12回戦(カープ5勝7敗)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 鈴木博 3勝1敗
セーブ投手 一岡 1勝4敗1セーブ
敗戦投手 田島 2敗11セーブ
(C)鈴木6号②
(D)平田4号②
打線は、鈴木誠也の3打点の活躍などで序盤に4得点。
先発、九里は6回まで1失点も7回に崩れ降板。
九里の後を受けたリリーフ陣も打ち込まれ最大4点差を逆転される惨敗で連敗。
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現状では恐らく今季最悪の試合の一つとなる結末となってしまいました。
序盤に4得点で先行し先発はQSを達成するという願ってもない展開であったにも関わらず、まさかの大逆転負け。
地元のラジオ中継でパニックになったアナウンサーがうっかり「8対7で広島が勝ちました」と言ってしまったのも無理からぬ事です。
もはや、「鬼門」ナゴヤドームでなくともこのような試合をしてしまった以上は、今季のこのカードは今後も苦しい試合が続くと言っても過言ではありません。
九里亜蓮は6回まで毎回のように走者を背負う投球でしたので7回の続投は結果的には失敗だったと思うファンもいるかもしれません。
とはいえ、ここ2試合の九里の投球と、4点差でこのような事態を予想するのは困難であった以上は、妥当な判断ではあったと思います。
一方で、せっかく再び勝ち越した8回表に「大惨事」をもたらした一岡竜司の投入はそうも思えません。
昨日、打ち込まれた事を考慮してジェイ・ジャクソンを忌避する気持ちは分からなくはありまえんが、こういうシチュエーションで場馴れしている投手を避ける理由としては不十分でしょう。
そもそも昨日同様に1点ビハンドの終盤でアドゥワ誠を投入したなら昨日、ジャクソンを似たような場面で出した意味が分からなくなります。
どのみち、今季のカープは多少ベンチが大雑把でも勝ってしまえるほどの実力も層もない事がこのカードでは改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
それにしても、貯金10とはいえ、セ・リーグ各チームにとっては悪夢でしかない交流戦を前にこのような試合をしてしまうのは先が思いやられます。
今日は打撃では穴でしかない三塁についた西川龍馬が良い活躍を見せ、久しぶりに鈴木誠也が躍動するなど良い場面もあったものの、やはり野球はまずは守備ありき。
それが出来ないようではパ・リーグには勝てないでしょう。