広島東洋カープ4-13阪神タイガース
23回戦(カープ13勝10敗)
勝利投手 藤波4勝3敗
敗戦投手 岡田8勝7敗
本塁打
(C)バティスタ25号②
(T)中谷4号③
先発岡田は3回持たず9失点で降板すると後続も打たれて大量失点。
打線は序盤から反撃も大量失点を取り返せず。
守備でもミスを連発する低調な内容で惨敗を喫す。
スワローズが敗れた為、優勝マジックは「2」へ。
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この日のスタジアムは大変な人出。
内野自由席は、試合開始に先立つ3時間30分前の開門のそのまた1時間前から並んだにも関わらず、何とか座席を確保するのが精一杯だったのですから。
既にこの日の優勝の可能性はありませんが、それでもファンの期待と熱狂を改めて感じます。
試合に先立ち、月間登板数の日本タイ記録を達成する活躍で8月の月間MVPを受賞したヘロニモ・フランスアの表彰式が行われました。
あれだけの登板数をこなして今もなお、好成績を収め続け、崩壊寸前だった投手陣の救世主となったフランスアの活躍は素晴らしいの一言に尽きます。
しかし、そのフランスアがこれだけの登板をこなさなくてはいけなかった理由の一つが、一部を除いてまともに試合を作ることすらままならない先発陣のレベルの低さにあったのは周知の事実です。
そうである以上は、先発陣にそろそろフランスアが出なくても勝てる状況まで試合を作って欲しいものでしたが、その願いは「まともに試合を作れない」先発の一人である岡田明丈により見事に打ち砕かれました。
初回からいつ打ち込まれてもおかしくな不安定な投球を繰り広げた挙句、2回3回で大量失点してさっさと試合をぶち壊して場内を一気に厭戦気分に包み込んでしまいました。
岡田は元々、安定感に乏しく6イニングを何とかまとめるのがせいぜいなレベルの投手ですが、それにしても酷い内容と結果。
チームは昨日の勝利で地元での優勝をほぼ確実とした状況ではあります。
また、既に球場内には優勝記念ビールかけに備えて大量のビールが持ち込まれ会場の設営も完了したと聞いています。
しかし、これはその「厄落とし」と呼ぶにはあまりにもあんまりな事です。
何しろ、今後の状況によってはたった3人の先発だけでポストシーズンを戦う事になる可能性すら出てきたのですから。
今日、始球式に登場した「悪魔なのにガン検診を啓蒙してる」デーモン小暮閣下にちなんだ訳ではありませんが…低調な守備と併せて先の心配ばかりが目につきます。