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カープと趣味の日記

4/27(土) ○「不毛の大地に舞い降りた御子」(カープ2019)

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東京ヤクルトスワローズ2-0広島東洋カープ

4回戦(カープ1勝3敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 床田4勝1敗

敗戦投手 小川3敗

セーブ投手 中崎1勝2敗3セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)-

 

打点

(C)長野①會澤①

(S)-

 

投手

※数字は失点

(C)床田-フランスア-中崎

(S)小川①-マクガフ①-ハフ

 

先発、床田は序盤から安定した投球を見せて7回無失点の好投。

打線は拙攻を繰り返した末に6回に長野の適時打で先制も後が繋がらず2得点。

フランスア、中崎も無得点に抑える完封リレーで8連勝を飾る。

菊池は4回の安打で史上295人目の1000本安打を達成。

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開幕から一時は借金8がまで膨れ上がりシーズン100敗すら達成してしまうのではないかと思われるぐらいに低迷していたカープですが、それから驚異の8連勝で4月のうちに勝率を5割に戻すという離れ業を見せる事となりました。

その立役者は借金8となる直前までは脆弱さばかりが目立っていたにも関わらず突如息を吹き返した先発陣であるということは、現状、31イニング連続で無失点という驚異的な数字がそれを物語っています。

また、特にその中心にいたのが今日先発した床田寛樹である事に異論はさほどないかと思います。

2年ぶりとなる勝利を飾って以来、一時は先発陣が総崩れになった時期も含めて目下3連勝中の、その床田は今日も序盤から安定した投球。

これまでの3連勝した試合では自身の好投と共に比較的打線の援護に恵まれていたという側面もあったのですが今日はほとんど援護がない状況でも耐えるというタフさも披露してくれました。

とにかく良いコースにフォーシームやスライダーがずばずば決めって三振を奪っていく姿は見ていて爽快でした。

また、個人的な事ですが異なる球場で3週連続で同じ投手が先発した試合で全て勝利するなんて経験はこれまでカープファンをやってきて初めての事。

先週も同じ事を言いましたが、オープン戦時は正直、ダメな投手揃いの若手で多少は見栄えが良い程度の過大評価な投手という印象しかありませんでしたが、ここまで見ている者を感動すらさせるような活躍はやはり驚きです。

カープと言えば一時は「投手王国」と呼ばれながら、伝統的に生え抜きの左腕がほとんど芽が出ない「左腕不毛の大地」。

床田は、そんなチームに平成も改元する間近になって「舞い降りた御子」にすら見えてしまいます。

そろそろ壁にぶつかる時期も近づきつつあるかもしれませんが最後までこの調子を維持して欲しいものです。

 

一方、先日のドラゴンズ戦に続いて無失点で好投する先発にほとんど援護を与えられていない打線。

今日も小川泰弘の前にほとんど手も足もでず、何とか長野久義の適時打で先制しましたが非常に危うさを感じます。

今日は2安打と活躍した長野はようやくこれで打率が2割であり、打率.188と信じられない数字を残す田中広輔などを筆頭に悲惨な数字が並んでいる状況。

上記の通り、先発の活躍がメインで驚異的な連勝を重ねていますが、先発に関しては出来すぎな部分も否めない訳ですからどうにか打線が繋がらないとせっかくの5割復帰も無意味になってしまうでしょう。

 

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そんな状況の打線ですが、今日は菊池涼介が史上295人目の1000本安打を達成

という素晴らしい記録も生まれました。

入団当初は守備走塁はともかく、打撃に関してはさほどの評価されていなかった選手が辿り着いた金字塔。

その間に右打者としてのシーズン最多安打の球団記録を作ったり、チームを四半世紀ぶりの優勝とその後の3連覇に導くなど本当に素晴らしい活躍。

特に2016年夏の優勝争いが苦しくなった時期での起死回生の同点適時打は球団史に残る素晴らしいものだと今でも記憶しています。

私も含めて見たものの野球観すら変えかねないぐらいの常識はずれで華麗な守備に加えて打者としても栄えある勲章を手にした菊池。

今後もその活躍で見るものを喜ばせながら、チームの勝利に貢献してくれると思っています。

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