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カープと趣味の日記

03/02(土) ◯「新たな力には程遠く」(カープ2019)

ライオンズ1-6カープ

オープン戦(カープ1勝1分)

佐賀県立森林公園野球場

 

勝利投手 ジョンソン1勝

敗戦投手 田村1敗

 

打点

(C)坂倉①會澤②西川①

(L)木村①

 

投手

※数字は失点

(C)ジョンソン-ヘルウェグ-レグナルト-一岡-中崎-矢崎①

(L)内海-田村①-野田-伊藤③-齊藤大②-平井

 

先発、ジョンソンは4回3安打無失点で収めると矢崎以外の投手陣も完封リレー。

打線は坂倉の犠飛で先制すると會澤の適時打などで6得点。

中盤以降に打線が繋がり、相手チームの自滅もありオープン戦初勝利を飾る。

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カープ緒方孝市監督と、ライオンズの辻発彦監督の故郷という事もあり2年連続で佐賀での開催となったこのカード。

その二人と同じく佐賀県出身である長野久義は、同じく人的補償で読売を追われた内海哲也との「都落ち対決」はちょっとだけ話題にはなったようです。

が、勝負自体は俄然やる気満々の投球を見せた、内海に対してさほどモチベーションが高くもない長野がそっけなく凡退するという注目の割に見応えのないショボい内容。

同じく前所属球団から「いらない選手リスト」に掲載された挙げ句に出された割には内海に比べてあまり危機感を感じられない長野のここまでの姿勢には疑問がない事はありませんが…まあ、このレベルの選手を今の状態からあれこれ詮索するのは無意味という事は言うまでもありません。

 

その微妙極まりない対決に引きずられた訳ではないでしょうが、試合自体も前半はお互いにほとんど見せ場のない眠たくなるような退屈な展開。

前回のベイスターズ戦に続いて3番に抜擢された坂倉将吾は犠牲フライで先制点を挙げて一応の見せ場はありました。

しかし、ここまで目の覚めるような長打もなく、試合を決定的にする活躍を見せるには至っていない以上はやはり物足りないと言わざるを得ません。

彼のように実績の少ない選手は長野のような選手と違いオープン戦の最初の段階から「試

合を左右するようなインパクトある活躍」という結果を見せて漸く既存の選手たちと同じ土俵に立てる立場。

厳しいようですが、今のままダラダラと1ヶ月を過ごしても彼が開幕を迎えるのは広島ではなく由宇という事になるでしょう。

これは、試合終盤で素晴らしい長打を放った小園海斗や、オープン戦初安打を放った正随優弥にも同じ事が言えます。

もっとも、上記の二人に関してはあまり多くを望むのは酷というものかもしれませんが…。

 

一方、投手陣に関しては野手以上に収穫は皆無に近いものでした。

クリス・ジョンソンを始めとする既存の主力は無難極まりない結果と内容なのは良いとして…。

新戦力や中堅では新外国人のカイル・レグナルトが山川穂高などの強力な打者を相手に3者凡退という結果を残しただけで、最終回に「目を開けてボールが投げられない事に定評がある」矢崎拓也が無様極まりない投球で失望と失笑を買いむしろ、不安が増しただけでした。

勿論、レグナルトの好投自体は収穫にはなるかもしれません。

しかし正直、外国人投手については例年の如く外国人枠の関係もあるのでオープン戦で良い結果を出しても話半分に留めるべきでしょう。

 

全体的には記念すべきオープン戦初勝利ではあったこの試合。

しかし結局のところ、今日も今日で攻守共に「新たな力」という点では試合結果の割に前回同様にお寒いものだったとしか私には思えません。