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カープと趣味の日記

4/18 ◯「『魔の水曜日』の筈が…」(カープ2018)

広島東洋カープ3-2東京ヤクルトスワローズ

5回戦(カープ4勝1敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 中村祐 1勝

セーブ投手 中崎7セーブ

敗戦投手 ハフ 2敗

 

本塁打

(S)廣岡1号①山田哲4号①

 

先発、中村祐は7回2安打1失点と好投。

打線は、3回に好機を作るも大量得点ならず以降は沈黙。

終盤の相手の致命的なエラーが効いて逃げ切り4連勝。

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今季に関しては水曜日というのは大変憂鬱な日が続くと予想されました。

というのも、先発の質に不安を抱えるこのチームにあって言ってはなんですが、この曜日に投げる投手は特に質や実績で劣る投手が投げる日だったからです。

実際、ここまで高橋昴也、中村恭平と立て続けにマウンドから降りると共に1軍から消えた投手が続いていました。

そういう訳ですから正直、今日の中村祐太にもあまり期待はもてずせいぜい「5回までもてば」というぐらいにしか思えませんでした。

しかし、いざ試合が始まればそんな薄情な懐疑論などものともせず、初回から3者連続三振に4回2死まで無安打投球と序盤の投球だけなら今季のカープの先発で最高ともいえる投球を見せてくれたばかりか、決勝打まで放ってくれました。

昨年、シーズンのところどころでローテーションの谷間を上手く埋めて優勝に貢献した中村祐太。

今季、最初の登板でこれだけのものを見せてくれた訳ですから、たんなる穴埋め以上の活躍ができるかどうか今後に期待したいものです。

 

一方、普段ボロボロの先発陣にあって珍しくまともな投球を見せる若手先発が出てきたにも関わらず低調だったのが打線。

3回こそはどこかのチームの二桁右腕のように「一度崩れたら歯止めが効かない」とも思えるデーブ・ハフ相手に好機を作るも活かせず。

そのまま、まんまとHQSを達成されてしまいました。

まあ、「キクマルタナ」が揃って無安打ではこのチームの攻撃力はこんなものだと改めて分かったという事でしょう。

まあ、逆にいえばそれだけ打ち難い相手に勝ち抜けたという事にもなるのでしょうが…。

 

更にジェイ・ジャクソンや中崎翔太の低調で、危うくあの7回裏の中村悠平青木宣親のまったく信じられないようなミスで単なる盗塁失敗が得点になってしまわなければ逆転負けしていたかと思います。

特に何とか同点にこそは追いつかれていない結果は残しているものの、クローザーとしては防御率、WHIPともに考えられない数字になっている中崎はやはり心配になってきます。

 

中村祐太の素晴らしい投球でしたが、逆にそれが潜在的な危機も見えてくる勝利だったとも思えてきます。