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カープと趣味の日記

4/20 ◯「ぶち壊した奴ら」(カープ2018)

中日ドラゴンズ11-7広島東洋カープ

4回戦(カープ3勝1敗)

ナゴヤドーム

 

勝利投手 伊藤準 1敗

敗戦投手 中田 1敗

 

本塁打

(C)菊池4号①安部1号①

 

先発、野村祐は6回まで11被安打4失点で試合を作れず。

打線は7回に集中打で5得点と逆転に成功も直後に中田が5失点と試合をぶち壊す。

20被安打と投手陣が荒れた末の惨敗で連勝が止まる。

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奇跡的な逆転劇で勝利した昨日と同様に大逆転を終盤に見せたのは良かったものの、最終的には恥ずべき馬鹿げた試合となってしまいました。

勿論、紛うことなき戦犯は、まるでガソリンをそこら中にぶち撒けて火を点けるような最低最悪な投球を見せつけた中田廉

3点差もつけて貰ってマウンドに上がりながら、よくもあれだけポコポコポコと打たれ続けたものです。

その姿はまるで打撃投手そのもの。

あまりの酷さに彼には廉恥という概念がないのかとすら思えてきます。

 

確かに、「3点差で何故今村猛ではなくこんな投手を?」という点でベンチの責任を疑う声も分かります。

しかし、ここ3試合が接戦続きだった事もあり勝ちパターンの投手はいずれも3連投と消耗していました。

そうである以上は、この中田や一岡竜司を起用して少しでも誰かを休ませるのは妥当極まりない判断でした。

また、「中田を何故逆転されるまで代えないのか?」という意見もあるでしょうが、2死で走者がいるという場面で投手の逐次投入は極力避けるのは当然でしょう。

何より、このチームには「左のリリーバー」という概念がまったく存在すらしないのですから。

従って、中田のこのイニングでのあまりに酷い投球は采配云々以前の問題という事ですし、ここに関しては「全部中田が悪い」で良いと思います。

 

また、中田のあまりの酷さに霞んでしまいましたが、これまたこの試合のもう一人の戦犯は、前回に続いてこれまたチンタラと適当に責任感のまったく感じられない投球を見せ続けた先発の野村祐輔でしょう。

前回のローテーション一巡で敗れたのは自身だけでなく、昨日はあれだけ劇的な試合をして盛り上がっているチームの雰囲気すらぶち壊してくれました。

野村祐輔がエースならトンボ、チョウチョウも鳥のうち」と言っていいぐらいにエースと呼ぶにはまったく説得力のない投球しか出来ない彼ですが、この2試合は本当に酷くて主戦投手と呼ぶ事すら恥ずかしくなってきます。

 

結局のところ先発が脆弱ながら5連勝を飾っても、この勢いを活かして先発陣に立ち直りのきっかけどころか新たな懸念ばかり増やしてしまいました。

そして、リリーフ陣がそれを補わざるを得ない状況である以上は勝ちパターン以外の投手も高い水準での活躍が求められてしまう訳ですが、今日の中田の恥ずべき投球を見て分かるとおりさほど強靭でもなければ我慢強くもないのが分かってしまいました。

これではいくら打線が奇跡を繰り広げたところで長いシーズンを考えれば大変難しいとしか思えません。

 

その頼みとなる打線についても今日のオーダーを見る限りでは、今後も勢いを活かしきれるか不安です。

というのも昨日、決定的な適時打を放った松山竜平を外してあまり4番の経験がないサビエル・バティスタを4番に据えたり、昨日は決定的な場面で役立たずだった堂林翔太をスタメン起用したりと相変わらずのプラトーン偏重だからです。

この試合でもっとも活躍した一人が左打者である安部友裕であることからも分かるとおり過度なプラトーン偏重は無意味で返って打線の勢いを削ぐだけにしか思えません。

継投に関してはやむを得なかったベンチですが、この点に関しては大変不満ですし不安です。

というより、そんなにプラトーンにこだわりたいのならいっその事、鏡越しに試合を見ればいいのではないのかとすら思えてきます。