吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

11/01(日)○「快挙に前進」 (カープ2020)

中日ドラゴンズ0-3広島東洋カープ

23回戦(カープ13勝9敗1分)

中日ドラゴンズ

 

勝利投手 森下10勝3敗

敗戦投手 柳5勝7敗

セーブ投手 フランスア2勝3敗18セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)大盛①坂倉②

(D)-

 

投手

※数字は自責点

(C)森下-フランスア

(D)柳②-又吉-藤嶋-祖父江

 

先発、森下は初回のピンチを凌いで以降は安定した投球で8回無失点の好投。

打線は序盤の好機で1得点に留まると以降は7回に2得点のみで11奪三振を喫する。

森下が柳との投げ合いを制してスイープを決めて5連勝。

森下はプロ入り初の二桁勝利に到達。

------------------------------------------------

前回登板で攻守において大活躍し「ほぼ一人で野球の試合に勝ってしまった」森下暢仁。

今日は、大事を取って中7日での登板となりました。

初回こそ連打を浴び相手の不可解な走塁ミスにより難を凌ぎましたが、以降は7安打1与四球と走者を背負う場面が多々ありながら、8回までほとんど失点の予感すら感じさせない安定感のある素晴らしい投球でした。

これで自身初の二桁勝利に到達し先月はじめは絶望的にすら思えた新人王をほぼ確定させる事になったばかりでなく、防御率も1.91にまでなり26年ぶりの最優秀防御率のタイトルすら視野に入ってきました。

のみならず、新人としての防御率1点台はこのままシーズンを終了終えれば野村祐輔以来でプロ野球史上6人目の快挙にもなります。

補強の手段を概ねドラフトと外国人選手の獲得に限っている故に新人投手に過度な期待と負担を強いるのはカープのチームカラーではありますが、それを遥かに凌ぐ活躍には驚きと称賛しかありません。

恐らく残る登板はあと1試合程度でしょうがどこまでやってくれるか大変楽しみではあります。

 

この森下の活躍は素晴らしい事ですが、それだけに残りの「打球を拾う係」に成り下がっている周囲の野手たちの不甲斐なさが余計に悪目立ちしたのも相変わらず。

今日は、大盛穂の適時打で何とか序盤に先制はしたものの、以降は森下の大学の先輩である柳裕也の前にまったく歯が立たず、あわや先発野手全員が三振を喫するかという体たらくです。

特に1死1・2塁や、無死満塁で上記の1得点しか出来なかった打線の中軸の酷さは目に余るものがあります。

特に序盤の好機であっさり見逃し三振に終わった鈴木誠也に至ってはその後の不貞腐れたような態度も最悪で、涙ぐましい努力を続ける新人に対する敬意がまったく感じられず見ていて、ただただ不快だし胸クソが悪かったです。

また昨日、3安打を記録した西川龍馬も得点圏では適当にバットを振り回すだけでまったく怖さが感じられない以上、彼を4番に据えたのは失敗と言わざるを得ません。

このカードでは一転して終盤で得点ができるようにはなった打線ですが、上記の序盤での酷さを見る限り、リリーフがしっかりしているチームが相手だと恐らく元のとおりになるのは自明かと思えます。

10/31(土)○「優先される投手へ(カープ2020)」

中日ドラゴンズ3-9広島東洋カープ

22回戦(カープ1291)

ナゴヤドーム

 

勝利投手 島内1勝ブ

敗戦投手 551セーブ



本塁打

(C)長野8号②

(D)木下拓5号①



打点

(C)菊池涼①曾澤③松山②長野②堂林①

(D)木下拓①阿部②



投手

数字は自責点

(C)中村裕-中村恭-島内-ケムナ-中田

(D)松葉①-又吉-谷元-福⑥-ゴンサレス-岡野①

先発、中村裕太は序盤に2失点も以降は再三のピンチを凌いで62失点。

打線は5回表に菊池涼介の適時打で反撃を開始し8回表に曾澤の適時打で逆転。

前日に続いて打線が爆発する逆転劇で4連勝で今季ドラゴンズ戦の勝ち越しを決める。

島内がプロ初勝利。長野が史上176人目の通算150本塁打を達成。

------------------------------------------------

前回登板で3週連続のQSを達成しながら打線の援護がなく敗戦投手となった中村裕太は、新人王獲得を確実なものとすべく森下暢仁の登板日を日曜日にスライドさせた影響で中5日の登板となりました。

