22回戦(カープ11勝11敗)
勝利投手 九里8勝7敗
敗戦投手 高橋遥3勝7敗
セーブ投手 フランスア6勝6敗10セーブ
(C)會澤11号①
(T)-
打点
(C)會澤③菊池①スズキ①メヒア①
(T)糸原①
投手
※数字は失点
(C)九里③-菊池保-フランスア
(T)高橋遥⑥-守屋-望月
先発、九里は6回に一挙失策絡みで3失点も7回を自責点1の好投。
打線は2回に會澤の本塁打で先制すると3回には打者一巡の猛攻で5得点。
序盤の大量得点で逃げ切り勝利し15試合ぶりの連勝。
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8月以降の低迷でリリーフ陣が完全崩壊したカープ。
そんな状況試合前に長らくカープのブルペンを支え続けた永川勝浩が現役引退を発表というニュース。
今のカープの状況を考えると何とも象徴的でもあり皮肉でもあります。
そういう訳ですからこのチームが勝利するには序盤から出来るだけ多くの得点を入れる事が必須事項。
何しろ僅差のリードを継投で凌ぐなんて事は絶対に無理なのですから…。
その点で考えると序盤から打線が繋がり思った以上に得点が出来たのは理想的な展開ではありました。
また、理想的といえば今日の先発の九里亜蓮。
ここまで非常に粘り強い投球を見せてはくれていましたが、今日もその本領を上手く発揮してくれました。
6回には適時打で失点した直後に三好匠の考えられないような落球より更に2失点を喫し、どう考えても「嫌な予感」しかしませんでしたが…。
その後も7回もマウンドに上がって100球を超えても集中力を切らさず7回で自責点1と素晴らしい結果を見せてくれました。
上記のとおり、僅差のリードを守りきれるリリーフなど皆無なチームにあってこれだけ長くマウンドを守りきった事は大きな価値がありました。
また、8回に登板した「現状のリリーフ陣で一番まともな投手」こと菊池保則も5試合連続無失点で、最終回のヘロニモ・フランスアへ繋ぐ事が出来たのも大きかったかと思います。
中盤以降はいつ逆転されてもおかしくない危うさしか感じられないチームにあって、こういう試合が出来れば良い結果も出るというものです。
もっとも、明日以降はそうはいかないでしょう。
前回のカードで最下位のチーム相手に遮二無二勝ち越す為に表ローテを使い切っている状況で明日以降の2線級の先発が今日の九里のような投球が出来る筈がないからです。
勝利の喜び以上に大変厳しい現実を感じます。