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カープと趣味の日記

08/21(金)○「ルーキーの好投と『恥知らずの9回』」(カープ2020)

広島東洋カープ7-5読売ジャイアンツ

10回戦(カープ3勝6敗1)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下5勝2敗

敗戦投手 田口2勝3敗

セーブ投手 フランスア1敗5セーブ

 

本塁打

(C)坂倉1号③ピレラ7号①

(G)-

 

打点

(C)西川①ピレラ②坂倉③堂林①

(G)中島①岸田②吉川①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下①島内②フランスア

(G)田口⑥-鍵谷-宮國①

 

先発、森下は初回から安定した投球で、8回1失点で抑える好投。

打線は初回に西川の適時打で先制すると坂倉の3ランなどで一挙5得点。

9回に島内が崩れて4失点を喫するも辛くも逃げ切り連敗を止める。

上本がプロ入り8年目で初の猛打賞を記録。

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前回、9回2死まで準完全試合という素晴らしい投球でプロ入り初の完封勝利を飾った森下暢仁が、今回も素晴らしい投球を見せてくれました。

球威、コントロール、変化球のキレ、緩急といずれも圧巻の内容で、1失点を喫した4回表以外は安定感もあり最終的に8回まで投げ抜いて被安打5与四球1という好投。

前回自身が投げて以降、遠ざかっていた勝利をチームにもたらす事にもなりました。

もっとも勝利という結果に関しては攻守ともに完全崩壊した弱小チームにとっては些末な事でしかないでしょう。

なにしろ、今日の対戦相手は我々を先週ボコボコにした阪神を鎧袖一触し、優勝を事実上決定させている読売。

昨年まで5年連続でカード勝ち越しを決めていた事が遠い過去の話に思えるぐらいに実力差が開きすぎている対戦相手ですから、この試合に関しても興味が湧くのはせいぜい森下の投球だけのものでした。

とはいえ、上記の森下の好投以外にも坂倉将吾の今季1号の3ランなどで一挙5得点と珍しく真面目に得点を取る事に成功した初回や、8回表の西川龍馬による超絶ファインプレーなど見せ場を作り意外にも良い展開に持ち込む事が出来ました。

それだけに「恥知らずの9回」とも呼べる最終回での4失点を見るとやはり森下がマウンドを降りた8回時点で試合が打ち切りであればどれほど良かったかと思えます。

四球にエラーが重なり、4失点を喫してなお、1死しか取れてない時点で逆転負けを覚悟したのは私だけではなかったでしょう。

特に自身プロ入り初の猛打賞に浮かれて舞い上がっていたのか平凡な併殺打コースの打球をあろうことかトンネルした上本崇司は何とも形容し難い物悲しさ。

あれさえなければつつがなく無失点で試合が終わった可能性がある訳ですから「たとえ太陽が西から昇ってもありえない事」と思われていた自身の快挙への喜びも称賛も全て吹き飛ぶぐらいの大失態です。

フラフラになりながらもヘロニモ・フランスアが何とか抑えて本当に良かったとしか言いようがありません。

 

 

上記の通り連敗は止めても最終的には実力差を見せつけられた以上は、先週同様に森下の好投がチームに勢いをもたらすなどとは冗談でも考えないほうが良さそうです。