1回戦(カープ1敗)
大阪ドーム(京セラドーム大阪)
勝利投手 アルバース8勝1敗
セーブ投手 増井1勝17セーブ
敗戦投手 福井1敗
(C)新井2号①
(Bs)大城3号②ロメロ9号①
今季初先発の福井は6回4失点で試合を作れず。
打線はアルバースの前に新井の本塁打以外に見せ場なく散発2安打。
先発の差を見せつけられて同カード4年ぶりの敗戦で連勝を3で止める。
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ここまで何だかよく分からないうちに3年越しの9連勝。
つまり丸3年一度も負けた事がなかったバファローズに惨敗となりました。
そのカードでの勝利の中核を成したばかりか、更にはその時に発した言葉が流行語大賞を獲得すらした鈴木誠也が最後の打者というのも何とも象徴的な話です。
さてこの試合。
言い方は悪いですがまるで「OB戦」のようなリーグ2連覇という快挙の中で、すっかり忘れられてしまった…というかお荷物でしかなかった投手たちが投げた試合。
しかし、実際はさほど両者ともさほど悪くはありませんでした。
福井はQSに届かなかった以上は、最低限試合を作れたとまでは言えませんが、期待するに値しなかった今の彼の実力ぶりから考えると5回終わって4安打1与四球3失点はむしろ、上出来の部類に入るでしょう。
もっとも、それはこれまで火曜日に先発してきた中村裕太の5回まですら保たない悲惨極まりない投球を見てきたから感覚が麻痺しているのかもしれませんが…。
また、内容的には悪くないのに結果的に失点を重ねてしまう辺りも何とも今の彼らしいもの…。
そうである以上は、この内容と結果をもって「次に期待」とまでは到底思えませんが、一応次回の登板の余地を残しただけでも今は良しとするしかありません。
何しろ、漸くクリス・ジョンソンが帰ってきたとしてもこのチームの先発は12球団最低レベルを漂っている事に変わりはないのですから。
勝負事に「たられば」はあり得ない言い訳に過ぎませんが、福井の投球を見ると、序盤に十分な援護を得られればと思うのは人情として仕方ないこと。
しかし、今日はセ・リーグの完全上位互換たるパ・リーグで最多の白星を誇るアンドリュー・アルバースとはさすがに相手が悪すぎました。
完封完投されなかっただけでも良しとするしかありません。
結局のところ全てにおいて「悪くはないけど」と言った言葉で終わってしまう試合。
しかし、そういう試合の後に落とし穴があるのも往々にしてある事です。
ちなみにこのカード。
3年越しに9連勝する前の年は全敗したり、それ以前は1イニング連続被安打の世界ワースト記録を達成されるなど散々でした。
それを考えると、この後がますます怖くもなりますが果たして?