8回戦(カープ5勝3敗)
勝利投手 野村1勝
敗戦投手 松葉2勝1敗
セーブ投手 フランスア1敗1セーブ
(C)鈴木誠9号②
(D)-
打点
(C)鈴木誠②
(D)-
投手
※数字は自責点
(C)野村-フランスア
(D)松葉②-谷元
先発、野村は5回までパーフェクト投球で8イニング無失点の好投。
打線は4回まで無安打に抑えられ6回に鈴木誠也の本塁打で先制も追加点なく2得点。
最終回をフランスアが3者連続三振で切って今季初の完封勝利。
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前回登板で勝敗が付かなかったものの6イニング1失点に抑えた野村祐輔に対して思った感想は「次は普通に打たれるだろう」でした。
しかし、予想に反して彼は前回首位を独走し早々と優勝を手中にしかけている読売相手に無失点だった好投手・松葉貴大との投げあいに勝ったばかりか8イニングを無失点という昨日の九里亜連以上に意外過ぎる結果と内容。
主戦投手であったのは遥か昔の「くたびれ果てたロートル」に過ぎなかった彼に未だにこんな力が残されていたとは思えなかったので素直に驚きです。
とはいえ、点差は僅かに2点という事もありましたから彼が降板した後の注目は「今日は誰が投げて逆転されるのだろうか?」という事だったかと思います。
来場したファンに気を使って球団は8回が終わった時点で帰宅を促すアナウンスを流すべきとすら思えるほど信頼感の欠片もないブルペンから出てきたのはヘロニモ・フランスア。
恐らくは場内にいた多くのファンはため息を付いたでしょうし、私も試合の視聴を取り止めましたが…これまた3者連続三振という拍子抜けするぐらいの意外過ぎる結果となり、たった一晩で彼は「チームのセーブ王」になりました。
恐らく彼はあまりにも試合の進み具合が早すぎたから自分が投げるイニングが最終回である事を上手い具合に忘れていたのかもしれません。
とはいえ、1番の驚きはこの試合が今季、あまりの投手陣の惨状からもはや見ることはないだろうと思えたチーム初の完封勝利となった事でしょう。
上本崇司がプロ生活で7年ぶりに二塁打を打った事が霞んでしまうぐらいに…。
相手チームの選手やファンにはこんな事を言っては申し訳ありませんが、正直これだけ酷い投手しかいないチームから1点も取れないプロ野球チームがこの世界に存在するなんて思いませんでした。
もっとも、こんな今季の順位がほぼ確定したような状況で今さらそれを見せて一体に何になるのかという疑問もあります。
これが巻き返しのきっかけになると思えるぐらいの期待や機会は既にとっくの昔に通り過ぎたのですから。
まあ、大量得点で負けまくるのが日常のシーズンにあってこんな徒花もあるのでしょう。