08/12(水)●「9連戦の最後に見えた現実」(カープ2020)
12回戦(カープ6勝5敗1分)
勝利投手 柳2勝2敗
敗戦投手 K・ジョンソン4敗
セーブ投手 R・マルティネス1勝7セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)菊池涼①
(D)高橋周①井領②
投手
※数字は自責点
(C)ジョンソン③-菊池保-薮田-島内-中田
(D)柳①-岡田-R・マルティネス
先発、ジョンソンは中盤で崩れて5イニング1/3を自責点4で降板。
打線は散発4安打の拙攻で終盤に菊池涼介の適時打での1得点のみ。
連日の貧打が響いて連敗で2年ぶりに本拠地での対ドラゴンズ戦カード負け越し。
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9連戦という長丁場は2カード連続の勝ち越しもありこのカード初戦で早々に勝ち越しを決める事が出来ました。
これに関しては上々の結果と言うべきでしょう。
しかし、最終的には連敗で昨年本拠地でわずか2敗しかしなかった相手とのブービー対決を負け越すという結末になり今後の試合も絶望視されるような事態になったのも確かです。
特にこの2試合で僅か2得点に終わった打線の退潮は決定的なものと言って良いでしょう。
なにしろ3年近くの白星から遠ざかっていた投手と、最近まで1ヶ月近くチームから離脱していた投手相手にこの結果なのですから。
一気に大型連勝できるほどの力はもはやこのチームのは存在しない事はわかりきった事実ですが、こうなると逆に次節以降は大型連敗の可能性すら漂います。
そう考えると、恥ずべきことにようやくここに来て見せた今季初の2カード連続勝ち越しに関しても単なる夏場の徒花だったのかもしれません。
先発のクリス・ジョンソンはこれで7試合に先発して勝ち星なし。
昨日も序盤はまずまずの滑り出しだったものの中盤に失点すると6回には完全に集中力が途切れて4失点。
一度ローテーションを飛ばして以降の3試合でQSは僅かに1試合のみという状況で改めて限界説を裏付ける結果になりました。
よく巷間のファンから指摘があるのが「何故、石原慶幸ではなく會澤翼とバッテリーを組ませるのか?」という節ですが正直、ここまで来るとバッテリー云々の問題以前に本人の衰えが最大の原因なのは分かりきった事かと思います。
そもそもキャッチャーが構えた場所にほとんどボールが行かないわけですから、組む相手が石原だったとして結果は同じである事は目に見えています。
これまで多くの勝利を私達に与えてくれたこの偉大なる左腕の今や別人のように変わり果てた姿を毎週見ないといけないのは個人的にも本当に心苦しく彼が登板する度に悲しい気持ちしかもはや湧いてきません。
しかし、これだけ助っ人が大外れで若手が誰も育ってないという末期状態のチームにあって彼が奇跡的に復活するのを祈るしかないのが現状。
改めて「このチームは弱い」という事実を勝ち越した9連戦の最後に見せつけられた思いです。