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カープと趣味の日記

日本シリーズ第6戦⚫「栄誉と恥はコインの裏表」(カープ2018)

広島東洋カープ0-2福岡ソフトバンクホークス

日本シリーズ第6戦(カープ1勝4敗1分)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 バンデンハーク1勝1敗

セーブ投手 森3セーブ

敗戦投手 ジョンソン1勝1敗

 

本塁打

(H)グラシアル1号①

 

先発、ジョンソンは6イニングを3安打2失点で、リリーフ陣も無失点に抑える。

打線は散発4安打と拙攻を繰り返した末に無得点。

攻守ともに奮わず、為す術なく惨敗でシーズンを終える。

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所用のため広島に帰郷した日曜日の朝。

人通りもまばらな球場のメインゲートの前に立って外から無人のグランドを眺めた後にチケット売り場の日本シリーズ第7戦以降の払い戻しの案内の張り紙を眺めてポツリと呟きました。

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「ああ、これで全部終わったんだな…」と。

 

かくして、私達のチームは日本一を決める舞台でまたしても単なる引き立て役に終わり、日本シリーズに出場した事実という「参加賞」で満足するだけとなってしまいました。

1勝以下でのシリーズ敗退は初出場だった1975年以来で、8個にも及んだ盗塁失敗の数はシリーズワースト記録。

また、これで3連覇しながら一度も日本一になれなかったリーグ史上初のチームという不名誉な記録も達成してしまいました。

確かに勝者と敗者の明暗がくっきり分かれる1対1の舞台である以上は、最高の栄誉と惨め極まりない恥はコインの表裏。

しかし、これはあまりにも酷すぎる惨敗と言わざるを得ません。

今日の試合などはその最たるものでしょう。

クリス・ジョンソンの孤軍奮闘により点差こそは2点ですが、攻守ともにおっかなびっくりなプレーを連発した挙げ句、ミスばかり目立ち半ば自滅したような無様極まりない試合。

その点、相手チームが、シーズン当初からこの日本シリーズの期間まで絶えず故障者の続出に苦しみながら、一人一人の選手がほとんどミスなく、自身の仕事をしっかり果たしたこととは大違いです。

つまり、我々のチームは個々の選手の能力は勿論、ベンチワーク、ひいては球団そのもののあり方に至るまで全ての面において相手に劣っていたと…という事です。

 

従って、「感動をありがとう」とか「惜しかった」というような愚にもつかない言い訳を私は許すことは出来ません。

 

…ここまで書くと、なんと酷いファンもいたものかと思う方もいるかもしれません。

 

勿論、この結果を持ってしても前人未到のリーグ3連覇を果たしここ3年でどこよりも試合に勝ったチームであるという栄誉に疑いの余地は一切ないでしょう。

しかし、結果的にこの栄誉にカスリもしなかった大惨敗という恥ずべき結果は結果として同じように受け止めなければなりません。

 

これから先も何度でも何度でも最後の頂点を目指すつもりがあるのなら…。

 

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