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カープと趣味の日記

日本シリーズ第2戦○「ジョンソンの導き」(カープ2018)

広島東洋カープ5-1福岡ソフトバンクホークス

日本シリーズ第2戦(カープ1勝1分)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 ジョンソン1勝

敗戦投手 バンデンハーク1敗

 

先発、ジョンソンが7回1失点と好投を見せリリーフ陣も無失点に抑える。

打線は初回に鈴木の内野安打で先制すると中盤にも追加点を挙げて5得点。

先発の奮闘に打線が応えてシリーズ初勝利を挙げる。

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昨日の打線の低調さと、過去の対戦成績を振り返ると最悪ともいえる対戦相手との相性の悪さから悪夢のシリーズ4連敗の可能性は、正直かなりの確率であったかと思います。

ですから、今日の勝利で結果的にシリーズ全敗の可能性は取りあえず阻止することに成功出来て一安心といったところ。

 

昨日の試合で持ち味が発揮できないままでも負けなかった要因が大瀬良大地の好投なら、今日のクリス・ジョンソンは「お日柄の良さ」にも助けられて、それ以上の好投でした。

序盤からコントロールミスが少なく、途中で丸佳浩が「野球を覚えたての小学生」のような考えられないエラーでピンチを招いてにも関わらず、我慢して最小失点で切り抜けてくれました。

今日の相手先発であるリック・バンデンハークはカープ戦では無敵の強さを誇る好投手で正直、「こんな投手からどうやって得点出来るのか?」という暗澹たる思いに駆られていただけにジョンソンの好投が上手く打線を導いたと言って良いでしょう。

もっとも、最後は明らかに疲労の色が強く最後の甲斐拓也の当たりも運良く松山竜平のファインプレーで防いだ以上は最後まで圧倒的だったとは言えません。

昨日の大瀬良もそうですが、短期決戦という過大なプレッシャーがかかる舞台でレギュラーシーズン同様に100球前後や多少の点差は投手の疲労を測る上であまり参考にはならないという事なのでしょう。

また、この日本シリーズはCSと違い移動日があり比較的潤沢にリリーフを投入できる日程でもあります。

そう考えるとやはり、観点からも6回できっちり交代させるべきだったと思えます。

基本的にこのチームにはかつての前田健太のようなスーパーエースクラスでない主戦レベルの投手ばかりですからその点を踏まえて継投を考えて欲しいものです。

 

打線に関して言えば、昨日は完全に打線を分断していた丸佳浩が待望の安打を放つなど1番から5番までの主軸が躍動してくれました。

もっとも、その後は昨日同様に相手リリーフ陣には軽くひねられた当たりは不安要素。

「逆転のカープ」とこちらが言われるのと同様にホークスも大逆転が大変多いチーム。

今日のようにジョンソンの導きが毎試合期待出来るほど先発投手陣に厚みがないだけに早めに対策を立てられれば良いのですが…。

 

それにしても相手の投手陣は本当に四球が少ないですね。

これは各投手がしっかりとストライクゾーンで勝負出来るだけの球威を持っているという事なのでしょう。

たいしてコントロールもないくせに逃げ回った挙げ句勝手に四球で自滅してくれていたセ・リーグの投手とはレベルが一枚も二枚も上手だと改めて感じると共に、高い出塁率に支えられてきたこのチームにとってはやはり難しい相手だと思えます。