17回戦(カープ9勝7敗1分)
勝利投手 野村5勝1敗
敗戦投手 岡野2勝2敗
(C)松山4号②磯村1号①ピレラ9号①
(D)-
打点
(C)ピレラ②松山②磯村①長野②坂倉①大盛①
(D)井領①木下①
投手
※数字は自責点
(C)野村②-菊池保-ケムナ-島内-矢崎
(D)岡野④-ゴンサレス②-藤嶋-山井③
先発、野村祐輔は毎回走者を背負う投球で5回2/3を2失点で降板。
打線は初回にピレラの適時打で先制すると中盤以降も得点を重ねる。
被安打10も、13安打9得点が効いて2連勝で2カードぶりの勝ち越し。
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低迷するチームに追い打ちをかけるかのように、大瀬良大地の右肘手術が公表されてファンに激震が走ったのがこの試合の前の事。
登録抹消直前の投球はどう考えても故障を庇っているようにしか見えない痛々しい姿が見られましたが、今季絶望はおろか来季以降も心配されるような重症ですから大変な衝撃です。
開幕当初からリリーフ陣の不振の煽りで首脳陣が球数を投げすぎさせ過ぎたのが原因という指摘もありますが…今のところはこればかりは不幸な事故としか言いようがないでしょう。
とにかくこの3年連続で最多勝を含む二桁勝利を挙げた主力投手が無事に復帰してくれる事を祈るばかりです。
一方で、試合の方は予想以上に点差を付けての勝利。
昨日に続いて、大盛穂とホセ・ピレラの活躍により先制点を挙げた打線はその後も3本の本塁打を始め打線が終盤まで繋がり続けて先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃で13安打9得点。
大盛とピレラが1番3番に固定された事により、打順がコロコロと変わっていた堂林翔太を下位打線で起用する事も出来て攻撃に厚みが加わった印象です。
特に大盛は3試合連続で1番起用された試合で先頭打者として出塁と、絶好調で昨日もいいましたが非常に見ていて楽しみな選手と言えます。
何とか、大盛も打線もこの調子を維持してくれればもう少しまともな試合は増えるのですが…。
一方で、先発の野村祐輔は不安定な投球に終始した末に、4点差で迎えた6回途中で力尽きて2失点で降板とまたもや援護点を貰いながら「定時退社」ことQSすら守れない「早退」。
9月に入ってからの登板は援護点を貰ってはそれを食いつぶすという体たらくが目立ち、故障した大瀬良や不振のクリス・ジョンソンに代わる活躍どころかいつ抹消されるのか分からない事態です。
やはり、8月終わりの8回2失点は復活の狼煙などではなくローソクが燃え尽きる直前の一瞬の炎の揺らめきに過ぎなかったという事でしょう。
同時に大変残念ですが、大瀬良離脱により、先発ローテーションは既にその体をなしてないという現実を改めて感じさせられます。