14回戦(カープ7勝7敗)
勝利投手 島本2勝1セーブ
敗戦投手 アドゥワ2勝4敗
セーブ投手 ドリス3勝3敗17セーブ
(C)磯村3号①
(T)糸原1号③
打点
(C)安部①松山④
(T)糸井③マルテ①糸原③梅野①
投手
※数字は失点
(C)アドゥワ⑥-島内①-一岡①-今村-塹江
(T)青柳③-島本-岩崎②-藤川-ジョンソン-ドリス
先発、アドゥワは4回6失点で試合を作れずリリーフ陣も失点を重ねる。
打線は松山の4打点の活躍が光り5得点も及ばず。
序盤の失点が響いて力負けで4年ぶりの7連敗で勝率が5割を切る。
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4月に一度は負け越し8から、5月の快進撃での14まで増えた勝ち越しを経て再び負け越し1となりました。
もっとも6月以降の試合を見れば当然の結末でむしろこんな弱いチームが未だに5割を維持していた事の方が不思議でした。
結局のところ、このチームの実力とはこの程度のものでたんに5月は、マグレ続きの異常事態だっただけという事でしょう。
つまり、全ては幻だったという事です。
幻から醒めたからにはここから続くのは非情で悲惨な現実という事も言うまでもありません。
前回の登板で素晴らしい投球を披露したアドゥワ誠は、今回は初回から3失点とお話にならない投球で打線が珍しく反発力を見せても立て直せず4回6失点でノックアウト。
元々、実力も実績も皆無に近いアドゥワのような投手が、前回で良い投球を見せながら勝ち星に恵まれないとなると次回登板で豹変してしまうというのは容易に想像出来たこと。
従って、残念ながら今日の結果は必然でしか無く、アドゥワ以外の実績の薄く好投が続いていた投手たちも次回登板ではこの流れに逆らう事は出来ないでしょう。
一方、1番に座ってから不振が続いていた菊池涼介に代わり曽根海成を3番に坂倉将吾を抜擢した打線。
当然の事ながら上記の二人はまったくお話にならない打撃でしたが、アレハンドロ・メヒアに代わり5番に座った松山竜平が3安打4打点に加えてあと本塁打が出ればあわやサイクル安打だったという意外過ぎる活躍もあり久しぶりの5得点を記録。
「せっかく打てたのに勝てない」というファンの嘆きが聞こえてきそうですが、それでもたかが5得点。
これをもって打線が復活の兆しなんて思うのはたちの悪い冗談でしかありません。
5月に見せた進撃と、今日活躍した松山の打撃に象徴されるように所詮はこのチームの打線は「運と図々しさ」だけの価値のないものですから、少しのきっかけで好転するなんてあり得ないでしょう。