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カープと趣味の日記

6/27 ◯「『コップの水』を少なくしたのは?」(カープ2018)

広島東洋カープ8-6読売ジャイアンツ

9回戦(カープ7勝2敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 九里3勝2敗

セーブ投手 中崎19セーブ

敗戦投手 田口2勝5敗

 

本塁打

(C)鈴木11号①

(G)マギー7号③陽3号①

 

打線は初回から連打で4点先制するとその後も中盤まで加点。

先発、九里は本塁打2発を浴びる低調な投球で6回を4失点。

投手陣が不安定も、打線が試合を優位に進める展開で5連勝。

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ここに水が半分入った1杯のコップがあるとします。

量的には同じですが、人によっては「これだけ水が残っている」と思う人もいれば「あとこれだけしか水がない」と思う人がいるとします。

色々解釈はあるそうですが、前者がポジティブで、後者がネガティブな考えであるとの事です。

…で、この使い古された例え話を野球の得点に置き換えてこのチームで考えてみますと、やはり後者になってしまうのかと思い知らされるのが今日の試合。

 

打線は、交流戦明け以降で打率が.500近くでOPSに至っては2.000超えの丸佳浩と、7打点を荒稼ぎする鈴木誠也の好調を誇る二人を中心に今日も初回から得点を積み重ねてくれました。

これまた好調の西川龍馬をベンチに置いてまで8番サードに打てず守れずと、邪魔でしかないような選手を置くというハンデを自身に課しながらも、この結果は驚異的としか言いようがありません。

ここ4試合で41得点という異常な数値に加えて今日も初回から加点してくれる以上、「コップの水は十分」な筈でした。

しかし、それを「少なく見せる」事に終始したのは同じく交流戦明けで17失点と締りのない投手陣。

九里亜蓮は序盤の被弾であっさり3失点すると、例のごとく100球近くで完全にバテてしまい6回4失点。

何とか試合は壊しませんでしたが、あれだけ押せ押せの展開でこの結果は不満しかありません。

その九里を引き継いだリリーフ陣もこれまで通りの酷さ。

あっけなく二軍落ちした今村猛の代役となった一岡竜司は、明らかに荷が重たいという印象しか受けない気弱な投球で見ていてイライラするばかりでした。

そこに加えて、バッテリーミスと小窪哲也の幼稚極まりないエラー。

はっきりいって、今のブルペン事情では決して4点差はセーフティーリードとは言えない筈です。

にも、関わらず會澤翼のようなキャッチングが上手いとは言い難い捕手や、小窪のような攻守ともにスタメン器用に耐えられない選手をグランドに放置してしまったのは明らかなベンチのミスであり、取られるべくして取られた失点としか言いようがありません。

昨日、攻撃の場面では素晴らしい冴えを見せたベンチも事、守勢に回った場合はこんな醜態をみせてしまう…。

これもまた「コップの水を少なくしている」要因でしょう。

打線が絶えず水を注いでくれているこの状態がいつまで続くものではない訳ですから、早く少しの水でも耐えられるチームになって欲しいものです。