6/24 ◯「打者9割投手1割」(カープ2018)
11回戦(カープ8勝3敗)
勝利投手 アドゥワ2勝
敗戦投手 ドリス1勝3敗16セーブ
(C)鈴木10号④
(T)福留6号①
打線が、初回に先制後中盤に集中打で勝ち越す展開。
先発、岡田は5回途中で崩れ降板後リリーフ陣も最大5点差を守れず追いつかれる。
最後は9回に相手エラーと鈴木誠也の満塁弾で勝ち越しカード3連勝。
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崩壊が止まらないリリーフ陣は今日も今日はでやらかしてくれました。
「9点差を守れない男」こと先発、岡田明丈が5点差をつけてもらった直後に、得意の打撃投手ぶりを発揮して降板した事もありましたが、それを差し引いても3点差を守れずKOされた今村猛始め、5点差をあっという間に潰した罪は許しがたい愚行です。
今村の最低の投球は勿論、昨日は予想外の好投で待望の「左のセットアッパー」をファンの前に現出させたかのように見えた飯田哲也も、それが単なる夢であった事を証明しましたし、永川も昨日に続いて前任の投手にきっちり自責点をプレゼント。
唯一走者を背負った状態での登板から1回2/3を何とか勝ち越されずに凌いだアドゥワ誠こそは見るべきものはあったかもしれませんが、いずれもレベルの低い投球で心底ガッカリさせられました。
また、リリーフのあまりの酷さに隠れがちですが、先発も結局は大瀬良大地以外は、QSに届かず降板した事も見逃せません。
結局、これだけリリーフが崩れてしまった遠因は先発陣が試合を作れない展開があまりに多すぎて消耗した事が根本要因なのですから。
これだけ書くと逆転され大敗されたかのようですが、結果は逆で打線の再爆発でカード3連勝という奇妙かつ不可解なもの。
正直、困惑すらします。
しかし、あれだけあとは勝ち越すだけという展開に持ち込みながらあと一本が出なかった相手に対して何故か単なる送りバントが勝ち越しに繋がった事を見ると打線の勢いは凄まじいものはあります。
この3連戦は凄まじい威力を発揮した丸佳浩、鈴木誠也は勿論、安打を重ね続けすっかり単なる依怙贔屓からスタメンに定着した野間峻祥と、調子を取り戻した西川龍馬と下位打線の充実ぶりも目を見張るものがあります。
もっとも、いくら得点を挙げても今日のようにあっさり追いつかれては何の意味もありませんし、相手が打ち難い好投手だった場合は苦しい展開に一気になるのは当然あるでしょう。
打者9割投手1割…しかもその1割はだいたいアドゥワ一人という今日のような試合では安定して勝つのはやはり無理というもの。
今、勝ててしまっているうちにその示唆をしっかり活かしたいものです。