それだけに今日こそは早めの援護が欲しいところでしたが、援護点は僅かに1という前回に続いて残念極まりない結果となり、またしても好投しながら勝ち星を逃す事となりました。

中村裕太自身が今月は防御率1点台とキャリア最高とも言える状況であるだけにこの判断は賛否はあるかと思いますが、それでも中村裕太の勝ち星と森下のタイトルを天秤にかければ極めて当然の判断。

中村裕太の今の勢いが来季も持続できるかは分かりませんが、今度は自身が優先的に登板させて貰える投手になる事を祈りたいものです。



その中村裕太の頑張りを無駄にした打線は前回に続いて何故か、終盤に唐突に打ち始めました。

無死満塁から會澤翼の試合をひっくり返す走者一掃の適時打に始まり、不振の為スタメンから外れた松山竜平の代打による適時打、更に長野久義のメモリアルアーチまで飛び出すという事態。

勝負弱い打線と、ビハインドを維持できないリリーフ陣により、かつて呼ばれていた「逆転のカープ」は、もはや死語となって久しいですが、ここに来てそれを思い出すかのようです。

もっとも、上記の通り先発が試合を作っている状況の時は沈黙していたそれまでの惨状を考えるとやはり「もっと早くやれよ」と言いたくなるのは人情かと思えます。

まあ、そもそもここ最近リリーフ陣に金属疲労が目立って来た相手チームの事情も考えるとリリーフがしっかりしているチーム相手にはこうはなる事はないのも自明。

プロ初登板から実に61試合をかけて島内颯太郎が期せずしてようやくプロ初勝利を飾ったのは何よりですが、やはり昨日と同様に今更感が先立ちますね…。

10/30(金)○「灯が消えた日に」(カープ2020)

中日ドラゴンズ3-17広島東洋カープ

21回戦(カープ11勝9敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 床田4勝8敗

敗戦投手 谷元1勝2敗

 

本塁打

(C)堂林14号②鈴木誠25号②田中広8号③

(D)阿部13号②

 

打点

(C)松山①鈴木誠③大盛④田中広④堂林③三好①

(D)阿部②A・マルティネス①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田③-菊池保-中村恭-田中法

(D)ロドリゲス-又吉-谷元④-藤嶋④-佐藤⑦

 

先発、床田は3回まで無安打投球も中盤に3失点を喫し6回で降板。

打線は序盤相手のミスで先制し1点差の7回表に鈴木誠也と大盛の適時打で逆転。

7回以降3イニングで15得点の猛攻を見せて大勝し3連勝。

------------------------------------------------

早々に首位チームが優勝マジックを点灯させておきながらパ・リーグは勿論、海の向こうではワールドシリーズの優勝チームまで決まっても尚、優勝チームがなかなk決まらないセ・リーグ

今日は遂にその灯が消える日となりました。

また、同時にリーグ3試合全てが優勝マジックに関わるという奇特な環境での試合でもありましたが、そういう日に限って今季最多得点で大勝するというのも何とも皮肉な話です。

ここ1週間以上不振を極める無気力な打撃が続く鈴木誠也が今季2度目のスタメン落ちし、松山竜平を7番に下げるというなかなかドラスティックな打線の組み換えで臨んだ打線でしたが6回まではまったく機能しませんでした。

序盤に2点を先行したものの、いずれも相手のミス絡みで譲ってもらったも同然の代物で僅かに2安打。

先発の床田寛樹もQSは果たしたものの中盤にあっさり逆転を許してしまい、リリーフ陣がカープより遥かに充実していて6回までにリードを奪えば今季は37試合負けなしだったドラゴンズが相手ですから6回が終わった時点で試合は事実上終了した筈でした。

しかし、その後は代打で登場した鈴木誠也の適時打で追いつくと大盛穂の適時打で逆転に成功しその後もこれまでの貧打が嘘のような猛攻を見せてくれました。

ちなみに打線が不振を極めた直近6試合で奪えた得点が僅か10得点ですから今日は終盤のたった3イニングだけでそれを遥かに凌ぐ得点を奪った計算になります。

 

なんというかまあ…妙な試合になってしまいました。

 

勿論、鈴木誠也堂林翔太の見事な一発や大盛穂の大活躍は素晴らしいですが正直、これが今更何になるのか問われるとなかなか答えに詰まるものがあります。

そもそも久しぶりの活躍を見せた鈴木誠也に関してはタイトル争いにさほど関心も熱意もないのですから今日の活躍が大きな意味を持つとは思えませんし…。

また、久方ぶりの思わぬ大勝に気を良くした監督は「この勝ちは大きい」などとほざいていますが何をもってしてそんな脳天気な事が言えるのかまったく理解できません。

まあ、強いて言うなら大きな価値と呼べるのは大盛が決定的な仕事を2度も見せた事ぐらいでしょうか。

 

