16回戦(カープ10勝5敗1分)
東京ドーム
勝利投手 ジョンソン8勝6敗
敗戦投手 高橋3勝4敗
セーブ投手 フランスア6勝3敗6セーブ
(C)西川10号①菊池7号①
(G)ゲレーロ10号②
打点
(C)西川①菊池①鈴木①
(G)ゲレーロ②
投手
※数字は失点
(C)ジョンソン-遠藤②-今村-フランスア
(G)高橋③-鍵谷-戸根-澤村-大竹-高木-デラロサ
先発、ジョンソンは毎回走者を背負うも耐えて6回無失点。
打線は初回に西川、菊池の2者連続弾で先制も以降は好機を活かせず。
リリーフ陣が崩れるもフランスアの好救援で守りきり逃げ切り勝ち。
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球団史上初の記録となる月間4本目となる西川龍馬の先頭打者本塁打で先制すると、菊池涼介も本塁打で続くというド派手な攻撃を見せながらも打線は尻すぼみ。
クリス・ジョンソンは3年ぶりの完封を果たして前回に比べるとさすがに見劣りはするものの、要所を抑えて試合を作ったもののリリーフ陣が崩れる。
どう考えても逆転されるのは時間の問題だったかと思いますが、8回1死から登板したヘロニモ・フランスアの好投と相手の良い当たりが尽く野手の正面にいったりポール際で逸れたりという幸運に救われました。
前回登板では1点差で素晴らしい投球を見せた遠藤淳志は2番手で登板した今日はあっさり2失点と、リーグ屈指の強打のチーム相手ではまだまだ荷が重すぎたようです。
今村猛も崩れて早々とフランスアの救援を乞うという無様な内容と結果で、カイル・レグナルトを2軍に落とした再編されたリリーフ陣は早くも綻びを見せてしまった形。
もっとも、遠藤に関してはその後、結果的には一打逆転の場面を抑えて望みを繋いだのですから秘められた力を信じて次回に期待としか言いようがありません。
そもそももう代わりを任せられる投手がいないのですから…。
それにしても、この試合を見ていると改めて今季のカープは「勢いと運だけのチーム」である事が分かります。
それに加えて、昨日期待はずれの出来に終わったエマイリン・モンティージャを2軍に落としたのはともかく余った外人枠を埋めるため(としか思えない)に1軍へ上げたアレハンドロ・メヒアをスタメン起用したり、1点差の終盤の代打に松山竜平や會澤翼が残っているにも関わらず野間峻祥を起用したりとベンチも明らかなミスが目立ちます。
特に8回無死1塁での「平手打ちのお兄さん」こと野間を起用したのは誰もが首を傾げた事でしょう。
案の定、ろくに送りバントも決められず「監督室で平手打ち」どころか、その場で鉄拳をぶちかまされても仕方がない酷いプレー。
結果的に怪我の功名で、安打で好機を広げましたが、その後の拙攻は明らかにこの起用が影響していたとしか思えません。
このチームの現実的な目標はあくまで「3位以上の確保」である以上は、このカードでノルマであった1勝を確保したのは喜ばしい事ですが…消耗させすぎたフランスア共々先々を考えるとまた大型連敗が始まりそうな予感が漂います。