広島市内に夏の到来を告げる「とうかさん祭り」と重なる形となったホークスとの3連戦。
「日本シリーズの復讐戦」と意気込んだファンも少なくはなかったでしょうが、結局は敢えなく返り討ちという結末に終わり、カープファンに現実の到来を告げる事となりました。
この3連戦はまともに試合を作れない先発に、盗塁死を重ねる自滅同然の拙攻と、改めて両チームの実力差を無残なまでに見せつけられた形。
幸いな事に3戦目は九里亜蓮が「苦手な」先発を5回2失点と無難にこなしたことと、中崎翔太を追放した勝ちパターンの継投に中村恭平を加えた投手リレーが意外にも機能した事で何とかスイープは免れました。
とはいえ、我々にとっての一番の幸いはこれだけ実力差が違いすぎる強豪と年に、たったの3試合しか試合をしなくて良い事かもしれません。
他のセ・リーグ各球団共々、散々ごねた挙げ句まんまと交流戦の試合数削減を勝ち取ったカープ球団の努力が実ったと言えるでしょう。
それぐらい結果も内容も絶望的なほどの開きを感じました。
また、この3連戦のみならず今週通して、6イニング目を3失点以内で完了できた投手は大瀬良大地のみという再び目に見えて綻びが出てきた先発陣を眺めたら、カープにとって苦難でしかない交流戦がまだ半分も終わっていない以上、一気に再度転落する可能性が見えた気すらします。