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カープと趣味の日記

09/03(木) ●「タオルを投げ入れるべき時は来た」(カープ2020)

中日ドラゴンズ6-0広島東洋カープ

15回戦(カープ7勝7敗1分)

ナゴヤドーム

 

勝利投手 福谷3勝2敗

敗戦投手 K・ジョンソン7敗

 

本塁打

(C)-

(D)福田4号①

 

打点

(C)-

(D)福田③ビシエド①高橋周①福谷①

 

投手

※数字は自責点

(C)K・ジョンソン⑤-薮田①-菊池保-矢崎

(D)福谷-祖父江-福

 

先発、K・ジョンソンは初回から失点を重ね4回5失点で試合を作れず。

打線は3度目の対戦の福谷を打ち崩せず今季2度目の無得点。

序盤から攻守で圧倒される惨敗でカード負け越し。

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今季、他チームとの対戦と比してカープ相手には無敵の強さを誇り、これまで2戦対戦して奪えた得点は僅かに1得点という「新・カープだけキラー」こと福谷浩司相手に今日もネギを背負ったカモを撃つかのような楽しそうな投球を許してあわやプロ初完投初完封を許すという投球。

幸運にも不可解極まりない8回表途中での降板で免れる事が出来ましたが、せっかくの栄誉を逃した福谷が降板後に見せた涙は私達にとっては複雑そのものでしょう。

なにしろ泣きたいのはこちらの方なのですから。

昨日、3本塁打に9打点と一昨日喫した今季初の完封負けから一転して素晴らしい結果を見せた打線も、この「天敵」を前にして昨日の事は結局は単なるマグレもしくは偶然だったと思い知らされただけでした。

プロ初スタメンで1番に座った大盛穂が安打を放ち3番に座った坂倉将吾が3安打と活躍を見せはしましたが、すっかり安定的な活躍を見せるのが難しくなった鈴木誠也をはじめ軒並み主軸が低調な出来に終わると意味がありません。

西川龍馬が故障離脱し、堂林翔太も故障して満足に活躍できなくなっている現状ではこの状態はシーズン終了まで続くようにすら思えます。

 

しかし、打線以上に残念なのはクリス・ジョンソン。

前回の登板で久しぶりにQSを達成して立ち直りのきっかけとなればと思いましたが所詮は儚い夢でした。

打たれるためだけにマウンドに上がっているも同然のまったく良いところがない乱調により4回5失点で早々に試合を壊して降板し、これで開幕から7連敗になりました。

これは自身と同じく海外出身投手で沢村賞に輝いたジーン・バッキーと、かつてカープにも所属したデニス・サファテと並ぶ外国人投手としてはプロ野球史上ワースト記録です。

正直、今のチームと本人の状況を考えると次回登板した際にはこの記録を更新するのはほぼ確実かと思います。

残念ですが、もはや限界でしょう。

これまで私を含めて多くのカープファンに数え切れない喜びと希望を与えたうえにチームに多くの栄誉をもたらしてきたこの球団史上最高助っ人のキャリアにそのような汚点を残すべきではありませんし、何より今の彼がマウンドで投げる姿は痛々しいだけで悲しさしか感じません。

ジョンソンの名誉を守る為にも、速やかに彼の1軍登録を抹消したうえで、これまでの彼の功績を讃えて残りのシーズンのどこかで花道になるような機会を球団が作る事を願います。

先発を務められるほどの投手がもはや残っていないというチーム事情や、「何とか1勝だけでも」という本人の強い希望はあるかと思えますが、タオルを投げ入れるべき時は来た…という事です。