阪神タイガース6×―5広島東洋カープ
20回戦(カープ10勝10敗)
京セラドーム大阪
勝利投手 岩崎2勝0敗
敗戦投手 フランスア6勝4敗6セーブ
本塁打
(C)―
(T)大山12号③
打点
(C)小園②バティスタ①松山②
(T)梅野①近本①糸原①大山③
投手
(C)床田②-遠藤①-中村恭-菊池保-中崎-フランスア
(T)西⑤-能見-島本-岩崎
先発床田は序盤に崩れ2回で降板も、遠藤が3回1/3を1失点で試合を作る。
打線は3回に集中打で逆転に成功も以降は追加点を挙げられず。
最終回にフランスアが逆転3ランを浴びてサヨナラ負けを喫する。
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ここまで対戦戦績が奮わない苦手な西勇輝との対戦でかつ、先発投手が早々に降板するという非常に苦しい展開であるにも関わらず9回までにリードは2点。
マウンドには、久しぶりにセーブ機会のあるシチュエーションでの登板となったヘロニモ・フランスア。
誰もが「このままつつがなく試合終了すれば」と思った矢先にまさかの逆転3ランで劇的なサヨナラ負けという結末が待っていました。
フランスアの土壇場での逆転弾と言えば、どん底だった交流戦に追い打ちをかけたあのオリックスバファローズ戦での吉田正尚に浴びた逆転弾を思い出した方も少なくはないでしょう。
基本的に3人であっさり終わる事が少なく、直球が主体である投球スタイル故にこういう事が起こりえる事はある程度予想はできましたが、しかい1死も取れずにあっさり逆転被弾というのはあまりにも残念過ぎる結果です。
とはいえ、やはりリリーフ陣に彼以上の投手は存在しない訳ですから、「フランスアで打たれたなら今日は仕方ない」と割り切るしかないでしょう。
そういえば、前回のフランスアによる逆転被弾は床田寛樹の勝ち星を消してしまったという点でも印象的でしたが、今日に関しては床田はまったく先発の役割を果たせなかったのでそういう事を気に掛ける必要はないというのは前回との違いですが…。
床田は悲願のオールスター戦出場以降は6回までにマウンドに立つのが精一杯な内容で夏場に来て明らかに疲れを隠せずにいます。
前に何回か書いた気がしますが、1年間ローテーションを守った経験のない投手故に後半戦に入ると失速してしまうというのはよくある話ですが、床田もその例外ではないようです。
ここで何とか立て直して欲しいところではありますが、やはり苦しいかもしれません。
床田が早々に降板した事でそのしわ寄せが来たのがブルペン。
再びミドルリリーフに回った遠藤淳史や逆にセットアッパーに回った菊池保則、中崎翔太の好投があったもののやはり全体的に疲弊しているように見えます。
また、ここに来て外国人枠の問題もあり、更なるフレッシュな戦力を投入できないでいる状況。
あの劇的なフランスアの被弾も言わばその象徴なのかもしれません。
9連戦は半ばに差し掛かっていますが、ブルペンが今のような状況では勝ち越すのは困難かもしれません。