8/24 ●「奇跡頼みで優勝は…」(カープ2018)
19回戦(カープ10勝9敗)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 笠原3勝3敗
セーブ投手 佐藤1勝1敗1セーブ
敗戦投手 野村祐輔6勝3敗
(C)會澤12号①松山11号①
先発、野村祐輔が序盤から打ち込まれて6回4失点すると高橋樹也も1失点。
打線は初回に一時追いつくも以降は残塁の山で追いつけず。
終盤の追い上げも躱されてカード初戦で惨敗。
會澤は今季12本目の本塁打で捕手としてのシーズン本塁打の球団記録に並ぶ。
阪神が敗れた為、優勝マジックは「23」。
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出来の悪いご都合主義な脚本のような奇跡的な逆転劇の翌日でしたが、今日は負けるべくして負ける結果の試合となりました。
まあ、普通に考えればこんなもんでしょう。
奇跡はめったに起こらないから奇跡なのですから。
それにしても昨日の勢いに乗れないどころか返ってせき止めてしまった野村祐輔は本当に頼りにならない投手だと改めて分かります。
これにて2試合連続でQSを逃したばかりか、今週に入ってからただの一人もQSを守れた先発が存在しません。
結局のところあれだけの奇跡をもってしても、先発が職務放棄した上にリリーフ陣は疲労の極みという質・層ともに抱えた問題は一向に改善の気配すらないという事です。
既に優勝マジックは「23」となり1勝2敗程度のペースでも優勝は出来るまでに迫りました。
しかし、このようなまともに戦えないレベルの投手陣である以上は、やはり暗澹として気持ちになってしまいます。
今日は、昨日のような奇跡を起こすどころか残塁の山を相手先発にプレゼントする事となった打線。
最終回に昨日の再現も予感させましたが、あれだけ早めに先発が崩れてしまってはこうなるのはあるべき姿です。
奇跡的な勝利も良いですが、3連覇を目指せるところまで来た以上は、投手が抑えて打線がそこそこ打つという当たり前の状態を早く取り戻さないといけないという事でしょう。
ところで頭部死球からの復帰以降、絶好調の會澤翼は今日も本塁打で1953年に門前真佐人が記録した捕手の本塁打数球団記録(12本)に並びました。
門前といいますと後に監督も努めた創成期の選手ですが、そんな60年以上も前に捕手でありながらそれだけ打てた打者がいたというのも驚きです。
今後の残り試合と會澤自身の打撃機会を考えると球団新記録と、さらなる上積みは確実でしょうが何ともロマン溢れる挑戦に見えます。