10/29(木) △「帳尻合わせと無気力と」(カープ2020)

広島東洋カープ3-3東京ヤクルトスワローズ

23回戦(カープ13勝7敗3分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)長野7号②

(S)-

 

打点

(C)會澤①長野②

(S)青木①村上①宮本①

 

投手

※数字は自責点

(C)薮田③-田中法-島内-ケムナ-塹江-中田

(S)金久保-梅野-清水③-マクガフ-石山

 

先発、薮田は初回に3失点を喫し5回で降板もリリーフ陣は無得点。

打線は5回まで無安打の貧打で7回に3得点で追いつくも勝ち越せず。

終盤は9回満塁の好機も逃し決定打なく引き分けに終わる。

田中法彦はプロ初登板で1イニング無失点。

------------------------------------------------

ここまでチームの足を散々引っ張った投手陣が優勝の可能性が無くなる前後から急に試合を作るという帳尻合わせを始めた一方で、ここ1週間で3度の完封負けに加えて最大3得点しか出来ない無気力な打線。

今日のカープに関しても大体そのような感じで、相手チームの無気力さも加わってプロ野球最底辺とも呼べる退屈でつまらない試合に終始しました。

9回裏2死満塁の場面で菊池涼介がベンチに残っていたにも関わらずよりによって守備固め要因に過ぎない野間峻祥を代打起用するという「相手チームへのファンサービス」を見せたあたりがまたこのカードの様々な次元でのレベルの低さを表しているといえるでしょう。

 

前回登板で2年ぶりの白星を挙げた薮田和樹は初回にいきなり3失点を喫したものの以降は失点を許さない投球。

球数を考えれば5回裏に打順が回らなければそのまま2試合連続のQSも目指せたかのように見えますが被安打7に3与四球という低調な内容から見れば相手チームの無気力さに助けられただけと言えるでしょう。

打線に至ってはプロ初先発の金久保優斗相手になんと4回終わって無安打という体たらく。

7回に長野久義の一発で何とか追いついたものの、全体的に低調で一向に上向く気配がなくこのままシーズンを終了しそうな勢いの打線のやる気のなさは留まることを知りません。

こういう帳尻合わせの投手陣と無気力な打線という酷くつまらない試合において唯一、見る価値があった場面と言えば一軍昇格から実に2週間を経てプロ初登板を果たした田中法彦の上々な投球ぐらいでしょうか。

その事にしても既に消化試合に突入して1週間以上経過してこれだけ伸び盛りの投手に実戦の機会をまったく与えていなかったベンチの無神経さと頑迷さは信じがたいものがあります。

こういう部分を見ると遠藤敦志や、塹江敦哉、ケムナ誠といった投手達を起用し続けたからといって「若手を積極的に起用した」などという無意味な評価に預かる資格すら今のカープベンチには一切ないと言い切れる証です。

10/28(水)○「長き苦しみの末の4勝目」(カープ2020)

広島東洋カープ3-2東京ヤクルトスワローズ

22回戦(カープ13勝7敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 遠藤4勝6敗

敗戦投手 石川2勝8敗

セーブ投手 フランスア2勝3敗17セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)村上25号①村上26号①

 

打点

(C)會澤①堂林②

(S)村上②

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤①-ケムナ①-フランスア

(S)石川③-寺島-星-今野-梅野

 

先発、遠藤は被安打5与四球2も本塁打以外の失点を許さず7回1失点の好投。

打線は初回に押し出しと堂林の適時打で3得点も以降は再三の好機を活かせず。

終盤ケムナが失点し1点差に追い上げられるも辛くも逃げ切り連勝。

------------------------------------------------

前回登板で久方ぶりのQSをマークしたものの防御率は4点台に加えてWHIPは1.40台でQS率も40%以下かつ投球回数も規定投球回数はおろか100イニングにも満たないという壊滅的な数字が並ぶ遠藤敦志。

これだけ悲惨な数字が並んでも尚、ローテーションを守り続けたのは二軍が今季13連敗を喫した事から分かる通り「代わりに上げる投手がいない」チーム事情ゆえ…という大変後ろ向きな理由しか思い浮かびません。

