7回戦(カープ4勝3敗△分)
勝利投手 今永4勝1敗
敗戦投手 床田4勝2敗
(C)田中1号②
(De)宮崎4号①宮崎5号①
打点
(C) 田中②
(De) 宮崎②今永①大和①
投手
※数字は失点
(C)床田⑥-九里-中村恭-山口
(De)今永②-パットン-山崎-
先発、床田は中盤に崩れ5回6失点でKO。
打線は4回まで無安打の拙攻で田中の今季初本塁打も空砲。
先発が大きく崩れる展開で惨敗しカード初戦を落とす。
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4月に大崩れしたチームが奇跡的に5割復帰した原動力であり防御率もリーグ2位である床田寛樹が今日は先発。
今日の対戦相手はその自身を更に超える驚異的な防御率を誇るリーグ屈指の左腕である今永昇太とあって、勝利を得る為には非常に厳しい条件が最初から課せられていました。
すなわち、「無失点で7イニング以上は投げる」そして「3塁にできるだけ打球が飛ばないようにする」。
しかし、今日の床田はそんな難しいミッションへのプレッシャー以前に連打と自らのエラーで、5回6失点で試合を作ることすらできませんでした。
ここまで素晴らしい投球を見せてくれましたが、あれだけ制球が悪いと元々、変化球の種類が豊富とは言い難い投手ですからやはり難しいようです。
ここまで快進撃を見せてくれた左腕ですが、ここに来て初めて壁にぶつかったかのようにもみえます。
もっとも、どれだけ良い投手でも年間通して全ての試合で良い投球を見せるのは困難なのは当たり前の事。
むしろ、幾度か訪れるであろう、こういう厳しい局面をどういう風に乗り越えるかが、この救世主には求められているのだと言えるでしょう。
今日は残念でしたが、次回登板に期待したいと思います。
試合自体はあまりに今永相手に打線がお話にならなすぎて3回表に床田の送球をサビエル・バティスタが後逸(…と敢えてここでは書きます)した時点で試合は事実上決したと言えます。
従って、何かと話題になるかと思える5回裏に飛び出した田中広輔の「まぐれ当たり」ですが、低迷を極める打線にとっては些末な事に過ぎません。
そもそも、あれだけ無意味に打席を重ね続ければ長打の一つぐらい出るのは当たり前でしょう。
断じてあれは「我慢の起用が実った」などという無意味な美辞麗句で飾るべきものではありません。
むしろ、本当に「復活のきっかけを掴んだ」というのは、決定的な仕事を複数回こなした宮崎敏郎のような活躍こそ相応しいかと思えます。