11回戦(カープ6勝4敗1)
勝利投手 福谷1勝1敗
敗戦投手 野村2勝1敗
(C)-
(D)福谷2号②
打点
(C)鈴木誠①
(D)高橋②福田①郡司②ビシエド②
投手
※数字は自責点
(C)野村③-ケムナ①-島内-一岡②-DJ・ジョンソン②
(D)福谷①-岡田-祖父江-福-谷元
先発、野村は4回に集中打を浴び3イニング2/3 3失点でKOされる。
打線は3回まで無安打と、前回に続いて福谷に抑えられ1得点のみ。
終盤にリリーフ陣も打ち込まれ攻守で奮わず惨敗を喫する。
野村は日本人投手としては初登板から176試合連続で先発登板のプロ野球記録を達成。
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シーズン途中からローテーションに復帰して以降、3試合全てでQSを達成してきた野村祐輔は今日の先発で日本人投手としてはプロ野球記録となるプロ初登板から176試合連続で先発登板を達成した試合に華を添える事は出来ませんでした。
それどころか、序盤こそはまずまずの立ち上がりを見せたものの4回に突如崩れて3失点によりイニング途中で降板という最悪の出来。
高橋周平から先制弾を浴びたまでは仕方ありませんが、それからズルズルと打ち込まれたのは何とも残念。
もっとも、過去3年間で二桁勝利を挙げた事もない程度のスタミナのない投手である彼には前回、7イニングを投げ抜いた後での中5日での登板で多くの期待をかけるのは酷というものですから仕方ない部分はあるかと思います。
しかし、これだけ早めに先発投手が降板すると一気に大量失点の可能性が高くなるのが脆弱極まりないリリーフ陣。
案の定、中盤終盤と相次いで失点して一気に試合を壊しました。
ワイルドピッチという自滅により1失点を喫したとはいえ得点圏に走者がいる状態でイニング途中から登板してイニング跨ぎもこなしたケムナ誠はともかく、終盤に無様極まりない投球を見せた一岡竜司とDJ・ジョンソンに関してはもはや次のチャンスを与えて欲しいなどとは毛ほども思えません。
特に、来日初登板以降投球内容も結果もまったく説得力がなく、1、2球投げた時点で「もう早く代えてくれ」という言葉しか出てこないDJ・ジョンソンに関しては事実上の構想外と見なすべきでしょう。
コロナウイルスの影響で新たな助っ人を呼び寄せる事が以上は、同じく構想外同然のテイラー・スコット共々シーズン途中で解雇出来ないのが残念です。
一方で、打線は前回対戦して無失点に抑えられた福谷浩司に3回まで無安打に抑えられるなどまたも手球に取られてしまいました。
結局、4回に鈴木誠也のショボい内野安打による1得点のみに終わり3年ぶりの白星までプレゼントする結果となりました。
カープ戦以外の試合では結果が奮わない投手相手に2試合連続で試合を牛耳られるという打率リーグ首位のチームとしては恥ずべき事でしょう。
改めて、一体このチームは個々の投手に対する対策としてデータ解析や指導をちゃんとやっているのか疑問です。
かつて、ドラゴンズにはやはりカープ戦だけは無敵の強さを誇り多くのカープファンはその名を聞いた途端に顔色が悪くなり嘔吐する八木智哉という投手がいましたが…。
新たな「YAGI」を作らない事を祈るばかりです。