22回戦(カープ13勝7敗2分)
勝利投手 遠藤4勝6敗
敗戦投手 石川2勝8敗
セーブ投手 フランスア2勝3敗17セーブ
(C)-
(S)村上25号①村上26号①
打点
(C)會澤①堂林②
(S)村上②
投手
※数字は自責点
(C)遠藤①-ケムナ①-フランスア
(S)石川③-寺島-星-今野-梅野
先発、遠藤は被安打5与四球2も本塁打以外の失点を許さず7回1失点の好投。
打線は初回に押し出しと堂林の適時打で3得点も以降は再三の好機を活かせず。
終盤ケムナが失点し1点差に追い上げられるも辛くも逃げ切り連勝。
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前回登板で久方ぶりのQSをマークしたものの防御率は4点台に加えてWHIPは1.40台でQS率も40%以下かつ投球回数も規定投球回数はおろか100イニングにも満たないという壊滅的な数字が並ぶ遠藤敦志。
これだけ悲惨な数字が並んでも尚、ローテーションを守り続けたのは二軍が今季13連敗を喫した事から分かる通り「代わりに上げる投手がいない」チーム事情ゆえ…という大変後ろ向きな理由しか思い浮かびません。
確かに、プロ入り3年目にして九里亜蓮と共に開幕からローテーションを守り続けたという事実は素晴らしい成果ではありますが…正直、これほどボロボロになるまで投げ続ける事が彼の来季以降の飛躍に繋がるとも到底思えない酷さです。
そんな、結果も内容も散々であるにも関わらずそれでも毎週一軍で先発を務めないといけないという長く辛い苦しみが続いた遠藤の今日の投球は一転してプロ初完投を果たした試合以来の良い結果となりました。
苦手極まりない立ち上がりを無難に乗り切ると、その後は5安打2与四球に1ボークと圧倒的とまで言わないまでも要所を凌いで9奪三振を奪う好投で悲願の4勝目。
残り試合数から恐らく登板機会はあと2回あるかないかと言った状況でこれが出たの事は実に一安心です。
もっとも、それでも上記のように飛躍に繋がるかどうか疑問符がつく事に変わりはありませんが…。
貧打に苦しむ打線は初回に一気に3得点を奪って久しぶりの幸先の良い攻撃を見せたのものそれだけの事でした。
久しぶりに鈴木誠也と松山は連続安打で初回の好機を演出したものの二人共その後はまったく音無しで相変わらず決定的な仕事が出来ていません。
同じくチームが下位に低迷している状況にあってもタイトル獲得に向けて素晴らしい結果を残した相手4番打者とはまさに雲泥の差です。
それにしても…こういうロースコアかつ僅差の試合で逃げ切りを納めるとようやく守りきって勝てたという評価が聞こえそうですが、冗談ではありません。
実際のところは相手の打線の方が無気力で勝っただけでしょう。
実に消化試合でのブービー対決に相応しい不毛な試合だと言えます。