広島東洋カープ7―8読売ジャイアンツ
18回戦(カープ11勝6敗1分)
マツダzoom-zoomスタジアム広島
勝利投手 大竹3勝
敗戦投手 アドゥワ3勝5敗
セーブ投手 デラロサ1勝3セーブ
本塁打
(C)菊池10号①
(G)ゲレーロ15号②
打点
(C)鈴木②菊池③松山①西川①
(G)ゲレーロ③若林②小林①坂本②
投手
(C)アドゥワ⑥-島内-レグナルト①-一岡①-今村
(G)山口俊④-田口-鍵谷-戸根-大竹-澤村①-高木-デラロサ
先発、アドゥワは4回6失点でKOで、リリーフ陣も終盤に失点。
打線は序盤から反撃を見せ9回1点差に迫るも及ばず。
投手陣が大きく崩れて惨敗を喫し3連敗。
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先発が試合を作れない展開も打線が徐々に追い上げる。
これを見て、前回の同じ場所での同じ対戦相手での初戦での起死回生の展開を思い出した方もいたかと思います。
しかし、結果はそうはなりませんでした。
前回の大逆転劇の呼び水となったのは打線の奮起と共に得点を許さなかったリリーフ陣の奮闘があったのですが、今日はむしろリードを広げられるばかりで追い上げムードに水を差すことに終始してしまいました。
もっとも、それは仕方ない事かもしれません。
現状のカープのリリーフ陣は4点以上のリードも守れないばかりか、おまけにブルペンの柱だったヘロニモ・フランスアも2軍落ちとまさにどん底の状況なのですから。
そんな中で初回から4点ビハンドとなると、さすがに試合は序盤から事実上決まっていたとも言えるでしょう。
それしにしても困りました。
フランスアの代わりに上がったカイル・レグナルトも低調な投球を披露してまったく頼りにならない事が分かりましたし、一岡竜司も今村に続いて限界説を証明した形。
現状のブルペンの惨状を見て「あまり打つ手はない」と前回書いてしまいましたが、解決策の糸口すら見当たらない状況。
こうなると、1試合1試合出たとこ勝負で調子の良さそうな投手を入れ替えつつ戦うしかないという事になります。
しかし、突出した救世主が現れでもしない限りは臨機応変な対応を大の苦手とするのがカープのベンチワークですからそれも難しいでしょう。
ここでまた崩れたら目標である3位以上の確保も難しい状況ですから、何とか知恵を振り絞って欲しいところです。