24回戦(カープ17勝6敗1分)
東京ドーム
勝利投手 山口俊9勝9敗1セーブ
敗戦投手 中崎4勝1敗31セーブ
(C)田中10号②
先発、大瀬良は序盤に3失点も7回を投げ抜く。
打線は田中の本塁打で中盤に追いつき終盤に連夜の勝ち越し劇を見せる。
1点差の最終回で中崎の乱調で逆転サヨナラ負けを喫する。
中崎は今季初黒星、松山は自身初の規定打席に到達。
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「好事魔多し」という事でしょうか?
自身初の最多勝の大瀬良大地が苦しみながらも勝利投手の権利を持って降板し、松山竜平が自身キャリア初の規定打席到達したうえで勝ち越し打を放てば、新井貴浩が関東で最後の打席に立つ…。
今季、関東最後のリーグ戦でカープファンにはこれ以上ない展開だったかと思いましたが最後の最後で落とし穴が待っていました。
もっとも、打たれた中崎翔太に関してはここまで無敗で30セーグを挙げていたとはいえ失点も走者も多く内容的には何故無敗なのかよくわからない状況ではありましたのでこういう場面がいつ来ても不思議ではありませんでした。
ここまで優勝を決めた試合も含めて、なんと5試合連続で3者凡退に抑えて奇妙なほどに安定していただけに残念ですが、今日のところは消化試合のうちにこういう事態が起こってかえって厄落としになったとでも考えた方が良いかもしれません。
昨年終盤の驚異的な活躍を考えると意外な気もしますが、元来年間とおしての安定感が課題だった選手でもありました。
それが今季は、コンスタントに結果を残してこの金字塔。
鈴木誠也、丸佳浩と今の主軸が離脱するという事態にあって不安定な投手陣を打線が援護し続ける事が出来たのは間違いなく彼の功績でしょう。
球場でアンパンマンのぬいぐるみを持つファンを見かけない日はないぐらいに人気・実力ともに素晴らしい左打者となった松山にはプレーオフも期待したいものです。
鈴木誠也がどちらかと言えば大舞台に弱い打者であるだけに…。