吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

7/15(月) ○「内容のない勝利だからこそ」(カープ2019)

横浜DeNAベイスターズ5-8広島東洋カープ

13回戦(カープ5勝7敗1分)

横浜スタジアム

 

勝利投手 九里4勝5敗

敗戦投手 井納3勝4敗

 

本塁打

(C)-

(De)細川1号②

 

打点

(C)鈴木②松山①會澤①安部①曽根②

(De)筒香①ソト②細川②

 

投手

※数字は失点

(C)九里③-今村―レグナルト-フランスア

(De)井納⑥-武藤-ソリス-櫻井-国吉②

 

先発、九里は3回に崩れるも耐えて6回3失点で試合を作る。

打線は初回に鈴木の適時打などで4得点を挙げ、終盤にも曽根の適時打が飛び出す。

最終回にフランスアが崩れるも序盤のリードを守って連敗を11で止める。

今村が球団記録となる111ホールドを達成。

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いつになれば止まるのか分からないまったく先の見えない連敗街道。

正直、球団ワースト記録である13連敗の更新はほぼ確実と思われましたが、ようやくそれが止まる事となりました。

とはいえ、試合の内容的には見るべきところが少ない試合だったように思えます。

プロ入り初完封以降は、試合を何とか作るのが精一杯の九里亜蓮は大量援護を貰っておきながら苦しい投球に終始。

また、今村猛はともかくカイル・レグナルトもヘロニモ・フランスアも安定感の欠片もなく、その投球はむしろ明日以降の相手打線にひたすら勇気を与えるだけのものでしかありませんでした。

一方、打線にしても初回の「まさかの」猛攻で4得点を挙げるなど3回までに6点差をつけたもの4回以降は8回までたったの2安打で見せ場も中押し点はなし。

ようやく曽根海成によってもたらされた追加点はどう考えても当たり損ないが運良く落ちただけの力ないポテンヒットによるもの…。

更に言えば、3連戦の後は休みという日程上リリーフが潤沢に使える状況下で6回の九里の続投は悪手にしか見えず、今日監督の続投が事実上決まったベンチも勝負が出来ていない弱気な姿をさらけ出していました。

どう考えてもいつ大逆転を喫するか分かったものではない試合運びで、脇の甘さばかりが目立つ試合だったと言って良いでしょう。

もっとも、3連覇を果たした翌年に、20年ぶりの11連敗を喫するという異常な状況の中での勝利ですから内容を問うても振る舞い酒の味に文句を言うのと同様に意味のない事。

11連敗目となった試合のような投手陣が極限の活躍を見せた試合で勝利を取りこぼし続けた末の連敗が、こういう「勝ったには勝ったけれども…」と言うしかない大味な試合で勝利したという事がかえって印象深いのかもしれません。

4連覇という目標がこの11連敗で完全に絶たれてしまった今となってはそう考えるしかありません。