確かに、プロ入り3年目にして九里亜蓮と共に開幕からローテーションを守り続けたという事実は素晴らしい成果ではありますが…正直、これほどボロボロになるまで投げ続ける事が彼の来季以降の飛躍に繋がるとも到底思えない酷さです。

そんな、結果も内容も散々であるにも関わらずそれでも毎週一軍で先発を務めないといけないという長く辛い苦しみが続いた遠藤の今日の投球は一転してプロ初完投を果たした試合以来の良い結果となりました。

苦手極まりない立ち上がりを無難に乗り切ると、その後は5安打2与四球に1ボークと圧倒的とまで言わないまでも要所を凌いで9奪三振を奪う好投で悲願の4勝目。

残り試合数から恐らく登板機会はあと2回あるかないかと言った状況でこれが出たの事は実に一安心です。

もっとも、それでも上記のように飛躍に繋がるかどうか疑問符がつく事に変わりはありませんが…。

 

貧打に苦しむ打線は初回に一気に3得点を奪って久しぶりの幸先の良い攻撃を見せたのものそれだけの事でした。

久しぶりに鈴木誠也と松山は連続安打で初回の好機を演出したものの二人共その後はまったく音無しで相変わらず決定的な仕事が出来ていません。

同じくチームが下位に低迷している状況にあってもタイトル獲得に向けて素晴らしい結果を残した相手4番打者とはまさに雲泥の差です。

それにしても…こういうロースコアかつ僅差の試合で逃げ切りを納めるとようやく守りきって勝てたという評価が聞こえそうですが、冗談ではありません。

実際のところは相手の打線の方が無気力で勝っただけでしょう。

実に消化試合でのブービー対決に相応しい不毛な試合だと言えます。

10/27(火)○「九里が素晴らしいだけに…」(カープ2020)

広島東洋カープ2-0東京ヤクルトスワローズ

21回戦(カープ12勝7敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里8勝5敗

敗戦投手 高梨3勝6敗

セーブ投手 フランスア2勝3敗16セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)-

 

打点

(C)大盛①田中広①

(S)-

 

投手

※数字は自責点

(C)九里-塹江-フランスア

(S)高梨②-長谷川

 

先発、九里は8回にピンチを招き降板も7回2/3を3安打10奪三振の好投。

打線は大盛の適時打と相手野選により3回裏に2得点も以降は散発3安打で無得点。

8回2死満塁のピンチで塹江が好救援を見せて逃げ切り5年連続でスワローズ戦勝ち越し。

------------------------------------------------

コロナウイルス蔓延に伴う開幕延期の影響でかつてない程の過密日程となった今シーズンにあって今日から最後の6連戦。

シーズン終盤に入って4週連続でHQSをマークした九里亜蓮は今日も面白いように際どいコースにボールをポンポン投げ込む小気味いい投球を披露。

相変わらず無闇に投手を引っ張る事が大好きなベンチのせいで8回途中2死満塁で降板にはなりましたが、2番手の塹江敦哉の好救援もありこれで4連勝を記録。

更に10月は負け無しで自責点は僅かに2という数字で、42イニング連続無失点というそれ以上に驚異的な数字を残す大野雄大さえいなければ月間MVPすら狙えそうなくらいの安定感でまさにプロ入りでもっとも充実している状態と言って良いでしょう。

自身初の規定投球回数には既に到達し、序盤戦での躓きから絶望的であった自身初の二桁勝利にも一筋の光が見えてきて勝っても負けても森下暢仁の新人王争い以外は退屈な事このうえない消化試合に楽しみが増えてきた気がします。

 

しかし、皮肉な事にその九里の活躍が素晴らしかっただけに周囲の無気力さと不甲斐なさがかえって悪目立ちしたのもこの試合。

前回のベイスターズとの3連戦ではシーズン初の1カードで2度の完封負けを喫してここに来て絶不調に陥った打線は今日も無気力な攻撃に終始して見ていてイライラするばかり。

特にここ6試合で僅か2安打と不振に陥っている鈴木誠也は今日も先制直後に併殺打を放ち盛り上がった場内に冷水をかけると最後の打席でも力なく三振。

過度な相手投手の警戒からか四球を選ぶ機会こそはあるものの、週が明けても変わらないあまりの無気力に驚かされます。

はっきり言って燃え尽き症候群にでもなってしまったのではないかと言えるぐらいです。

まがりなりにもタイトル争いをしている選手ではありますがこれだけ心身ともに疲れ果てたような姿を見ると故障の心配もありますしもう今季は休ませたほうが良いような気がします。

