7/16(火)●「11連敗を喫したという重み」(カープ2019)
14回戦(カープ7勝6敗1分)
勝利投手 三嶋4勝3敗
敗戦投手 レグナルト4勝2敗
(C)鈴木20号①バティスタ19号①
(De)ソト26号②宮崎13号②
打点
(C)西川②バティスタ②鈴木①
(By)ソト②宮崎②ロペス①佐野②伊藤光①
投手
※数字は失点
(C)アドゥワ④-レグナルト④-遠藤-塹江
(De)上茶谷③-櫻井-三嶋①-パットン-山崎①
先発、アドゥワは5回まで2安打無失点も6回に2本の本塁打で力尽きる。
打線は序盤に連打で3点を先制も以降は決定打が出ず。
2番手レグナルトの乱調も響いて逆転負け。
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昨日、めでたく11連敗を止めたカープですが、さすがにここから一気にチーム状況が好転するほど甘くはない事を見せつけられました。
やはりというべきか、これが20年ぶりに喫した11連敗という事実の重みなのだと思えます。
今日も幸先よく打線が先制し、先発のアドゥワ誠も5回終わって2安打無失点で3点差という展開でしたが、6回に暗転。
直後に鈴木誠也の一発で追いつくことは出来ましたが、今度はカイル・レグナルトが大乱調で勝ち越されるという展開。
せっかく打線が打ち始めたと思いきや、今度は投手陣が崩れるという弱いチームにはありがちな典型的な足の引っ張り合いで、まさに歴史的な転落劇を見せたチームに相応しい無様な姿と言えるでしょう。
とはいえ、これは予想する事は簡単な事だったかもしれません。
11連敗中はどん底の打線に比べて投手陣が頑張っていたとはいえ、あくまでそれは「何とか試合を壊さなかった」程度の事。
むしろ、僅差の試合で逆転負けを喫した試合も少なくはない事からしっかりリードを守りきれる強さなど元からなかったと言えます。
それに加えて今日のアドゥワにしても本来の実力から考えれば6回の暗転は起こり得た事ですし、レグナルトも最近は明らかに疲れが見えていた訳ですから仕方ない事かもしれません。
では、この二人を崩れ始めた時に早々に交代するべきだったかと言えばそれもたんなる結果論でしょう。
そもそも5回終わって球数がたったの50球だったアドゥワや、ここまでブルペンの中心であったレグナルトを交代させる事は残りのイニングなどを勘案すれば到底現実的な考えとは思えません。
まあ、妥当な起用をするだけでは勝てないというのもまた「弱いチームの宿命」なのですから今となってはそれを甘受するしかないでしょう。
そういえば、あまり試合を左右する要素こそ皆無で忘れられがちですが、再びスタメンに返り咲いたルーキー小園海斗は2安打の活躍。
何より、前回一軍帯同時は酷評された守備で失策がなかったのも大きいかと思えます。
まだ3位以上の可能性自体はある訳ですから無闇に「シーズン残りは若手を使え」と無責任な事は言えませんが。状況的に起用しやすくはなった現状で起用の機会は増やすやすいのも確か。
是非これを積み重ねて欲しいものです。