07/05(日)●「抜け出すのは困難」(カープ2020)
2回戦(カープ2敗)
勝利投手 西勇1勝1敗
敗戦投手 遠藤1敗
(C)鈴木誠6号①
(T)ボーア2号④大山2号②サンズ2号①
打点
(C)坂倉①鈴木誠①松山①
(T)大山③ボーア④サンズ①
投手
※数字は自責点
(C)遠藤⑧-ケムナ-高橋樹-フランスア
(T)西勇③-伊藤和
先発、遠藤は制球が定まらず3回に満塁弾を浴びるなど5回8失点で降板。
打線は2回に坂倉の内野ゴロの間に先制も以降は散発6安打で3得点。
先発早々に試合を壊す連日の投壊で4連敗を喫し2カード連続の負け越し。
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昨日に続いて先発がまったく試合を作れないぐうの音も出ない惨敗となり「序章」の筈だった昨日から一転して「投手陣完全崩壊」ですら印象付けただけの試合となりました。
先発の遠藤淳志は準備期間も少ない中にあって、半ば員数合わせで先発ローテーションに入ったのも同然の投手でありましたし、前回登板こそは良く投げてくれましたがずば抜けた内容でもなかった訳ですから今日のような結果はある程度は予想が出来ました。
しかし、それらを差し引いても5イニングで6四死球に8失点はさすがに酷過ぎで到底一軍レベルの先発は務まらない程度の実力を露呈した形です。
運良く先制出来た直後の3回の投球に至っては犠打を失敗して2ストライクに追い込んだ投手を歩かせるなど、とにかく捕手が構えたミットの方向にボールがいかないのですからこの結果は当たり前かと思います。
明日から、二軍落ちするのは当然としてせめて観戦に耐えうる程度の制球ぐらいは身につけて帰って来てくれる事を願うばかりです。
まあ、当分は帰って来られないでしょうけれど…。
かくして貧打にあえぎ4連敗中だった相手に2連敗でカード負け越しをあっさり喫したばかりか相手打線に自身を植え付ける事となりました。
それどころか、4連敗と今週は一度も勝利を挙げることすらできず、一気に最下位転落の可能性が濃厚になってきました。
特に投手陣は今週だけで31失点を喫し、先発にQSが一人もいないという悲惨極まりない状態。
当然ながら、野球とはまず守備ありき投手ありきの競技です。
また、投手陣の不振に引っ張られる形で開幕1週間は大量得点をもたらしてきた打線の勢いも明らかに陰りが見られるようになりました。
これらの現状を見ますと連敗に歯止めが掛からないばかりか、ここから昨年の球団記録に匹敵するような大型連敗を喫する可能性すら濃厚に見えます。
昨年までのコーチとしての実績を考えると佐々岡真司監督はお世辞にもやりくりを上手くやっていける能力はなさそうですから、この状況から抜け出すのは余計に困難でしょう。
残念ですが、私達は早々と今季のシーズンの結末がどのようになっても素直に受け入れる心の準備を進めざるを得ないかもしれません。