08/07(金)○「浮き沈みで跳ねる」(カープ2020)
6回戦(カープ2勝3敗1分)
勝利投手 森下3勝2敗
敗戦投手 青柳4勝2敗
(C)松山3号③
(T)-
打点
(C)松山④ピレラ①羽月③長野②大盛①
(T)近本②中谷①福留①サンズ①
投手
※数字は自責点
(C)森下③-高橋樹也①-島内-一岡-DJ・ジョンソン
(T)青柳⑥-能見-小川②-伊藤③-望月
打線は序盤から松山が4打点を挙げる活躍などで得点しリードを広げる。
先発、森下は中盤に崩れて6イニング4失点でリリーフ陣も失点。
一時、6点差を2点差まで追い上げられるも中盤以降も打線が繋がり11得点で勝利。
プロ初出場初スタメンの羽月は初安打と初打点を挙げ、大盛もプロ初打点。
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前回の神宮球場でのカードで活躍を見せた鈴木誠也や長野久義をスタメンから下げて望んだ2020年の「ピースナイター」。
リリーフ陣も消耗していた状況でしたから、先発の森下暢仁が十二分に試合を作らなければ勝機はほとんどないと思われていた試合でした。
しかし、森下が辛うじてQSを守った程度かつその後のリリーフ陣も当たり外れが多かったにも関わらず勝利する事が出来ました。
鈴木誠也の代役で4番出場となった松山竜平の2017年シーズン終盤を彷彿させるような大活躍を見せて打線が11得点と要所で得点を重ねる事が出来たからです。
もっとも、序盤から6点差を付けた後に2点差まで迫られれて、その後更に7点差を付けても追いすがられるという非常に浮き沈みの激しい試合にもなりましたが…。
ともすれば後味が悪くなりがちなこういう展開の試合で不思議とそれを感じさせなかったのはやはりプロ初出場初スタメンで2安打3打点の大活躍を見せた羽月隆太郎の活躍があったからでしょう。
昨シーズンは高卒新人ながら二軍の主力として活躍を見せてウエスタン・リーグの月間MVPにも輝いた選手ではありますが正直、今日の菊池涼介の代役としての初スタメンに関しては少々時期尚早かと思えました。
しかし、いざ試合に臨めば一打席目からしっかりと犠打を決めると二打席目はバントヒットでプロ初安打と初打点を記録し、更には3打席目には結果的に試合の雌雄を決する事となったプロ初の長打でもある3塁打で2得点と大暴れ。
田中広輔、菊池涼介のいわゆる「タナキク」で3連覇の偉業を達成したものの、その実内野陣の層は大変薄い状況にここ最近は悩まされているカープ。
こういうチーム状況にあってこんな選手がまだ残っていた事に大変驚いています。
今日は、この羽月に続いて先日プロ初安打を記録したばかりの大盛穂も適時打で初打点と非常に新鮮な気持ちになれる出来事が続きました。
コロナウイルスの影響で応援歌が絶えて久しい球場ですが、今日ほど「跳ねろ若鯉」が場内でリフレインされるのがこれほど相応しい日はないかと思えます。