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カープと趣味の日記

10/2 ●「大荒れの最終戦」(カープ2017)

横浜スタジアム13-7広島東洋カープ

25回戦(カープ1213)

横浜スタジアム

 

勝利投手 ウィーランド 102

敗戦投手 中村祐 54

 

本塁打

(C)曾澤6号③田中8号①

(BY)ロペス30号②筒香27号①28号①ウィーランド3号①梶谷21号①

 

大乱調の先発岡田が、37失点でKOされると後続も悉く打たれ13失点。

打線は一発攻勢で逆転、同点に持ち込むも空砲。

投手総崩れの大荒れの試合で敗戦し2年連続リーグ全球団勝ち越しを逃す。

田中は球団史上初、遊撃手として2年連続フルイニング出場達成。

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2年連続での「レギュラーシーズン完全優勝」がかかった試合でしたが、大荒れの試合の中で見事に夢と散りました。

本質的にはこの試合は消化試合であり調整の場。

しかし、それを差し引いても残念に思えるのならばその責任は専ら、先発の岡田明丈にあるでしょう。

初回から4失点なら「いつもの『突発性打ち込まれ症候群』が初回から出たか…。」で済むかもしれませんが、曾澤翼の劇的な逆転弾が逆転弾の直後に投手に逆転弾を打たれる時点でもはやそれ以前です。

打ったジョー・ウィーランドは確かに対カープ戦では「投手なのに打者としてだけカープキラー」という不可思議な存在ではありますが、そもそも逆転して貰った直後にあっさり連打を浴びる時点で論外でしょう。

大変残念ですが、今日に限らずここ最近の低迷ぶりを鑑みても、岡田はプレーオフ以降では起用できないという事がはっきりしたと言いきって良いかと思えます。

 

この岡田の無様極まりない投球に引きずられるかのように残りの投手も、軒並み総崩れ。

今日の試合に投げた投手は軒並み5試合目以降の先発か、ビハンドでの登板がせいぜいな投手が大半ではありますがそれにしても残念です。

特に佐藤祥万に至っては本人やそのファンの皆さんには大変申し訳ありませんが、これが現役最後の登板と見なすべきでしょう。

 

もっとも、その祥万の後を受けて決定機的なピンチを防いで「泥中の蓮」の如く輝いた藤井

晧哉のような例外は無きにもしも非ずですが、全体的には戦力の上積みは皆無と言って良いでしょう。

決して選手の層や質としては万全とは言えない状況だけに重苦しさすら感じます。

まあ、今後のフェニックスリーグ含めた調整に期待するしかないですね。

 

ところで、この試合で田中広輔は遊撃手としては球団史上初の2年連続フルイニング出場。

これは、これまで球団の歴史を彩ってきた高橋慶彦や、野村謙二郎といった名選手たちですら辿り着けなかった快挙。

今季のチームが投手陣は勿論、野手陣においても昨季に比べて故障者が少なくなかったにも関わらず転落を免れたのはこの田中含めた「タナキクマル」というセンターラインが安定したパフォーマンスを発揮したからに他なりません。

特に、特に難しいポジションを守り続けた田中広輔の貢献は計り知れません。

2014年の何となく行った神宮球場で偶然、プロ初ホームラン(確かビデオ判定でした)を見た選手がここまでの選手になるとは…。

本当にファン冥利につきますね。