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カープと趣味の日記

3/10 △「外野陣の安堵と期待」(カープ2018)

 

広島東洋カープ6-6東京ヤクルトスワローズ

オープン戦(カープ1勝2敗1分)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

 

先発、野村祐輔は4回4失点と精細を欠く内容。

鈴木誠也と丸が守備に復帰した打線は、序盤から安打を重ねて6得点を挙げる。

最終回に一岡が2点リードを守れず、その裏の一打サヨナラのチャンスも決められず引き分け。

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今季初の市民球場での試合となった今日。

今に始まった事ではないですが、到底オープン戦とは思えないぐらいの満員の観客ですね。

改めてここ最近のチケット争奪戦の凄まじさと異常さを思い知らされる限りです。

 

試合の方は、攻守でやや明暗が分かれたようには見えた印象。

遂に今季オープン戦で守備についた鈴木誠也と、丸佳浩がスタメンに名を連ねて期待するファンは多かったかと思いますが、鈴木誠也は長打を放ち、丸も2安打。

いくら監督が、「特別扱いはしない」と言ったところで、それでもチームとってアンタッチャブルな存在の二人がこういう結果を出した以上は他の外野候補たちも焦らずにはいられないでしょう。

そのせいかどうかは分かりませんが、下水流昴や松山竜平は適時打で応えて、一時は不安視もされた外野陣全体の競争原理が働くようにはなってきたように思えます。

こうなると、実力的にも実績的にも残るのが苦しくなるのが高橋大樹堂林翔太などの「永遠の中堅」たちですが、明日以降はかなり猛烈にアピールしないと苦しいかもしれません。

今日も絶好調の打棒を続けるアレハンドロ・メヒアと共に非常に明るい内容でした。

 

一方、6失点を喫した投手陣…というか野村祐輔一岡竜司は不満が残る結果。

もっとも、彼らの実績を考えるとまだまだ慌てる段階ではないのも確かです。

野村祐輔は、元々スロースタート気味で、良く言えばマイペース、悪く言えば責任感が希薄に見える投手ですから、いずれもこの時期にこういう内容も結果も適当な登板がいくつか出てくるのは仕方ないかもしれません。

というより、先発でたいしてアピールできている投手があまりいない状況ではそう考えるしかないでしょう。

その一方で、中継ぎに関しては実績のある投手たちに紛れてアドゥア誠がまずまずの結果。

結果的には公式戦ではほとんどお話にならなかった仲尾次オスカルのような例もあるので過大な期待は出来ませんが、これもどれだけ積み上がられるか楽しみな投手が出てきました。

とはいえ、それも「絶望的なぐらいに左腕がいない」という不安が払拭できるほどではないのですけれども…。