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カープと趣味の日記

3/17 ●「ローテーションは本当に固定出来ているか?」(カープ2018)

東北楽天ゴールデンイーグルス5-3広島東洋カープ

オープン戦(カープ2勝5敗2分)

静岡県草薙総合運動場硬式野球場(静岡草薙球場)

 

勝利投手 辛島1勝

セーブ投手 カンポス1敗

敗戦投手 ハーマン2セーブ

 

本塁打

(カープ)美間1号①

 

先発、岡田は5与四球と精彩を欠き5回途中2失点で負傷降板。

打線はエルドレッドの適時打と美間の本塁打で逆転に成功も3得点に留まる。

試合は終盤でカンポス、中崎が相次いで打たれ逆転負け。

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開幕投手野村祐輔が勤め、クリス・ジョンソン、薮田和樹、岡田明丈、大瀬良大地が続いて、残りの1枠を九里亜蓮と、高橋昴也が争う」

巷間に伝わるカープの今季の先発ローテーションと言いますと、まあこんな感じでしょうか。

確かに見た目は充実しています。

二桁勝利を挙げた経験のある投手が5人もいる時点で安仁屋宗八や、北別府学といった連中がコーチを勤め一体、何を教えていたのか分からなかったような一昔前の壊滅的なローテーションに比べれば隔世の感すらします。

しかし、実際のところ、その図式や印象は正しいでしょうか?

例えば、今日の先発だった岡田明丈などはチーム2位の12勝を挙げましたが、彼の勝ち星の大半は前半戦で9月以降は壊滅的な投球で力尽きてしまっていました。

こういうシーズンの終わり方をしてしまった投手が本当に今季も、通用するかは疑問です。

これは同じく後半戦はまったく精彩を欠き辛うじて二桁勝利に泳ぎつけた大瀬良大地も同じ事が言えます。

つまり、現状だと確実にローテを任せられる投手と言えば、経験のある野村祐と、ジョンソン、それに昨季の年間通してずば抜けた成績を見せた薮田ぐらいではないかと思えるのです。

それもあって、今後のオープン戦では岡田や大瀬良の仕上がり具合が気になってはいたのですが…。

にも関わらず岡田は、最初から最後まで不安の残る投球。

何より、一度打たれたら止まらなくなるという悪癖もまったく改善されてないのが一目瞭然で上記の疑念をただただ肯定するだけの投球になったのは残念。

最後は打球を足に受けて降板するというアクシデントもあり、ますます不安が増大した形です。

 

また、今季のカープで「唯一のまともな補強」とも言えたレオネル・カンポスもあっさり逆転を許すという残念な投球。

前回の試合で危険球退場したジェイ・ジャクソンも不安ではありますが、それでもカンポスは外国人枠の関係からよほどの好成績を残さないとそのジャクソンを出し抜いて開幕ブルペン入りは難しかった状況でした。

正直、これでその可能性は遠のいたとしか思えません。

 

既に由宇へ帰還したと思いきや、岡田の負傷での緊急登板で無失点に留めたアドゥワ誠以外は投手が全体的にさっぱりだったこの試合で特に目立ったのは待望の本塁打を放った美間優槻でしょうか。

しかも、相手は2線級の投手ではなく間違いなく相手チームの先発ローテーション投手の辛島航ですから、喜んだファンも多かったでしょう。

とはいえ、ここまでの低調な3塁争いを見れば安部友裕が帰還するまで何とかアレハンドロ・メヒアと西川龍馬あたりでお茶を濁して待つだけという従来の図式を崩すには至ったとも思えませんが…。

果たしてここから大きな巻き返しはあるのでしょうか?