吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/9 ◯「不可欠な存在」(カープ2018)

広島東洋カープ2-1東北楽天ゴールデンイーグルス

2回戦(カープ2勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 ジョンソン4勝2敗

セーブ投手 中崎 16セーブ

敗戦投手 則本 4勝6敗

 

本塁打

(C)松山5号②

 

復帰後初先発のジョンソンは最後に先制を許すも7回1失点。

打線は則本の6回まで3安打と沈黙も松山の起死回生の逆転弾が飛び出す。

息詰まる投手戦を制して2連勝で、6カードぶりのカード勝ち越しを決める。

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夫人の出産に立ち会うために帰国していたクリス・ジョンソン。

ジョンソン夫人といえば、来日当初からジョンソンの慣れない異国での暮らしをバックアップして好成績に貢献したばかりか、ブログを通じてファンと夫を繋いでくれた「広報部長」でもありました。

そんな賢夫人の出産ですから、カープファン全員が祝福したのは言うまでもありませんが、

今日は自身の素晴らしい投球で生まれた子へ最大限の祝福を捧げる事にもなりました。

しかも、相手は4年連続の奪三振王にも輝いた球界屈指の右腕・則本昴大。

今季の成績こそ精細を欠いてはいるものの、長期欠場を経て最初の対戦相手としては大変分が悪い相手としか思えませんでした。

案の定、會澤翼を起用出来ない事に加えて恐らく西川龍馬の守備への懸念からか庄司隼人が起用された「7番以降は無条件アウトも同然」な打線では繋がらず…。

従って「6回まで持てば打線が何とかする筈」という約束事が通用せず、自身もほぼ毎回出塁を許すという苦しい展開ではありましたが…ジョンソンはしっかりと要所を抑えてくれました。

 

イニング毎に好不調の落差が激しい投手ばかりのこのチームにあって、こういう「さほど良くはなくてもイニングを消化できる」という投球は本当に貴重だと改めて実感します。

決して美しいとは言い難い最短距離で着弾した松山竜平の文字通り起死回生の本塁打は、こういう頑張りに対する天からのご褒美なのかもしれません。

もっとも、こういうスコアだと途端に客を楽しませ始めるジェイ・ジャクソンと中崎翔太の投球内容は逆にさらなる試練だったのかもしれませんが…。