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カープと趣味の日記

3/25 ◯「『終わりよければ…』ではない」(カープ2018)

広島東洋カープ4-2福岡ソフトバンクホークス

オープン戦(カープ3勝9敗2分)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 大瀬良1勝1敗

セーブ投手 中崎1セーブ

敗戦投手 中田2敗

 

本塁打

(カープ)

(ホークス)

 

先発、大瀬良は5回3安打1失点で抑える。

打線は、4安打ながら相手の拙守に助けられて4得点。

逆転勝ちオープン戦最終戦を勝利で飾る。

試合終了後、オープン戦MVPにメヒアが選出。

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オープン戦最終戦でもある日曜日デイゲームのこの日の球場は、3万人を超える動員との事。

チケットの人気が高止まりで既に指定席全てが完売した以上は、ある程度予想は出来ましたがやはり驚きの数字です。

しかも、この日訪れたファンによっては早々と「これが今年最後の観戦」なんて方もいたかもしれませんから尚の事凄まじい人気を思い知らされます。

 

そんな満員の球場でチームは5連敗を止めて漸くオープン戦3勝目を挙げる事が出来ました。

前回、最悪を極めたとんでもない投球で多くのファンを失望させた大瀬良大地は「泣きの追試」で何とか及第点を納めた形。

見ようによっては「上手く開幕前に合わせてきた」という風に見ることも出来るでしょうが、これまでの散々な内容と結果から考えればせいぜい「何とかローテーションの数合わせには使えそう」くらいなのではないかと思います。

だいたい、この大瀬良や薮田和樹、岡田明丈といった連中がこれまでしっかり投げていてくれればこの日の試合は高橋昴也の最終試験になっていたかもしれない訳ですから…。

先発陣同様にこれまた冴えないオープン戦を送ったリリーフ陣は、あっさり連日の失点を喫し「問題ない」という昨日の言葉ますます嘘臭くなってきたジェイ・ジャクソン以外は何とか体裁を整えた形。

 

一方打線は、僅か4安打で内川聖一の考えられないようなエラーで運良く逆転は出来ただけのさしたるトピックスもない冴えない終わり方。

まあ、最初から最後まで安定していた鈴木誠也が見られただけで良かったと言えるでしょう。

 

ところで、この試合終了後にオープン戦におけるチームMVPなるものが発表されアレハンドロ・メヒアが選出されました。

正直、僅か3勝しかしてない大惨敗のオープン戦でMVPを選出する神経が私には到底理解出来ませんがまあ、確かに本塁打4本でインパクトはありました。

とはいえ、そのほとんどは固め打ちしたオープン戦序盤のもの。

終盤はほとんど尻すぼみで、恐らく故障明けの安部友裕から三塁スタメンを奪取する事は難しい状況。

 

結局、攻守ともに上積みはなしを印象づけるだけの試合としか言いようがありません。

つまり結果的には「終わりよければ…」と言えても上記のオープン戦の意義という観点では「冴えない終わり方」という事です。

なんとも、大変残念な事です。