吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

5/29 ◯「山賊と県北」(カープ2018)

広島東洋カープ3-7埼玉西武ライオンズ

1回戦(カープ1敗)

みよし運動公園野球場(三次きんさいスタジアム)

 

本塁打

(C)會澤4号②

(L)山川14号①

 

先発、中村裕は中盤に力尽き5回5失点で3試合連続KO。

打線は、一時逆転に成功も4回以降は1安打と拙攻。

三遊間の拙守もあり、パ・リーグ首位に好守で圧倒される惨敗で3連敗。

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広島を舞台にした児童文学の名作に「ズッコケ三人組シリーズ」というものがあります。

その中で私が初めて読んだのは「ズッコケ山賊修行中」という作品でしたが、その舞台は今日、試合が行われる三次市含む広島県の県北地域。

相手チームが、今季「山賊打線」なんて言われているそうですが、それを聞いてなんとなくその事を思い出してしまいました。

試合は見事にその「山賊たち」に蹂躙される形での惨敗…と一言で済ませられれば良いのですがそれで済ませるには納得行かない部分もありました。

初回の失点は、山川穂高の強烈なライナーを西川龍馬が後逸する形になって適時打になったというもの。

記録上は安打であり、打球自体も決して簡単な打球ではありませんが、ほぼ正面の打球だったにも関わらず、触れもせずに後ろに逸らすというのは頂けません。

しかし、それ以上に酷いのが4回の田中広輔の守備。

まるで「蝶々か何かを追いかける子どものような無邪気さ」で外野の守備位置まで侵入した挙げ句、落球。

結果的に金子侑司の走者一掃の逆転適時打をお膳立てする形となってしまいました。

守備範囲の広さには定評がある田中ですが明らかに追わなくてもいい打球を追った挙げ句に落球というプレーは今日が初めてではありません。

積極的といえば聞こえはいいですが、たんなる軽佻さしか感じられないこの種のプレーはいい加減改善して欲しいものです。

先発の中村裕太はもはやローテーションから外れるのは時間の問題とも言える状態まで落ち込んでいる訳ですから、記録には残らなかったものの、この種の「ズッコケ山賊」ならぬ「ズッコケ守備」で足を引っ張るようでは試合を作れなくなるのは当然でしょう。

もっとも、田中のプレーに関してはグラブに明らかに触れていたにも関わらず、エラーを記録しなかった記録員の判断すら疑問ですが…。

 

投手の酷さに隠れて打線も、決して盤石とは言い難い相手投手陣相手に中盤以降は1安打と論外な内容。

全体的に打線が打てなかった訳ですから、これが最大の要因とまでは言いませんが…。

得点圏での打撃があまり期待出来ない野間峻祥を今季初めて5番に起用した判断には疑問しか感じません。

また、故障を押して出場させている丸佳浩もはっきり言って一軍で起用できるレベルではない事はもはや明白でしょう。

打線の繋がりを作るうえで妨げでしかない安部友裕をわざわざ一塁手で起用している事も含めて選手の質が落ちている証拠としか考えられないです。

ここに来てチームは総合的に厳しい状況に来てしまったと思わざるを得ません。