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カープと趣味の日記

6/10(水)○「第三極」(カープ2020)

広島東洋カープ15-1阪神タイガース

練習試合

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)メヒア④

(T)-

 

打点

(C)メヒア④堂林⑤田中②高橋大②會澤①ピレラ①

(T)陽川①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里-塹江①-フランスア①-DJ・ジョンソン

(T)ガンケル⑧-高野⑦-小川-守屋

 

初回にメヒアの満塁弾で打線は先制すると堂林の満塁弾含む5打点の活躍などで6回までに15得点。

先発九里は6回無失点の好投でリリーフ陣も大量援護に守られてフランスア以外は無失点。

初回から長短打含めて17安打の猛攻で大勝。

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異例続きの異常事態に遭遇しながら開幕を迎えようとする今季プロ野球のレギュレーションが発表されました。

過密日程による選手への疲労を考慮して一軍登録枠が31人、ベンチ入りメンバーを26人にそれぞれ拡大が決定しましたが、なにより注目すべきなのは本来4人の外国人登録枠を5人に増やす可能性も検討されているという事。

これが実現すれば、外国人頼みの傾向が特にブルペンにおいて大きいカープにとっては朗報でしょう。

気兼ねなくクリス・ジョンソン+リリーフ投手二人をメンバーに入れたうえでアレハンドロ・メヒアとホセ・ピレラの併用も可能なのですから。

そうなると現状では開幕を二軍で迎えるのはこれだけ大量援護があったにも関わらず変化球主体のひ弱な投球に終止して失点したヘロニモ・フランスアでしょうか。

昨シーズン、直球頼みの投球を痛打されまくった影響からか変化球がやたらと多く投げる今季の姿を進化と評価する方もいるかもしれませんが、肝心要の直球がまったく球威も制球もさほどでない以上は相手打者にはたいした驚異にはならないかと思います。

 

とはいえ、新たなレギュレーションの議論がどう転ぶか分かりませんからやはり外国人枠が変わらない前提でメヒアとピレラは見るべきでしょう。

昨日も言いましたが、どちらも守備に関してはいない方がマシなレベルなので比較対象は純然たる打力。

同じく安打は重ねているもののセコい単打ばかりのピレラに比べると長打が打てているメヒアの方が魅力的に映るのは無理からぬことです。

そのメヒアは今日も初回から満塁弾を放って大きなインパクトを残しましたし、まったく期待してない三塁の守備でもドタバタと動きながらも一応は何とかこなしてはいるようには見えます。

しかし、上記の外国人枠が拡大すれば遠慮なくこの二人を同時投入出来て一塁、三塁に広大な穴があるこのチームには追い風になり得ます。

何度も言いますが打撃という観点で。

しかし、この二人を差し置いて打線で主役になったのは外国人枠拡大で逆に開幕スタメンが大きく遠のくことになった堂林翔太

3回に満塁弾を放つと6回にも適時打でなんと5打点の活躍。

待ち焦がれた選手の待望の活躍と歓喜するファンもいれば私のように薄気味悪い物を見たような感覚といった様々な感想があるでしょうが、メヒアとピレラだけでなく彼のようにポジションが重複する選手が「第三極」を作るのは望ましい事です。

もっとも開幕を迎えればそんなものは絵に描いた餅でしかないと思い知るのもまた常ではあるのですが…。