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カープと趣味の日記

3/16 ◯「主軸の調整は進めども…」(カープ2018)

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東京ヤクルトスワローズ2-5広島東洋カープ

オープン戦(カープ2勝4敗2分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 野村祐2勝

セーブ投手 一岡1セーブ

敗戦投手 寺島1敗

 

本塁打

(カープ)鈴木3号①

(スワローズ)廣岡2号①

 

打線は「タナキクマル」と鈴木誠也が躍動し中盤までに5得点。

先発、野村祐は6回を4安打無失点でまとめる。

終盤、ジャクソンの危険球退場による混乱も凌いでオープン戦2勝目。

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関東のカープファンにとっては待望のオープン戦唯一の東京での試合となったこの試合。

とはいえ、天気は前日までの快晴から一転して雨模様でしたし何より試合が行われるのは平日の真っ昼間。

旧市民球場時代の如く、ガラガラのスタンドで試合を見るのも一興と勇んで神宮球場に向かいましたが待っていたのは入場開始前から並んでいるカープファンの列。

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一方で、入場して気づいたのは、カープだけでなく相手チームのスワローズファンもなかなかの動員。

普通に平日ナイターぐらいの観客はいそうです。

10年前にこの球場で似たような試合を観戦した時は、観客はまばら…というかスワローズ側の外野席に至っては10人にも満たない人数でしたから隔世の感すらします。

カープのみならず、球場でのプロ野球観戦の人気が全体的に上がってきている証左と言えそうです。

 

メジャーから神宮に帰還を記念したセレモニーで青木宣親が、いきなり流暢な英語で挨拶して場内を困惑させる至芸(?)を披露してくれた後に試合は開始。

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8番に堂林を配置する以外はほぼ遊びがないベストメンバーを揃えた打線の主役はやはり「キクマルタナカ」。

初回に菊池涼介丸佳浩が二人だけで先制点を挙げると、3回にはオープン戦初の4番で大声援を受けた鈴木誠也の1発で加点。

堂林のセコい2塁打で掴んだチャンスをものにした3点目、4点目も1番から3番が絡んでの得点。

その一方で、若手中堅勢で目立ったのは2安打1打点のアレハンドロ・メヒアぐらい。

「主力でも特別扱いはしない」という監督の言葉とは裏腹に結局のところ、今季も「キクマルタナカ」を中心として不可侵な領域は多いという事が改めて分かる次第です。

 

開幕投手が内定している先発、野村祐輔は序盤にやたらと球数は重ねましたが最終的には6回を91球とまずまずの結果。

内容的には打たせて取る投球が上手く出来ていたように見えますので、今年もこんな風にのらりくらりとイニングを重ねてくれればと思います。

一方で中継ぎ陣の主力はちょっとまだまだ調整が出来ていない印象。

最後に登板した一岡竜司はともかく、いきなり本塁打を許した後に2打席連続四球の今村猛や、これまたいきなり危険球で退場になったジャイ・ジャクソンは何度か登板を重ねる必要がありそうです。

若手に関しては、ここまで何とか抑えてきたものの今日は1安打1四球でアウト一つも取れずに降板と、まったく投球にすらなってなかった塹江敦哉は開幕1軍での活躍を期待するのは難しいでしょう。

上述のジャクソンの退場により緊急登板となった為、同情すべき点はあるでしょうが、そもそもこれまでの投球も何とか抑えているという程度でしたので…。

同じ事情で無死満塁から登板し、これまたいきなり押出し四球の藤井皓哉に関してはその後、力ある直球で三振を奪うなどで何とか被害を最小限に留めましたのでまだまだ様子見でしょうか?

 

まあ、どちらにしても、打線と同じく投手においてももはやこのオープン戦は昨年と同じ主軸が調子を上手く開幕に合わせるだけの場という事は揺るがないようです。

それはつまり、今の主力を軸にしたうえでさらなる戦力の肉付けは出来ないという事。

その点、現地で見ていても非常に不満を感じた次第です。

 

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