15回戦(カープ5勝9敗1分)
東京ドーム
勝利投手 田口5勝3敗
敗戦投手 野村5勝2敗
(C)ピレラ10号②
(G)坂本16号①若林1号①
打点
(C)大城②若林②岡本①
(C)堂林①ピレラ②
投手
※数字は自責点
(C)野村④-島内②-中村恭-菊池保①-中田
(G)田口③-大竹
先発、野村は2回裏に連打で先制を許すと3回裏も失点し3回4失点で降板。
打線は5回以降9回まで走者すら出せない拙攻でピレラの本塁打も空砲。
攻守ともに低調な試合で惨敗しカード3連敗と4連敗。
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私には毎年、8月前後の試合で東京ドームの試合の前には必ず訪れたい場所がありました。
それは第二次世界大戦で命を落としたプロ野球選手たちを慰霊するために建立された「鎮魂の碑」。
今年はコロナウイルスによる影響でここに来られるとは思わなかっただけに本当にありがたい事です。
また、同時にこういう状況に陥ったら思い立ったら球場に行って好きな球団を応援出来るという事を享受できるのは決して当然の事ではないという事を改めて胸に刻んだ次第でもあります。
恒例の参拝も済ませて、球場正面を回ってゲートに向かって歩いていると3塁側場外に入居している飲食店が軒並み閉店に追い込まれている姿が目に付きます。
東京ドームといえば、たんなる野球場であるだけでなく国内外問わずアーティストの公演やイベントなどが開かれる国内屈指のイベントホール。
それだけにこの光景は大変衝撃的でありコロナウイルス蔓延に伴う経済への影響の深刻さを改めて感じます。
また、入場についてもセンサーを使って体温を検知するのは神宮球場とは同じですが、場内での酒類の販売は一切ない他、缶ビールなどの移し替えも取り止めとかなり厳しめの制限。
やはり、上記の通り国内を代表するイベントホールであると共に密閉式の屋内球場である故でしょうか。
また、キャパシティの大きい施設ですが収容制限は他の球場と同じくらいまでしか緩和していない為、他球場と比べても空席が目立つ印象も受けます。
また、コンコースを歩く人の姿も疎らで場内も静か。
もっとも、読売の攻撃時に好機になると流れる応援団の録音音声はまるで田舎のバッティングセンターのようなチープさで、少々閉口しましたが…。
試合は攻守ともにまったく見せ場のないまま惨敗。
先発の野村祐輔は最近の登板だと中盤辺りでバテて打ち込まれる場面が目立ちましたが今回はそれ以前の問題の酷さ。
僅か3イニングで降板させた事を批判的に評論する記事も見かけましたが、これだけ結果も内容も酷い投手を明日が移動日であるにも関わらず4回以降も続投させるのは単なる敗退行為に他ならないでしょう。
その後救援した島内颯太郎も酷い投球を見せて点差も開いて正直、この時点で早く家に帰りたい気持ちしかわいてきませんでした。
それを察してくれてかのように、5回以降は適当にバットを振り回してまるで自動でアウトを生成する機械と化して試合の進行を早める打線…。
唯一の見せ場は試合も決した9回にホセ・ピレラが空砲を放った事ぐらいでしょう。
そもそも、今さらとしか言いようがない「タナキクコンビ」という旧時代の遺物を復活させたうえで売出し中の大盛穂の出場もなく中堅と外国人だけで固めている時点で、試合開始前から何の面白みすら感じられませんでした。
すっかりベンチも選手もやる気を無くしているという姿を見せつけただけのやる価値がまったくない試合。
行った試合が全て良い試合にはなりえない事は長らくファンを続けているだけに良く理解はしていますし仕方がない事ですが、私も含めて今季、例年の半分も球場に行けない中でようやく見られた試合がこれではあまりにも悲しすぎます。
本当に残念です。