 

また、九里の頑張りを無駄にしかけたという点で相変わらずのベンチワークの酷さもかえって際立ちました。

既に100球を超えていた九里を調子に乗って8回も続投させた挙げ句、一打同点の場面で完全に疲れ果てて調子を大きく落としている塹江敦哉を投入したのは明らかな悪手でした。

幸い、追い詰められて半ばヤケクソで投げ込んだ直球が良い感じに決まって塹江は危うく難を逃れましたがこんなまぐれ程度で調子に乗ってまた次回以降の試合でも同じような起用をされてはたまりません。

起用するにしても少しでも負担が少ないイニング当初から以外にリリーフ陣は投入するべきです。

また、直後の8回裏の松山竜平の安打で2塁走者を本塁に突入させるという今季何度目か分からない3塁コーチの廣瀬純の意味不明な判断もありました。

もはや、「壊れた信号機」を通り越して「便所の扉」とも呼べる酷さで、長い事私もプロ野球カープを見てきましたが、あれだけ落ち着きも想像力の欠片もない3塁コーチというのは初めて見ました。

改めて今季限りでの解任を強く求めます。

10/25(日)●「最後までラミレスには敵わなかった」(カープ2020)

横浜DeNAベイスターズ3-0広島東洋カープ

24回戦(カープ8勝14敗2分)

横浜スタジアム

 

勝利投手 伊勢2勝

敗戦投手 中村祐3勝3敗

セーブ投手 三嶋1勝1敗17セーブ

 

本塁打

(C)-

(De)ソト22号①

 

打点

(C)-

(De)宮崎①ソト①大和①

 

投手

※数字は自責点

(C)中村祐①-中田-塹江-ケムナ②

(De)武藤-伊勢-エスコバー-パットン-石田-三嶋

 

先発、中村祐太は初回に失点も2回以降はパーフェクト投球で6回1失点の好投。

打線は、6安打を放ちながらも繋がらず連日の拙攻に終始。

8回裏にケムナが2失点を喫して突き放されカード負け越しで今季最後のベイスターズ戦を終える。

------------------------------------------------

前回登板で7回無失点の好投を見せるなど好調を維持して3連勝中の中村祐太は今日も良い投球を見せてくれました。

初回に連打を浴びて失点を喫しましたが、低レベルな堂林翔太の守備も絡んでいる以上はこれは仕方ないこと。

何より以降の2回から6回まで1人も走者を出さず7奪三振無四球という投球は素晴らしいものでした。

試合の状況によっては前回以上のイニングを投げる事も視野に入っていたでしょうが、このカードで僅か2得点とやる気がない打線のせいで降板に追い込まれたのが残念です。

 

それにしても打線の今週に入っての低迷ぶりは改めて目を覆うばかり。

投手陣がプロレベルとは思えないほどに貧弱なこのチームにしては珍しく、今週は先発した投手が全員QS以上と素晴らしい投球を見せたにも関わらず勝ち越し出来なかったのはどう考えても今週だけで3度の零封を喫している打線の惨状によるものなのは言うまでもありません。

特に酷いのが今週に入って挙げた打点が二人合わせて僅かに2という3番4番コンビで、松山竜平に至っては打点0で昨日は好機で代打を出されるなど不審を極めています。

また、鈴木誠也にしても今季の彼のトレードマークと化した覇気のない打撃とその後に見せる不貞腐れた表情には心底うんざりさせられます。

チームが目標を失った事でモチベーションが無くなったのは仕方ないことですが、せめてチームを引っ張る姿勢くらいは最低限見せて欲しいものです。

少なくとも今週の彼らからはまったくそのようなものは感じられませんでした。

 

上記のように今日の敗戦は野手陣の中核となる選手達のやる気の無さと低迷ぶりが一番の要因ですが…それにしても今季限りでの退任を発表しているアレックス・ラミレス監督には今日もしてやられてしまいました。

この時期に今日のような「ブルペンデー」で試合を行う必要があったのかという意義はともかく、ベイスターズの投手陣には最後までカープ打線は封じ込められた形です。

というより2017年にプレーオフで敗退して以降、もはやベイスターズにとってカープとは「ネギを背負ったカモ」同然の扱いとなりました。

結局のところ、残ったのは最後までラミレス監督の前に私達のチームは敵わなかったという事実だけ。

そして、これだけコテンパンにされているのですから、来季新監督を迎えたとしてもベイスターズカープに対する圧倒的優位は揺るがないと思えます。