3回戦(カープ1勝2敗)
勝利投手 西1勝1敗
敗戦投手 九里1敗
(C)-
(T)-
打点
(C)-
(T)糸原①梅野①大山①福留③中谷②糸井①
投手
※数字は失点
(C)九里④-菊池保②-島内③
(T)西
先発、九里は中盤に打ち込まれ4回1/3 4失点でノックアウト。
打線は初回の好機を松山の併殺打で逃すと以降も沈黙し西へ完封勝利を献上。
攻守ともに崩壊する大敗で9年ぶりの開幕3カード連続の負け越し。
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ほとんどの地方で桜が満開となり花見日和が続いているこの季節。
しかし、この球場では咲くことも桜が朽ち果てようとしているかのようです。
攻守ともにまったくお話にならない大敗で9年ぶりの開幕3カード負け越しとなり、もはや栄光は過去のものになったと改めて実感せざるを得ません。
先発、九里亜連は逃げ回るだけの情けない投球に終始して5回もたずにノックアウト。
そもそも相手先発の西勇輝では投手としての格があまりに違いすぎましたが、あまりにも無様でした。
多彩な変化球と言えば聞こえは良いですが結局のところ核となるような自信が持てるボールというがまったくないというだけの話でしょう。
昨シーズン終盤に多少の活躍は見せたとはいえ、実力もないのにあまりに期待が過大過ぎであったという事です。
期待が過大過ぎたという点では4番手に投球した島内颯太郎も同様でしょう。
開幕以降、何とか一軍のレベルについて行くのが精一杯ないつ打ち込まれてもおかしくない投球でしたが、今日はさほど得点力が高いとは言い難い相手打線に為す術なく3失点で遂に力尽きた印象。
こういう「雑巾がけ」すらまともに出来ないのようではもはや一軍に居場所はないに等しいと言えるでしょう。
同じく普通に打ち込まれた菊池保則ともども、投手としては今季数少ない補強であっただけにこの二人が打ち込まれたという事は今季の投手陣の補強は完全な失敗だったという事実を突きつけられたと言えます。
開幕から早くも立て直しを迫られた形ですが非常に困難な展開が予想されるでしょう。
打線は初回1死満塁から松山竜平の併殺打で先制を逃すと、以降は好投手・西の前にまったく刃が立たず今季初の完封を喫しました。
初回の松山の打撃の酷さも勿論ですが、むしろ一番の問題は以降にほとんど好機を作れなかった事かと思います。
色々、勘違いされていますがこのチームの打線は元来ポストシーズンで部類の弱さを誇る事からも勝負強さ自体はたいした事はありません。
にも関わらず、昨シーズンにあれだけ得点を重ねられたのは何度も何度も相手投手がうんざりするぐらいにチャンスをひたすら作り続けたからです。
今日のようにそれが出来ていない以上、このチームの攻撃力は平凡になるのは当然でしょう。
一応、完封負けとはいえ松山がその後長打を放ったのを始め會澤翼、安部友裕、西川龍馬に安打は出ています。
それが継続してかつ、繋がりという結果が出るのを待つしかないかもしれません。
まあ、その前に投手が持たないでしょうが…。