吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/22(土) ●「打てず守れずの中で」(カープ2019)

広島東洋カープ2-3オリックスバファローズ

2回戦(カープ2敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 荒西1勝

敗戦投手 アドゥワ2勝3敗

セーブ投手 ディクソン3セーブ

 

本塁打

(C)-

(Bs)-

 

打点

(C)菊池①

(Bs)中川②

 

投手

※数字は失点

(C)アドゥワ③-遠藤-菊池保-一岡

(Bs)荒西①-海田-比嘉-エップラー-近藤-ディクソン

 

先発、アドゥワは5回まで3塁を踏ませない投球も守備に足を引っ張られて6回3失点。

打線は、小園、高橋大のプロ初2安打を活かせず2得点に留まる貧打。

先発の好投も野手陣が拙い攻守で援護出来ず、2連敗で5カード連続負け越し。

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昨日、先発した山口翔が二軍落ちとなり、先発ローテーション崩壊がますます加速するカープ

今日の先発はアドゥワ誠。

先月までローテーションを守ってそれなり以上の投球を見せながらその後は奮わず二軍落ちという状況。

今日の先発にしても、単なる員数合わせ程度にしか感じられず大きな期待は出来ませんでした。

しかし、結果的にはアドゥワは丁寧に低めを集めるらしい投球を見せて5回まで3塁を踏ませない投球と望外の活躍を見せてくれました。

残念ながらその頑張りは打線の拙攻と小園海斗の再三に渡るとんでもないエラーで台無しになってしまいました。

しかし、6回で自責点0という数字は、しっかり試合を作れる投手がほとんどいない現状だと言うまでもなく貴重です。

是非とも次回登板時には白星を返して貰えるような活躍を引き続き期待したいものです。

 

打線は、体調不良で安部友裕がベンチ入りすら出来ず、代わりに「バットを持ってしまった途端にプロと名乗れなくなる」上本崇司をスタメン起用するという非常事態。

案の定、まったく得点の臭いすらせずにあっさりとプロ初勝利を相手の新人投手にプレゼント。

小園や、高橋大樹という実績のない選手がいずれも2安打と見せ場を作っただけにそれが何の意味もなさないというのは本当にこのチームの打線が重症であると改めて分かります。

とはいえ、もはや多少の選手の入れ替えでどうこうなる状況でもない訳ですから正直、しばらくはぼんやりと敗戦を重ねるしかないという事かとも思えます。

 

しかし、守備に関してはそうも言えない要素もあります。

大きすぎる期待を背負った小園はプレッシャーに完全に押しつぶされたかのように平凡なゴロを今日もまともに捌くことすら出来ずにこれで3試合連続で4失策という惨状。

かつての同じく高卒1年目からショートを守って悪夢のような守備から「エラー王」の名を欲しいままにした東出輝裕(現打撃コーチ)すら顔色を失うぐらいの酷さです。

しかも、失策はいずれも積極的にボールを取りに行った結果ならともかく、消極的にいった末のもので、試合中も絶えずボールが飛んでくるのを怖がっている様子がありありと浮かんでいる以上、メンタル的には一軍は時期尚早だったと結論づける事が出来るでしょう。

勿論、その後のプロ入り初の長打が出た事は素晴らしい事ですが、アリバイ工作の如くおっとり刀で打った事で彼に無意味な擁護をしたい人はかつての堂林翔太を思い出して欲しいものです。

身体能力やセンスはやはり素晴らしい選手である事には変わりないのですから、長期的に考えれば、いい思い出を持って帰れるうちにさっさと由宇に帰した方が良いかと思えます。