事な逆転だ。…だが、いつ逆転されるのだろうか?」と。

何しろ、開幕1ヶ月以上経過しているにも関わらず、チームの投手陣全体で稼いだホールドは1桁でセーブ数に至っては僅かに1。

その1セーブ目を記録した菊池保則にしても、もはや能力的には自他共にクローザー失格である事は認められた事実ですが、代わりになりそうな投手すらいない惨状。

ましてや、7回以降続いた追加点の好機もことごとく潰していたのですから、相手チームとしてもあとは「試合を台無しにする係」事、球界最低最弱のカープブルペンから楽々と逆転する素地は出来ていた筈です。

しかし、何故かそうはなりませんでした。

 

どう考えてもその辺のシート打撃の投手よりも長打を打つ事が容易にしか見えないヘロニモ・フランスアは7回に満塁のピンチで相手打者が突如パニックを起こして-としか言いようがありません-ボール球を振り回して三振に倒れるという幸運がありました。

また、8回に投げた塹江敦哉は鈴木誠也の好捕に助けられました。

これらを受けて注目の最終回に菊池保則に代わってクローザーを努めたのは一岡竜司

佐々岡真司監督は色々と状況などを見て考えたなどと主張していますが、菊池保則をクローザーから外す以上は、実績などから考えても事実上の一択でしょう。

一岡は、それなりの投球を見せて何とか試合を終わらせチームにとってはもはや満塁ホームランよりも貴重になった今季2セーブ目をもたらしましたが正直、リリーフ陣がこれをきっかけに安定してくれるとは到底思えません。

というより試合終盤にあれだけポコポコ打たれ続けていたのですから、たまには抑えてくれるという事です。

一応、あんな投手たちでもプロ野球選手なのですから…。

まあ、今日のところは貴重なものが見られて幸運だった…としか言いようがないです。

07/22(水) △「幸運が積み重なっても」(カープ2020)

阪神タイガース3-3広島東洋カープ

4回戦(カープ3敗1分)

阪神甲子園球場

 

勝利投手-

敗戦投手-

セーブ投手-

 

本塁打

(C)-

(T)サンズ5号①

 

打点

(C)メヒア①會澤①

(T)サンズ②近本①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村①-一岡-塹江①-菊池保①-DJ・ジョンソン

(T)ガルシア①-岩崎-スアレス-馬場

 

先発、野村は被安打5ながら6回を1失点に抑えて試合を作る。

打線はメヒアの適時打で先制も以降は拙攻で8回まで1得点。

最終回に相手の失策から逆転も菊池保則が救援に失敗し引き分けに終わる。

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延長10回裏、その勇壮なヒゲ面とは裏腹にプロ入りして3打点しか上げてない今季初打席の守備固め選手相手にビビりまくってボールが先行するDJ・ジョンソンの無様で滑稽な姿を嘲笑しているうちに試合は終わり何とか負けずに済みました。

大量失点かつ大差で敗れる為に試合に望んでいるに等しい今季のカープにしては中盤まで1失点で同点という珍しく締まった展開となった試合。

すっかり「過去の人」と化して恐らく存在自体を忘れているファンも少なくなかったであろう今季初先発の野村祐輔が意外にも試合を作ってくれました。

大瀬良大地以外の先発投手がQS以上を記録するのは、実に6月28日の森下暢仁以来の事ですから驚きです。

もっとも、この右腕が昨年オフに明らかにキャリアの下り坂であったにも関わらずFA宣言を匂わせた挙げ句高額な契約を球団から勝ち取ったにも関わらず事実上、チームのシーズンが終了してからようやく先発マウンドに立ったという経緯から考えれば特にこれといった感動も感慨も湧いてこないのもまた事実ではありますけれども…。

まあ、恐らく次回は普通に打たれるでしょう。

 

この野村の意外すぎる好投に次いで序盤は、得点圏打率0.050のアレハンドロ・メヒアが適当に振り回したバットにボールが命中して適時打になるという幸運もありましたし、土壇場9回1点差の場面では大山悠輔の考えられないようなエラーがきっかけで逆転劇も起こりました。

…しかし、ここまで幸運を重ねたにも関わらず結果はいつもと同じ。

嫌そうな顔でマウンドに上がって試合を台無しにしてベンチに戻る事が日課になった菊池保則の救援失敗で勝利をあっさり手放してしまいました。

土壇場で逆転されたにも関わらず、相手チームには焦りや失望はおろか、近所の店でラーメンを食べに外出するよりも気軽に逆転が可能であるかのような余裕すら感じられましたが…案の定の結末です。

正直、エラーを献上してくれた大山は実はあまりに相手チームに手応えがなかったのでわざと試合を長引かせたのではないかとすら思えてくるレベルの酷さで、かえって10回表の鈴木誠也のやる気のない打撃に代表されるようにもはやチーム全員の心は完全にへし折られてしまったようにすら思えます。

しかし、これがあと90試合以上も続くのですから大変な事です。