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カープと趣味の日記

06/20(土)○「確率的には少なかった筈の展開」(カープ2020)

横浜DeNAベイスターズ5-10広島東洋カープ

2回戦(カープ勝敗)

横浜ベイスターズ

 

勝利投手 中崎1勝敗

敗戦投手 三嶋1敗

 

本塁打

(C)鈴木誠1号①2号④

(De)ソト1号②宮崎1号①

 

打点

(C)鈴木誠⑤西川①長野②ピレラ①

(De)伊藤光①ソト③宮崎①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田③-今村-中崎-フランスア①-スコット①

(De)ピープルズ①-石田①-三嶋④-平田③-伊勢

 

先発、床田は4回に先制を許すと5回にソトの本塁打を浴び5回3失点で降板。

打線は試合終盤に代打長野の適時打で逆転すると鈴木誠也の満塁弾などで10得点。

逆転後にリリーフ陣が失点を喫するも大量得点が効いて2年ぶりの開幕2連勝。

スコットは日本プロ野球史上初のアフリカ大陸出身投手として公式戦登板を記録。

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3月のオープン戦から何度も何度も指摘しましたが、既にシーズンを戦う前から壊滅状態なのがカープブルペン

また、それをもって「今季のカープは接戦で継投に入る展開だとほとんどの試合を落とすだろう」とも予想もしました。

従って今日、ビハインドで6回から早々と継投に入った時点で半ば敗北は決定的…というより7回の何故無失点で終わったのか分からない中崎翔太の胃薬が飲みたくなるような投球を見て途中で試合の視聴を取りやめた方もいたかもしれません。

開幕節で無ければ私もたぶんそうしていたでしょう。

しかし、結末はご覧の通り大逆転勝利で開幕2連勝を達成。

大量リードの後にマウンドに立ったヘロニモ・フランスアやテイラー・スコットの気の抜けた投球を見ると奇跡的にすら見えます。

 

8回に逆転適時打を放った長野は、ここぞという場面での代打起用に最高の形で応えてくれました。

昨シーズンの開幕当初は人的補償で来た割に必死さが感じられないプレーが多かったうえに周囲の「レフトの守備は出来ない」「代打は向いていない」などの無意味極まりない擁護の声に個人的には苛立ちしか感じませんでしたが、今季はいきなり魅せてくれた形です。

昨年オフでFAしないなら自由契約が適当と思われたこのベテランの活躍は、同じく「終わった選手」に過ぎなかった堂林翔太の4安打の大活躍と共にまさに嬉しい誤算。

数字だけを見れば試合を決定づける満塁弾含む2本塁打5打点の鈴木誠也の活躍も勿論素晴らしいですが、こういう期待をかけにくい選手の意外すぎる活躍はやはり光るものがあります。

上記の通り、今季は起こりにくいと思われた「接戦の継投を凌いで終盤で逆転劇」という展開が開幕2戦目で早々に具現化したというのも頷けるというものです。

 

もっともそれがもっとたくさん見られるという保証は前述のフランスアやスコットの低調さを見るとできないのですけれども…。

そもそも5失点もしていますし…。