オープン戦(カープ5勝1敗)
勝利投手大瀬良 1勝
敗戦投手ニール 1敗
セーブ投手フランスア 1セーブ
(C)-
(L)-
打点
(C)野間②
(L)鈴木①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-高橋樹-岡田-スコット-フランスア①
(L)ニール②-ギャレット-増田-平良
先発、大瀬良は5回3安打無失点でリリーフ陣も高橋樹、岡田、スコットも無失点で抑える。
打線は4回に野間の適時打による2得点のみに留まる。
最終回にフランスアが失点も逃げ切り無人の本拠地でのオープン戦初戦を勝利で飾る。
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関係者以外の姿がないスタンドに、時節傍らを通り過ぎる呉線が通過する音…。
開場して10年を超す私達の本拠地。
その歴史でこんな寂しい光景は正直、見たくありませんでした。
バットやミットの音は良く響きますが一体それが何になると言うのでしょうか?
予想はしていたものの実際に見てみると悪夢とすら思えます。
試合自体は、球界随一の威力を誇るライオンズ打線を1失点に抑える一方で、打線に比してさほどでもない相手のブルペン相手に無得点とあべこべの展開。
更には例年オープン戦では調子が良いとは言い難い投球が多く「寝起きの悪さ」に定評がある大瀬良大地がこの時期に好投を見せたり、「あの」上本崇司が長打を放つなど奇妙な場面が目立つ試合でもありました。
無得点とはいえ、打線に関しては好材料が少なくなかったと思います。
上記のオカルトの類である上本の長打はともかく…。
ここ最近の試合で猛アピールする高橋大樹に刺激されてか野間峻祥が決勝点となる適時打を放ち、故障で出遅れていたオープン戦初出場の松山竜平も初安打。
相変わらずの緊張感の無さが腹立たしい長野久義のショボい安打やホセ・ピレラの死球による退場もさほど気にならないと思えるぐらいです。
もっとも、そのピレラがこの期に及んで未だに守っている三塁では小園海斗が打球をポロポロこぼしたりと低レベルさは相変わらずですが、緊張感が途切れないように続けて欲しいものです。
一方、強烈無比なライオンズ打線相手に僅差のリードで守ったブルペンは高橋樹也と岡田明丈は内野陣のエラーにより出塁を許すものの相手中軸に無失点でした。
とはいえ、岡田はまっすぐ以外はこれといったボールがないうえに走者が出た途端に投球内容がボロボロになってしまい、まだまだ実戦で起用出来るレベルではないという印象が強く、最終回に登場したヘロニモ・フランスアに至っては1失点で済んだのは運が良かっただけとしか言いようがない酷い内容。
オープン戦初出場の高橋樹也こそ、昨シーズンの首位打者である森友哉から併殺打を奪うなどの活躍で大きなアピールが出来たかと思えますが、これまた全体的には突出したものがあるとは言い難くこの程度で際立って見えるのは逆にブルペンのレベルの低さ故でしょう。
リリーフ陣のおいてはどの役割に関しても決定打が皆無で未だに何も決まっていないというチームの現状が改めて垣間見える思いです。