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カープと趣味の日記

3/11(水)●「試練を前に」(カープ2020)

横浜DeNAベイスターズ7-1広島東洋カープ

オープン戦(カープ5勝3敗1分)

横浜スタジアム

 

勝利投手 上茶谷 1勝

敗戦投手 遠藤 1敗

 

本塁打

(C)-

(De)佐野1号③梶谷1号①ロペス1号①佐野2号①

 

打点

(C)安倍①

(De)佐野④梶谷①ロペス①伊藤①

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤⑤-高橋樹-塹江①-藤井-一岡-スコット①

(De)上茶谷-伊勢-山崎-国吉-パットン

 

先発の遠藤は3回に2者連続含む3被弾5失点で降板し、打線も適時打なしの1得点に留まる。

リリーフ陣も塹江、スコットが失点を喫し投打で圧倒される大敗。

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今日で東日本大震災からちょうど9年を迎えるこの日。

9年前は電力不足の影響で平日昼間の公式戦をカープが戦った横浜スタジアムでの試合となりました。

しかし、試合をのんびり眺めながらあの日の午後に唐突に訪れた惨劇とその後の苦労に思いを馳せる…というような事を我々が行う事は許されません。

何故なら客席に私達ファンの席はありませんし、何よりカーププロ野球にはあの時と同じ、もしくはあの時以上の危機が現在進行系で進んでいるからです。

世界的な新型コロナウイルス蔓延に伴う政府からのイベント自粛要請を受けてあの日の大地震のシーズン以来9年ぶりにプロ野球は開幕順延が3日前に決定したばかり。

ただでさえオリンピック開催に伴う休止がある今シーズンですから、延期により全試合日程の消化は困難な状況と考えて良いでしょう。

場合によってはプレーオフの中止やレギュラーシーズンの短縮なども想定されますし、無知と恐怖による他のスポーツやエンターテイメント系の興行に対するイメージ低下の影響で動員数そのものの減少など、その損失は9年前を遥かに凌ぐ事が予想されます。

もっとも未知のウイルスと人類の戦いという世界的な非常事態の前ですからカープ含めプロ野球界とそのファンで出来る事などありません。

個人的にも苦労の末に運良く手に入れた開幕カードのチケットが紙切れになってしまった事を含めて非常に歯がゆい気持ちはありますが、今は結果を受け入れていち早い開幕を願うしかありません。

 

試合に関しては先発6人の頭数すら揃わない状況で、昨シーズンは一時崩壊したブルペンをその細腕で支えてくれた遠藤淳志が先発しましたが、見事に力不足を露呈しました。

リリーフ陣もここまでまずまずの出来だった塹江敦哉と、DJ・ジョンソンの不振で開幕1軍が早々と確定しつつあるテイラー・スコットがあっさり失点。

はっきり言ってリリーフに関しては何一つ発見がないままオープン戦を終了することになりそうな勢いにすら思える酷いレベルになってきました。

開幕が順延となり新たな日程も未だに決められない中で選手たちがモチベーションと調子を維持していくのは大変な困難でしょうが、このセクションに関してはそれ以前の問題でしょう。

また、2回で降雨により終了してしまった昨日の試合で先制点を二人で上げた長野久義とホセ・ピレラが今日も1番2番を務める変則的なオーダーを組みましたが不発。

そもそもこの二人の同時起用。

佐々岡新監督の柔軟な起用法の現れと喜ぶ声もあるようですが、どうでしょうか?

ただでさえ、守備では守れるポジションが皆無に近いこの二人の同時起用というのはさほど実用的でも無ければ現実的とも私には思えません。

そんな無意味な実験をして限られたオープン戦の無駄使いをするようならもっと現実味のある試みをした方が良いかと思えます。