2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 野村祐1勝
敗戦投手 祖父江1勝1敗
セーブ投手 中崎1敗1セーブ
(C)鈴木2号③
(D)-
打点
(C)鈴木③
(D)大島①
投手
※数字は失点
(C)野村①-フランスア-中崎①
(D)吉見-谷元-祖父江③-小熊-田島
先発、野村祐は立ち上がり以外は安定した投球で7回無失点。
打線は10安打を積み重ねながら繋がらず鈴木の逆転本塁打による3得点のみ。
最終回に中崎がピンチを迎えるも凌いで辛勝で連敗を止める。
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最後の最後で中崎翔太のろくでもない投球がまたしても出てきて肝が冷えてしまいましたが、苦しみながらも連敗を止める事に成功しました。
その立役者は、何と言っても先発の野村祐輔でしょう。
初回こそいきなりあわや本塁打かという長打を浴びて動揺したした末に先制点を許してしまいましたが、その後はほとんどのアウトをゴロで取るというらしい投球でゼロを積み重ねてくれました。
それに加えて普段はスタミナと球威のなさから、だいたい6回辺りでマウンドを降りる事から「定時退社」と揶揄される彼にしては珍しく今季初登板からいきなりの「残業申請」まで出ました。
ここ2年は低迷が続きQSを守るのが精一杯なレベルの投手に成り下がっていた投手の意外な活躍は昨日、クリス・ジョンソンの無責任極まりない投球からブルペンをいきなり消耗してしまったチームにとってこれは勝利と共に価値あるものだった事は言うまでもありません。
一方で、そのような野村の活躍にも関わらず昨日まったく迫力のない投球を見せて打たれただけでなく球数も投げ込み消耗しきっているヘロニモ・フランスアを8回に投入するベンチには驚きましたし呆れもしました。
結果的には最終回に投げた「一人ジェットコースター」に比べるとフランスアは遥かに安定した投球は見せてくれましたが、どう考えてもあそこは昨日比較的安定していた一岡竜司を投入するべきでした。
これをベンチの意地もしくはフランスアを信頼するゆえの粋と評価する声もあるかもしれませんが、私に言わせればこれはたんにベンチが昨年中盤以降の成功体験をいつまでも引きずった末に起用法が硬直化を失ってしまっているという事に過ぎません。
春先からこういう場面を見ると長いシーズンを戦ううえで正直、暗澹とすらしてきます。
また、打線は結果的には4番の一振りで逆転する事が出来ましたが10安打放って本塁打による得点のみという冗談のような打線の繋がりの無さは深刻な事に変わりはないようです。
特に誰を起用しても結果は同じにすら見えてくる5番及び、サードという大きな穴はより深刻になってきています。
とりあえず、先発と4番の活躍で連敗は止まりました。
しかし、上記の攻守における問題を見る限りこれが浮上のきっかけになるとは私には到底思えません。